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7/24【全日本】「俺はせっかちだからね」 宮原がゼウスに一夜明けリベンジ

『2019 SUMMER ACTION SERIES〜九州北部豪雨復興応援佐賀大会〜』佐賀・ホテルマリターレ創世 佐賀 East Court(ホテル館)4F大宴会場(2019年7月24日)
○宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬vsジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムス&ゼウス×

 せっかち王者・宮原が直接敗戦から一夜明け、ゼウスにリベンジを遂げ、戦況をイーブンに戻した。

 7・28大阪大会での三冠戦へ向けた前哨戦が現在展開中。前夜の小倉大会では挑戦者・ゼウスが王者・宮原から直接勝利を奪って追い風を吹かせた。一夜明けたこの日、両者が再激突。さっそく王者が逆襲に転じた。

 この日も宮原とゼウスは激しいせめぎ合いでしのぎを削った。先発で向き合った際は宮原がフロントハイキック、ゼウスがショルダータックルを打ち合って互角。終盤に訪れた再激突では、宮原がフロントハイキック、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃で流れを作った。さらに串刺しジャンピングエルボー、ノーザンライトスープレックスで攻め込むと、ヨシタツと青柳の援護射撃を受け、串刺しブラックアウトも突き刺した。

 だが、ゼウスもこのままでは終わらない。フライングバイセップスエクスプロージョンで反撃ののろしを上げると、逆にジョーとディランの援護射撃を得て、雪崩式ブレーンバスターを敢行。意地で立ち上がった宮原もフロントハイキックで反撃したが、ブラックアウトをキャッチしたゼウスがバイセップスエクスプロージョンを連発し、一気にジャックハマーの構えに入った。

 小倉と全く同じ展開となったが、宮原もこれを食い止めると、ブラックアウトを連射して逆襲。動きが止まったゼウスをシャットダウン・スープレックス・ホールドで引っこ抜いて3カウントを奪った。

 敗戦から一夜明け、宮原がゼウスに直接雪辱を遂げた。戦況をイーブンに戻した形の最高男は「俺はせっかちだからね。すぐに獲り返さないと次のステップにいけないんだ。俺はせっかちなチャンピオンだから待っていられないんだ。昨日獲られたから今日獲った。それまでだ」と当然の結果と言わんばかり。いずれにせよ、劣勢を即座に逆転するあたりは、どんなに攻め込まれても最後は勝利してみせる宮原のファイトスタイルを象徴するかのようだった。

 いよいよ大阪決戦が4日後に迫ってきた。前哨戦は前日の7・27大阪を残すのみ。「大阪よ、宮原健斗とゼウス、どっちを支持する? 俺にとってアウェーになるのか、ならないのか。それは大阪の会場に集まるファンの皆様のみぞ知るところだ。さぁ、どっちを支持する?」。そうファンに問いかけた宮原だが、「全国がホーム」を自負するこの男は、どんな状況になろうと至宝ベルトを守り抜く。

【宮原の話】「よっしゃ! ついに昨日獲られた借りを今日返した。俺はせっかちだからね。すぐに獲り返さないと次のステップにいけないんだ。俺はせっかちなチャンピオンだから待っていられないんだ。昨日獲られたから今日獲った。それまでだ。さぁ! あと残すは広島、大阪。全日本プロレスの夏、あと残すところ広島と大阪だ。大阪、大阪よ、宮原健斗とゼウス、どっちを支持する? 俺にとってアウェーになるのか、ならないのか。それは大阪の会場に集まるファンの皆様のみぞ知るところだ。さぁ、どっちを支持する?」

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