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7/18【新日本】同門対決で大熱戦 EVILがSANADAに2年越し雪辱

『HEIWA Presents G1 CLIMAX 29』東京・後楽園ホール(2019年7月18日)
Aブロック公式戦 ○EVILvsSANADA×

 EVILがAブロック公式戦でSANADAを破って2勝目。“ロス・インゴ同門対決"で大熱戦を展開したうえで、2年越しの雪辱を果たした。

 “個人闘争"のG1。EVILとSANADAの“ロス・インゴ同門対決"が約2年ぶりに実現した。前回も同時期後楽園のG1公式戦が舞台。軍配はSANADAに上がっていた。

 のっけからノンストップの大熱戦。SANADAがいきなりドロップキック連発からのラウンディング・ボディプレスを狙ったものの、EVILもさせじ。逆にパラダイスロックとスコーピオンデスロックの切り返し合戦に発展するや、なんとEVILが逆パラダイスロックでSANADAを梱包して見せ場を作ってみせる。

 そのままEVILが押し込んだものの、SANADAもヒザ殺しに活路。カウンターの低空ドロップキックで流れを変えるや、ロープを使ったパラダイスロックでヒザを固めながら報復だ。ならばとEVILも腰攻めで反撃。サイドバスター式のバックブリーカーを端緒にレフェリーを使った“ひとり"マジックキラーまで繰り出し、コーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターも豪快に決めて必殺のEVILを狙う。

 SANADAもすかさずSkull Endで切り返しにかかったものの、EVILも“逆"Skull End狙いで切り返す。ところが譲らぬSANADAもさらに切り返して“逆"EVIL発射に成功。場内が大きくどよめくなか、ラウンディングボディプレスで仕留めにかかった。

 EVILも剣山で撃墜しての首固めで丸め込んで流れをリセット。そのまま両者は同門対決とは思えぬ感情的な打撃戦を展開し、EVILが頭突きやダブルチョップで競り勝ちかけたものの、SANADAもラリアットを避けてのタイガースープレックスホールドをズバリ。肩を上げられても“ぶん回し"からのSkull Endを狙う。

 だが、EVILも再び首固めで切り返して阻止。SANADAのローリングエルボーも仁王立ちで受け止めると、逆に豪快なラリアットで正面突破だ。さらにはダークネスフォールズからこん身のラリアットを連発。SANADAも肩を上げ続けて場内も熱気充満となったものの、最後は今度こそのEVILでねじ伏せて熱闘に終止符が打たれた。

 タッグパートナーでもある相棒相手に、大熱戦をつむいだうえで2年越しの雪辱勝利。戦い終えてようやくグータッチを“解禁"してSANADAとの結束を確かめあった。バックステージでは「この試合が決まってから、何が何でも勝ちたかった」と明かしたうえで「これがEVIL、SANADAのプロレスだ」と胸を張った。

 これで2勝目。「俺は誰とも比べようのない唯一無二の道を歩んでんだよ。それでテッペン獲るんだよ。誰にも文句は言わせねえぞ。よく覚えとけ!」。値千金の1勝で加速したEVILが今年こそ真夏の祭典を闇に染め上げるか。

【EVILの話】「この試合が決まってから、何が何でも勝ちたかった。SANADAがスゲエのは俺が言わなくてもわかっていると思うけど、組んでる俺が一番スゲエってことをわかってるよ。これがEVIL-SANADAのプロレスだ。それともう1つ。俺は誰とも比べようのない唯一無二の道を歩んでんだよ。それでテッペン獲るんだよ。誰にも文句は言わせねえぞ。よく覚えとけ!」

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