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7/27【NOAH】シングル初対決はフルタイム…鈴木が手負い・潮崎に非情猛攻で辛らつメッセージ

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2019』神奈川・カルッツかわさき(2019年7月27日)
スペシャルシングルマッチ △潮崎豪vs鈴木秀樹△

 潮崎と鈴木秀樹によるシングル初対決が実現。30分フルタイムドローに終わったものの、鈴木が手負いの潮崎に非情猛攻を浴びせ、辛らつなメッセージを放った。

 5月末に遺恨が生まれ、真夏の川崎で初の一騎打ちが実現。鈴木が“ノアの潮崎"としての覚悟と自覚をただす発言を繰り返していたが、潮崎は先月末から左ヒザじん帯損傷、左肩亜脱臼で欠場と復帰を繰り返す手負いの状況だった。

 当然鈴木は序盤から左肩に非情猛攻。アームバーや脇固め、ニードロップ投下…と得意の関節技に限らず攻め立てた。潮崎もマシンガンチョップなどで巻き返し、鈴木も猛打を明らかに嫌がったものの、ならばと鈴木は今度は狙いを左ヒザにチェンジ。鉄柱攻撃や足4の字固めで絞めに絞め上げ、潮崎の悲鳴ばかりがこだまする展開となった。

 それでも潮崎はダブルアームスープレックスを踏ん張るや、“三沢ノア"の誇りがこもったエルボーを連発して窮地を脱す。鈴木も負けじと再び脇固めを繰り出したものの、潮崎がロープに逃れたところで25分が経過した。

 潮崎が再びエルボーの乱射で鈴木を腰砕けにするや、豪腕ラリアットをヒットさせたものの、3カウントは奪えず。逆に鈴木も今度こそのダブルアームスープレックスを放って両者大の字に持ち込み、その後は激しいエルボー合戦を展開。スリーパーで競り勝った鈴木が逆十字固めに変化し、ダブルアームスープレックスを踏ん張られても首固めに変化したところで、30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 注目のシングル初対決は鈴木が決めきれず、潮崎がしのぎきった形の痛み分け。悔しげな鈴木は「勝ってました」と言い切ったうえで、「井の中の蛙なんですよ。大海じゃない。小さい海なんですよ。もちろん丸藤さんや杉浦さんは大きい海を知ってますよ。でも潮崎豪は小さい海から小さい海にしか移動してないですよ。行く道は大きかったけれど、自分で小さくしてしまった」と改めて潮崎に辛らつなメッセージを送った。

【試合後の潮崎】
▼潮崎「クソ…悔しい。一発勝負。悔しいよ」

――満身創痍での試合だったが?

▼潮崎「そんなもん理由になるかよ。このリングに上がったからには。今日、勝負をつけられなかったのは俺の力がなかっただけだ。でも鈴木秀樹、まだやれんじゃねえのか? でも一発勝負だからね。一発勝負ならば次あるかなんて分からない。そんなこと考えながら試合してないよ。これが終わりかもしれねえ。俺のなかで悔いが残ったよ」

――GHCタッグの防衛戦もあるが?

▼潮崎「それはそれ。今俺達が持ってる日本一世界一のタッグのベルト、それを俺たちが防衛する。AXIZが防衛する。その試合は今日関係ねえよ」

【試合後の鈴木】
――引き分けだったが?

▼鈴木「勝ってます」

――内容として?

▼鈴木「いや、結末として。勝ってる」

――左肩、左ヒザを攻め立てたが?

▼鈴木「知らん。みんな痛い。テーピングしてようがしてまいが全員痛い。左肩にテーピングしてようが、右が痛いかもしれないし、首が痛いかもしれないし、指が痛いかもしれない。リングに上がる以上は言い訳なしですよ」

――5月には潮崎に『もっとやれるだろ』と言っていた
▼鈴木「明確に勝つことができなかったので、強かったってことでしょうね」

――明確な勝ちへの望みはある?

▼鈴木「(※アナウンサーに)それは上から見て? いやぁ凄いノアらしいなって思いますよ。ハッキリ言いましょうか? だからダメなんですよ。井の中の蛙なんですよ。大海じゃない。小さい海なんですよ。もちろん丸藤さんや杉浦さんは大きい海を知ってますよ。でも潮崎豪は小さい海から小さい海にしか移動してないですよ。行く道は大きかったけれど、自分で小さくしてしまった。全員ですよ。(話を)聞く方も。こういうのから変えないと、選手の意識も変わらないです。ただ一言だけ。勝ち切ることができなかった。悔しいです」

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