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6/29【WWE】ロリンズ&AJが圧巻の必殺技リレーで日本公演締め

『WWE Live Tokyo』東京・両国国技館(2019年6月29日)
○セス・ロリンズ&AJスタイルズ&ブラウン・ストローマンvsボビー・ラシェリー&ドリュー・マッキンタイア&バロン・コービン×

 AJのフェノメナールファアーム→ロリンズのカーブストンプという圧巻の必殺技リレーがさく裂。ロウのリングではライバル関係にある2人がコービンを撃破して日本公演を締めた。

 昨日(28日)の両国大会で中邑真輔を下し、WWEユニバーサル王座を死守したロリンズが、5月19日に開催されたPPV『マネー・イン・ザ・バンク』でベルトを争ったばかりのAJと合体。ストローマンを加えたトリオで、ラシェリー&マッキンタイア&コービン組を迎え撃った。

 5月のPPVではクリーンファイトでせめぎ合ったロリンズとAJに声援が集中するが、それに不快感をあらわにしたのがヒールトリオ。ロリンズに照準を絞り、我先にとリングに飛び込んでは暴行し続けた。

 嫌な展開を怪力のストローマンが変える。圧倒的なパワーを武器に相手チームをナデ斬りに。ラシェリー&マッキンタイアに串刺しラリアットを浴びせると、背後から襲いかかってきたコービンに突進。場外を逃げ惑うコービンを追いかけながら、ラシェリーらをショルダータックルで吹き飛ばした。

 ストローマンがコーナーへの激突を誘われると、一転して守勢を強いられ、一方的な展開となったが、ロリンズが活路を開く。トペスイシーダやスリングブレイドなどをアグレッシブにお見舞いして3人を圧倒すると、コービンにはトラースキックを一閃。必殺のカーブストンプは不発に終わり、コービンの旋回式バックドロップを食らってしまったものの、隙を突くスクールボーイで幻惑し、ジャンピングハイキックで蹴り倒した。

 ライバルのロリンズに負けてたまるかと、タッチをもらったAJも奮闘。ラシェリーを打撃戦で圧倒し、ドロップキックや串刺しジャンピングエルボー、スライディングエルボーで畳みかけ、カーフクラッシャーでギブアップ寸前まで追い詰めた。マッキンタイアが引き離しにかかったが、ストローマンがオクラホマスタンピートで返り討ち。ラシェリーのスピアー、ロリンズのトラースキックが連鎖してリング上は混戦模様に。

 試合権のあるAJはコービンの腕を使って逆上がりし、上手く自陣に連れ込むと、ロリンズにタッチを渡す。そして、ロリンズのスワンダイブ式ジャンピングニーがクリーンヒットすると、AJも続いてダイブし、必殺のフェノメナールファアームがさく裂。間髪入れずにロリンズがカーブストンプを繰り出し、圧巻の必殺技リレーでコービンから3カウントをもぎ取った。

 日本公演を快勝で締めくくったロリンズ&AJ&ストローマンは勝ち名乗りをあげると、笑顔を覗かせる。レフェリーを加えた4人で四方の客席に頭を下げると、日本のファンとの別れを惜しむように、いつまでも歓声に応えていた。

プロ格 情報局