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7/25【全日本】丸めん初黒星 岩本&恵一「紙一重」の2勝目で生き残った

『2019 SUMMER ACTION SERIES』広島・JMSアステールプラザ多目的スタジオ(2019年7月25日)
「2019 Jr.TAG BATTLE OF GLORY」公式戦=○岩本煌史&佐藤恵一vs丸山敦&ブラックめんそーれ×

 首位の丸山&めんそーれがついに初黒星。岩本&恵一が「紙一重」で2勝目を挙げ、優勝戦線に生き残った。

 ここまで1勝2敗と黒星先行で終盤戦を迎えたSweeper。負ければ絶望的となる状況で単独首位・丸山&めんそーれとの4戦目を迎えた。

 Sweeperを待っていたのは苦闘。序盤からダブルバックエルボー、岩本のニードロップと恵一のセントーンの同時投下と好連係でめんそーれを攻め立てたが、岩本がトペスイシーダを被弾して逆転を許してしまう。丸山にはヘッドシザースやストラングルホールドγといった首攻めで苦もんさせられた。岩本がニーアッパーで反撃し、恵一との連続串刺し攻撃を狙ったものの、これが不発に終わり、恵一が串刺しハイキック、岩本がバズソーキックを食らってしまう。さらに岩本がめんそーれの卍固めに捕まり、スネークスパイクで攻め込まれた。

 劣勢が続いた岩本だったが、丸めんのダブルミサイルキックを恵一が食い止めてようやく光明を見出した。雪崩式ブレーンバスターでめんそーれを叩き落とし、ラリアット、垂直落下式ブレーンバスターで一気呵成。孤高の芸術が不発に終わり、めんそーれに丸め込みを連発されて冷や汗をかいたが、恵一のカットが間に合う。丸山が飛び込んできても一本背負いで蹴散らした岩本は、めんそーれを孤高の芸術で叩きつけて逆転勝利を決めた。

 苦戦の末、首位の丸めんを破ったSweeperが2勝目。勝ち点を4に伸ばし、優勝圏内に踏みとどまった。あとは7・27大阪のKagetora&サンタマリア戦を残すのみ。首位の2チームとは1点差で、勝てばTRIBE VANGUARDを脱落に追い込み、決勝進出に近づくことになる。「強ぇ。きつかった。インサイドワーク含め、めちゃめちゃうまくて強かった」と振り返った岩本は「紙一重」の勝利を強調。丸めんとの再戦にも色気をみせつつ、「あとは大阪獲ればまだ可能性あるから。あきらめない」と言い切った。一方、恵一は「このリーグ戦は俺次第だから。俺がキーマンですから。大阪は俺が全部持っていきますよ」と宣言。優勝によって「発言権」を得る構えをみせた。

 一方、丸山&めんそーれは初黒星を喫し、勝ち点5止まり。それでも首位は変わらず、残る光留&岡田戦に勝利すれば決勝進出が決まる状況だ。

【試合後の岩本&恵一】
▼岩本「いやぁ、やべぇ。強ぇ。きつかった。インサイドワーク含め、めちゃめちゃうまくて強かった。決して舐めてたわけじゃない俺は。むしろあの二人との対戦楽しみにしてたし、会見の時にも俺は丸山敦を気になる選手の一人として挙げてた。もちろん気になってたけど、今日のSNSでも敗シャーにしてやるって書いてたけど、正直、紙一重だった。今回も、いつもそうだけど、ジュニアタッグリーグ、たった1勝、されど1勝。この1勝がホントに遠くて、獲った時にホントに大きな1勝になってる。俺は(丸山&めんそーれと)またやりたいと思うよ、普通に。素直にね。これ(アジアタッグ)だってあるんだし。やりたい人挙げてるけどね。名乗り上げてくればみるよ、そっちを俺も。興味あるもん。あとは大阪獲ればまだ可能性あるから。あきらめない」

▼恵一「2019 Jr.TAG BATTLE OF GLORY唯一の全日本プロレス所属同士のタッグチーム。一つヒントを僕から、調子こいた目線で言わせてもらうと、暗い奴って反撃すると何するかわからないからね。ああいうことしちゃうんだもんね。俺はあえて挑発させていただきますよ。今日は煌史さん一人で勝ったようなもんだから。俺の最終目標、今度の大阪、Kagetora&ヨースケ・サンタマリア組。このリーグ戦は俺次第だから。俺がキーマンですから。大阪は俺が全部持っていきますよ。俺に発言権を自分でゲットしてみせます」

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