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7/8【JUST TAP OUT】舞華が因縁の雫撃破 9・24後楽園で念願の林下詩美戦決定

『プロフェッショナルレスリングJUST TAP OUT旗揚げ戦「始」』
東京・後楽園ホール(2019年7月8日)
○舞華vs雫有希×

 舞華が因縁の雫を撃破。試合後、来場していたスターダムの林下詩美との対戦を改めてアピールし、9・24後楽園での対戦が決定的となった。

 舞華はタカタイチマニア5・7後楽園でデビュー。柔道殺法を武器に、いきなり下田美馬を破る大番狂わせを巻き起こした。試合後、舞華はスターダム所属の林下との対戦をアピールしたが、そこで雫が立ち塞がり、「お前の希望なんて聞かねえよ。次は私が相手だよ」と対戦に名乗り。そこで、旗揚げ戦のセミファイナルで一騎打ちが組まれた。

 対戦カード決定後も様々な場でぶつかり、遺恨を深めた2人の一戦は、序盤からキャリアで勝る雫がパワーを活かしてリード。フルネルソンや腕固めで長時間絞め上げると、背中にニードロップを投下する。

 舞華はエルボー合戦に持ち込むと、カウンターの一本背負いで逆襲に転じる。巴投げなどを挟みつつ、腕ひしぎ逆十字固めや腕固めで左腕を絞めに絞めた。雫も延髄ラリアットや串刺しラリアットなどパワフルな攻撃で巻き返したものの、動きが単調になったところで舞華は脇固めで切り返す。

 だが、雫はすぐに振り払って腕固めで逆転。舞華が反撃を試みても、強烈なビンタと顔面ストンピングで黙らせた。だが、これでキレた舞華は「オラ! オラ!」と胸板にハンマーパンチを乱射し、払い腰や一本背負い、大外刈りなど柔道の投げ技を連発した。

 それでも沈まない雫はラリアットを突き刺し、腕狙いを継続するも、舞華も腕ひしぎにこだわって絞め続ける。ロープエスケープを目指す雫を強引に立たせると、大外刈りから舞華カッター(クロスアーム式大外刈り)をズバリ。因縁の雫を撃破した。

 試合後、マイクを持った舞華は「雫さん、デビュー戦から2ヵ月間、いろんなことが起きました。いろんな感情になりました。そのおかげで私はここまで成長できました。これもあなたのおかげだと思います。またいつかケンカしたいと思う時が来れば、いつでも相手してあげます」と上から目線ながらも雫に感謝の言葉をかける。雫もそれを受け入れて、遺恨清算となった。

 雫が去っていくと、舞華は「無事に勝つことができました。これで例のデビュー戦当時からやりたかった人とやれるってことで大丈夫ですかね? おこがましい話があるんですけど、SNS上で林下詩美さんを呼んでましたが、返事は来てませんでした。一応確認しておきます。詩美さん来てますか? 来てたらリング上に上がってきてください」と呼びかけた。

 すると、客席で観戦していた林下がリングイン。「皆さん、初めましてスターダムの林下詩美です。SNSで今日この会場に誘っていただいてありがとうございます。私は今、3つのベルトを持っていて、次の防衛戦も決まっていて、とても忙しいので、正直あなたに興味はないですけど」と最初は斬り捨てたものの、「いろんな場所で私の名前を出していただいて、そんなに戦いたいなら、勝負を受けてあげていいですよ」と最終的に対戦を受諾した。すると、舞華は握手で返答。「代表、これは勝手に私が決めちゃっていいですか? 9月24日、ここ後楽園ホールで、林下詩美さんと戦いたいと思います。次も必ず私が勝ちます」と勝手に対戦カード決定を断言した。試合後、TAKAみちのく代表がスターダムサイドと交渉し、最終的に対戦が確定した。

【試合後の舞華】
――デビュー2戦目にして雫選手に勝利したが?

▼舞華「本当に負けたくないっていう気持ちを、Twitter上でも、いろんなところでも言われてきてますんで。邪魔もたくさん。記者会見に2回も乗り込んできたり、道場に行ったり来たり、いろんなことをされてきたので、それをぶつけられたかなと思います」

――戦った印象は?

▼舞華「隙あらば関節でも何でも狙って勝ちにいこうとしたんですけど、あの重さと気迫と私以上の負けん気の強さと。想像していたよりも強い相手でした」

――林下選手が来場したが?

▼舞華「Twitter上で来てくださいというコメントをしていました。まさか今日、本当に来てくれるとは思わなかったんですけど、来たからには次の9月24日、戦いたいと思います」

――旗揚げしたことについては?

▼舞華「Twitter上でも結構言っているんですけど、私が引っ張っていこうと。このJUST TAP OUTの人たちみんなを引っ張っていこうと。私が突っ切っていくしかないっていう気持ちでいっぱいです。盛り上げていこうと思います」

【林下の話】
▼林下「まあ、今日はこの前、SNSのほうで舞華さんから直接今日の旗揚げ戦にお誘いいただいていて。私は忙しかったんですけど、その合間を縫って、今日は試合を見に来させていただいて。舞華さんはデビュー戦に引き続いて今日も勝ってたみたいで、何度も何度も私の名前を出していて、そんなに戦いたいなら、戦ってあげてもいいかなと思って、今日はお返事をしに来ました。実際、今日試合を見ていて、同じ柔道をしていた者として、柔道で私は負けているところがもしかしたらあるかもしれないですけど、先にデビューした先輩として、プロレスの厳しさというのを私が教えてあげたいなと思います」

――試合を見て、忙しい合間を縫って来た価値はあった?

▼林下「あの人がデビューする前から私の名前を出していたのは聞いてたんですけど、今日実際に試合を見ていて、次に9月、あの人が勝手に試合を決めたんですけど、その頃までにもう少しせめて私の暇つぶし相手になるぐらいには成長していてほしいなと思いました」

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