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6/19【全日本】目指すは史上最強外国人タッグ The Endがベルト奪取に自信満々 6・30世界タッグ戦会見

 6・30後楽園大会で世界タッグ選手権試合を争う王者組・諏訪魔&石川修司の暴走大巨人、挑戦者組・パロウ&オディンソンのThe Endが19日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。再来日早々、新合体技を披露するなど進化をみせつけたThe Endは世界タッグ奪取に自信満々で、「俺たちが全日本で史上最強で最高のガイジンタッグチームになる」と宣言した。

 6・18後楽園大会で昨年暮れの『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』以来、6ヵ月ぶりとなる全日マット上陸を果たしたThe End。再来日前からぶち上げていた世界タッグ挑戦が6・30後楽園大会で実現する。

 前夜の後楽園大会では暴走大巨人との前哨戦に敗れたものの、新合体技をいくつも披露して進化の一端をみせつけた。そして試合後には合体パワーボムで諏訪魔と石川をKOして大きなインパクトを残した。再来日の目的は言うまでもなくタッグの頂点。王者組との同席を拒否したThe Endは「昨日の試合で誰がリアルチャンピオンであるかわかっただろ」とパロウが吠えれば、オディンソンも「俺たちはナンバー1タッグチームになるために全日本に来た。世界タッグのベルトをいただいて全日本を支配してやるぜ」と自信満々に宣言した。

 全日マットにはこれまでスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディ、ロード・ウォリアーズといった外国人チームがタッグの頂点に君臨してきた。The Endはそんな歴代チームを超える存在となるつもり。「全日本でベルトを奪ってこのリングを支配する。俺たちが全日本で史上最強で最高のガイジンタッグチームになるんだ。なぜなら俺たちはベストだからだ」と豪語してみせた。

 迎え撃つ暴走大巨人はジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムスを退けた6・2神戸大会でのV1戦に続き、大型外国人タッグを迎え撃つ。一時は外国人への苦手意識に悩まされたが、諏訪魔は「もう今はそんなこと言ってる場合じゃねぇと。気持ちを振り切って正面からぶつかって突破していく」と力強く宣言。The Endという新チームの台頭を看過するつもりはなく、「俺らがその出てくるものに力でみせていかなきゃいけないんだなと思ってるし、そこは俺の中でのこだわり」と出る杭を打つ構えだ。

 石川は前夜の後楽園大会で佐藤光留と岡田佑介がみせた戦いに「改めて引き締まるというか、強敵ですけど負けられないなと。当たり前なんですけど、一生懸命戦っていかなきゃいけないと改めて思った」と刺激を受けた。「改めて個々の力も強いし、コンビネーションもいろんな技を持ってるなと思った」とThe Endに対する警戒をさらに強めているものの、「気持ちをまた改めてというか一生懸命プロレスをしていきたい思いなんで、そのためにこのベルトが必要なんで渡すわけにいかない」とタッグの至宝死守を誓っていた。

【会見の模様】
▼諏訪魔「外国人との防衛戦が続くんだなっていう形ですね。苦手意識どうこうというのが少し前にあったんだけど、もう今はそんなこと言ってる場合じゃねぇと。気持ちを振り切って正面からぶつかって突破していくっていう目標が明確に見えてるんで。今回のThe Endとの防衛戦、必ず勝って、また次のステップにいきたいなと思ってます」

▼石川「昨日、前哨戦で戦って、改めて個々の力も強いし、コンビネーションもいろんな技を持ってるなと思ったんですけど、メインの光留選手と岡田の戦いをセコンドついてみていて、改めて引き締まるというか、強敵ですけど負けられないなと。当たり前なんですけど、一生懸命戦っていかなきゃいけないと改めて思ったんで、諏訪魔選手とこのベルトを守って、暴走大巨人をもう一段階上のレベルにいきたいなと思います」

――昨日の前哨戦は勝ったとはいえ試合後に合体技でKOされたが警戒心を増したのでは?

▼諏訪魔「あのパワー、脅威ですよね。凄ぇ昨日なんて久々出てきたから気合入ってるし、何だコノヤローって俺も思ったよね昨日やってみて。挙句の果てに最後ああいうことやってくるわけで、許せないなというのがありますね。何か知らないけど、プライドみたいなものを感じるし、逆にそのプライドが変な方に行ったら調子乗ってるなとも思うし。ここは全日本プロレスに暴走大巨人がいるんだぞっていうのを証明したいなと思いますね」

▼石川「個々の力も改めてあるなと感じたし、昨日そんな長い試合時間じゃなかったと思うんですけど、その中でも連係、パロウを担いで相手に落としたりとか、結構ダメージが大きそうなコンビネーション技もいっぱい持ってるなと改めて思ったんで。危険な相手だなと思ったし、何よりお客さんもだいぶThe End支持してるのがわかったんですけど、はい、そうですかと、そう簡単にベルト渡すわけにいかないんで。さっき言ったとおり、気持ちをまた改めてというか一生懸命プロレスをしていきたい思いなんで、そのためにこのベルトが必要なんで渡すわけにいかないと思います」

――The Endは新合体技をみせたり進化している印象を受けたが?

