プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

7/24【全日本】Sweeper痛恨2敗目 SOSが望みつないで最終公式戦へ

『2019 SUMMER ACTION SERIES〜九州北部豪雨復興応援佐賀大会〜』佐賀・ホテルマリターレ創世 佐賀 East Court(ホテル館)4F大宴会場(2019年7月24日)
「2019 Jr.TAG BATTLE OF GLORY』公式戦=○ツトム オースギ&バナナ千賀vs岩本煌史&佐藤恵一×

 SOSが岩本&恵一を熱戦の末に撃破して2勝目。決勝進出の望みを残して最後の公式戦を迎えることになった。

 出場チーム中、屈指のタッグ歴を誇るオースギ&千賀のSOSだが、ここまで1勝2敗とまさかの黒星先行で終盤戦を迎えた。

 4戦目となったこの日の相手は岩本&恵一のSweeper。ドロップキックの同時発射で先手を取ったまではよかったが、千賀がSweeperのダブルバックエルボーで動きを止められ、首攻めに苦もん。延髄斬りで岩本に反撃すると、オースギが飛びつきアームホイップやコルバタで巻き返したが、ニーアッパーを食らって失速。主導権を握れない展開が続いた。

 それでも千賀がダブルブレーンバスターを阻止し、リバースネックブリーカーの体勢に入ると、オースギがダイビングフェースクラッシャーで飛びつく合体技をズバリと決めて流れを引き寄せた。トペコンヒーロを同時に発射して攻勢を続け、オースギが岩本にラリアットを叩き込まれた瞬間、恵一にジャックナイフで丸め込まれるピンチもあったが、これをしのぐと恵一のストゥーカスプラッシュを自爆させてラ・マヒストラルに持ち込んだ。恵一が2カウントで返したところに千賀がトラースキックをぶち込む援護射撃に出ると、再びオースギが丸め込んで3カウントを奪った。、

 苦戦の末にSOSがSweeperを撃破して2勝目。勝ち点を4に伸ばし、優勝戦線に生き残った。残る公式戦は7・27大阪の北斗&アキラ戦のみ。他チームの状況次第だが、決勝進出の可能性を残すには勝利しかない。「どんな状況でも俺たち勝てるんだ」とチーム力を誇ったオースギは「他の(得点が)いい奴が負けて俺らが勝ちゃいけるんだろ」と決勝の舞台を見据え、千賀も「3勝にすればとりあえずラインはいけると思う」と呼応した。

 一方、岩本&恵一は痛恨といえる2敗目を喫して黒星先行。残る公式戦は7・25広島の丸山&めんそーれ戦、7・27大阪のKagetora&サンタマリアの2試合で、残り全勝が義務づけられる状況となった。「SOSやっぱ凄ぇわ。長年タッグ組んできてるチームワーク凄ぇわ。分断したと思ったんですけどね」とSOSのチーム力に舌を巻いた岩本は「他力本願か。自力での優勝はもう無理なんだ。悔しい」と唇をかむしかない。それでも「あきらめない。明日、明日勝たないと大阪での戦う意味すらなくなってしまうんで。絶対明日、今日のうちに切り替えて獲りにいく」と4戦目へ向けて必勝を誓っていた。

【試合後のオースギ&千賀】
▼オースギ「よっしゃ」

▼千賀「よかった!」

▼オースギ「見たか、お前ら。負けると思ってただろ?」

▼千賀「俺が思ってたわ。お前がスプラッシュでやられとったのよけたから」

▼オースギ「よけたら助けてくれるんだ。わかったか。どんな状況でも俺たち勝てるんだ」

▼千賀「1個勝ったから、あと1個大阪だよ」

▼オースギ「あと1個勝ったらいけるでしょ?」

▼千賀「いけるかいけないかじゃない?」

▼オースギ「他のいい奴が負けて俺らが勝ちゃいけるんだろ」

▼千賀「3勝にすればとりあえずラインはいけると思うから。(甲高い声で)でも俺は勝てると思ってた。ありがとう!」

▼オースギ「ありがとう!」


【試合後の岩本&恵一】
▼岩本「クソ。これで2敗か。俺が負けて恵一が負けた。優勝の可能性ってまだありますか? 他力本願か。自力での優勝はもう無理なんだ。悔しい、悔しいな。ただ、SOSやっぱ凄ぇわ。長年タッグ組んできてるチームワーク凄ぇわ。分断したと思ったんですけどね。でもあきらめない。明日、明日勝たないと大阪での戦う意味すらなくなってしまうんで。絶対明日、今日のうちに切り替えて獲りにいこう」

▼恵一「全日本プロレスノドのユニットにもないタッグチーム力、一歩及ばずで済まされないからね、このリーグ戦。でもいつかは必ずリベンジをしなくちゃいけない。SOSは10回やったら5勝5敗、いや6勝4敗だ」

▼岩本「強い。今日はプラスに捉えて、勉強になった」

プロ格 情報局