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7/1【全日本】宮原が三冠V6戦での「ゼウスvs崔」勝者迎撃に自信 下半期突入で2019年MVP視野に

 三冠ヘビー級王者・宮原健斗が1日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。6・30後楽園大会でヨシタツを下し、5度目の防衛を果たした最高男は7・28大阪大会で「ゼウスvs崔領二」の勝者を迎え撃つV6戦が決まり、「7月も変わらず宮原健斗の全力疾走で行けば、いいものが生まれてくる」と自信満々。三冠王者として下半期に突入し、2019年MVPを見据えた。

 6・30後楽園大会の三冠戦は白熱した激闘となった。ヨシケン対決を制したのは王者・宮原。V5を達成した試合後、ゼウスと崔が同時に現れて挑戦を意思表示し、7・10後楽園大会で組まれた両者の一騎打ちが次期挑戦者決定戦に決定。宮原はその勝者を7・28大阪大会で迎え撃つことになった。

 二人がV5後のリングに現れ、乱闘を繰り広げていた時、宮原は「二人の世界観を崩すべきじゃないと思ったので、あの空間には僕が入る隙間はないなと思って、その場で判断して交わりませんでした」と距離を置いて見守った。その時にゼウスと崔から感じたのは覚悟。「僕自身、面白くない状況を作られた」との感情を抱く一方で、「宮原タイムを壊すだけの覚悟がある二人の戦いでしょうからね。その勝った方がくると。僕はどっちでも受けて立ちます」と決意した。

 二人の挑戦表明と乱闘によって妨害された形となったが、最後はしっかり最高マイクで締め。「そのあとの僕のマイクの素晴らしさを皆さん堪能いただいたと思うんですけどね。あの大乱闘が2分ぐらいで忘れられましたからね」と豪語する宮原は「また一つ宮原健斗がワールドフェイマスを倒したことによってレベルアップしたかな」と実感。V6戦へ向けて「7月も変わらず宮原健斗の全力疾走で行けば、いいものが生まれてくる」と自信をのぞかせた。

 この日から2019年下半期に突入。それを三冠王者として迎えた宮原が見据えるのはズバリMVPだ。「下半期も俺が全日本プロレスのシンボルだと世の中に打って出たい」と豪語した最高男は「防衛を重ねるということで周りにいろんなものが生まれていると思うんで、防衛ロードを歩くのが一番」と確信。そのためにもV6戦を何としても突破する。

【会見の模様】
▼宮原「まずは昨日の6月30日、何とかV5を達成して、会場で最高のご声援を送って下さった皆様、全日本プロレスTVその他、テレビの前で応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげでV5を達成して、また一つ宮原健斗がワールドフェイマスを倒したことによってレベルアップしたかなと思っております」

――7・10後楽園でゼウスvs崔の挑戦者決定戦が決まったが?

▼宮原「試合後にああやって因縁のある二人が上がってきて、ホントに大乱闘の一歩手前の状況を防衛果たした男の前でやるということでね。僕自身、面白くない状況を作られたのがあるし、宮原タイムを邪魔するってことはそれだけの覚悟があの二人にあるんだろうし。7月10日の試合は期待してますし。宮原タイムを壊すだけの覚悟がある二人の戦いでしょうからね。その勝った方がくると。僕はどっちでも受けて立ちます」

――6・30後楽園で防衛してシンボルになると宣言していたが手応えは?

▼宮原「シンボルというのはね、僕が決めることじゃなくて周りのファンの皆様やマスコミの皆様が決めてくれればいいかなと思ってますし。全日本プロレスは宮原健斗がいれば自ずとシンボルは宮原健斗にならざるを得ないと思いますし、僕がシンボル獲っちゃうと思うんですけどね。下半期も俺が全日本プロレスのシンボルだと世の中に打って出たいと思います」

――ヨシタツと3度目の一騎打ちとなったが、初めて三冠ベルトをかけて戦った印象は?

▼宮原「三冠が決まってからの、その日の当日に向かっての持っていき方ですね。ああやってファンを取り込んだり巻き込んだり、当日、ああいう顔にペイントしてたり、応援ボードっていうものでファンを取り巻くというのはさすがですよね。それは僕も盗みたい部分であるし、やっぱり僕らの商売っていうのはいろんな人を巻き込んで、見てる人を巻き込むのがプロですからね。昨日の試合後も言いましたけど、いろいろレベルの高い場所でやってきた人じゃなきゃああいう発想にはならないと思いますね。素晴らしい選手だと思います。改めて思いました」

――7・10後楽園で挑戦者決定戦を争う二人とはこれまで三冠をかけて戦ってきたが印象は?

▼宮原「どっちが来るかまだ決まってないんで、それは7月10日以降に語らせてもらいますよ」

――挑戦者としてどちらも不足なしと?

▼宮原「リング上に上がってくる覚悟があるってことですからね。あの宮原タイムの時にリング上に上がるというのはよっぽどの勇気が、覚悟がいることだと思うんで」

――乱闘を一歩下がってみていたが、どんな気持ちだった?

▼宮原「ちょっとこれは二人の世界観が出来上がっていたので、これは僕が触れても、試合後のダメージもあったんで、それだけ立ち上がれないのもありましたけど、二人の世界観を崩すべきじゃないと思ったので、あの空間には僕が入る隙間はないなと思って、その場で判断して交わりませんでした。その宮原タイムに入ってきて、いろんな映像で彼らが見返したかわかりませんけど、そのあとの僕のマイクの巻き返しの素晴らしさ。それを彼らはどうとらえるか、そこですよ。そこまで頭が回るか回らないか。そのあとの僕のマイクの素晴らしさを皆さん堪能いただいたと思うんですけどね。あの大乱闘が2分ぐらいで忘れられましたからね。それを彼らは7月10日の勝者はどのような気持ちでTVをみたのか。まぁ、それが宮原健斗という存在なんでしょうね」

――昨日で上半期が終わり、三冠王者として下半期に突入したが展望は?

▼宮原「しつこいぐらい毎日MVP、MVPって言ってますけどね、タイトルマッチのあとに。まだまだ上半期は終わったばかりですからね。そして今日から7月。7月も変わらず宮原健斗の全力疾走で行けば、いいものが生まれてくると思います」

――MVPに向けて具体的にやりたいことは?

▼宮原「それはね、防衛を重ねるということで周りにいろんなものが生まれていると思うんで、防衛ロードを歩くのが一番ですね。僕に義務づけられたことです」

――世間への発信としては?

▼宮原「僕がプロレスラーをしていれば、世間は宮原健斗に釘づけですから。世の中が今、この業界は宮原健斗が気になってしょうがないんですよ。僕それ感じてますから。気になってしょうがない人でまだ見てない人もいるから、それを下半期で形にできればと思ってますね。ただ、おそらく今、業界で一番気にかけられてるのは僕ですよ。昨日も初めて観ました、初めて全日本プロレスの会場に来ましたって、そういう声を僕は実際にサイン会とかで聞いてるし、そういう人が毎回多いんで、やっぱり宮原健斗が持ってる求心力で来てるんじゃないですかね、そういう方たちは」