▼諏訪魔「石川選手が言った通りだと思うよ。石川選手が冷静に分析してくれてるんでね。俺らどういうふうに対応しようかというのを考えられるし、俺自身はあの二人に対しては勢いをこっちがより上回ったものをぶつけてやろうかなと思ってし、試合を常に支配することに集中したいと思う今回は。いかに俺も石川選手もパフォーマンスを競うかというところに、勝利の光というかね、そういうのが見えてくるんじゃないかなと思いますよ」

――あれだけの脅威をみせられても恐怖心はない?

▼石川「その前にジョーとディランとやってるんで、逆に外国人チームと続いてるってことで、慣れじゃないけど、そういう苦手意識っていうのは少し薄れてるのかもしれないですけどね。連係とかやったことない技をみせてくるんで、そういう意味でもしかしたらまだ引き出しがもっとあるかもしれないんでね。まだ前哨戦があるので、そこでみせられるのか、当日まで隠してくるのかわからないですけど、そういう怖さは確かにありますね」

▼諏訪魔「一緒だね。ただ、The Endの二人って、全日本プロレスは若い奴らがいっぱい出てきてるよね。その中でも外国人という枠を見てみるとさ、ジョーディランもいるけど、また新しいのが出てきてるわけで、やっぱし俺らがその出てくるものに力でみせていかなきゃいけないんだなと思ってるし、そこは俺の中でのこだわりですね。何としても新しく出てきたものを押さえると」

――The Endは過去の外国人タッグを超えるナンバー1タッグチームになると宣言していたが?

▼諏訪魔「向こうもたぶん今の状況というのを、俺らが新しく出てきてるんだと意識した発言だと思うんでね。当然、新しく出てきたものに対しては、こっちも絶対押さえるものが出てくるわけだから。そこで戦いが生まれてくるわけで、そこは意地と意地のぶつかり合いになるんじゃないかなって思うんで、俺自身は本気でいきたいと思います」

▼石川「そういうギラギラした外国人の方がやっぱり激しい戦いになると思うんで、その戦いを通じて全日本プロレスの面白さを広められると思うんでね。彼らがそういうギラついてきてもらった方が我々もまだまだギラつくんで、ギラつき同士で戦って、こっちが全盛期と証明したいと思います」


【会見の模様】
▼オディンソン「俺たちはナンバー1タッグチームになるために全日本に来た。世界タッグのベルトをいただいて全日本を支配してやるぜ」

▼パロウ「意気込みだと? 俺たちが最高のタッグだってことを証明してやるよ」

――半年ぶりに日本に帰ってきてどんな気分?

▼パロウ「全日本に歴史を残すべく昨日メッセージを発信した。昨日の試合で誰がリアルチャンピオンであるかわかっただろ」

▼オディンソン「誰が相手であろうと倒す。俺たちは全てのベルトを狙っていくぞ」

――新合体技を披露していたが、自分たちの進化を実感している?

▼パロウ「俺たちは常に何ができるか考えているんだ。そして、どんな場面でも対応できるように、これからも進化し続ける。俺たちは誰でも倒すことができる。それが重要だ」

▼オディンソン「俺がタッグパートナーを武器にしているんだ。相手に投げつけてダメージを与える。数々の合体技を使って勝利を重ねてきた。それが俺たちThe Endだ」

――諏訪魔&石川をKOし、世界タッグを獲る自信も深まったのでは?

▼パロウ「わかりきったことを聞くな。俺たちはチャンピオンだ。昨日それを証明したばかりだろう。バカげたことを聞かないでくれ」

▼オディンソン「俺たちのようなチームはこれまでいなかっただろう。俺たちがベルトを挙げて奴らを見下ろしたのが全てだ」

――スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディを筆頭とする過去の歴代外国人タッグチームを超える自信は?

▼パロウ「俺たちは今までの全日本にはいなかったタッグチームだ。俺たちは世界中でベルトを巻いてきた。そして今度は全日本でベルトを奪ってこのリングを支配する。俺たちが全日本で史上最強で最高のガイジンタッグチームになるんだ。なぜなら俺たちはベストだからだ。日本はもちろん、イングランド、アメリカ、メキシコ、どの国であろうと同じことだ。The End is here」

▼オディンソン「ここに来た理由はただ一つ。今現在、俺たちがベストチームだってことを証明するためだ」

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