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7/30【大日本】デスマッチ王座前哨戦 王者・木高が宇藤に完勝 「お前は俺に勝てない」

東京・後楽園ホール(2019年7月30日)
○木高イサミ&宮本裕向vsアブドーラ・小林&宇藤純久×

 デスマッチ王座前哨戦は王者・木高が宇藤に直接完勝、「お前は俺には勝てない」と断言してみせた。

 8・25名古屋大会のメインイベントでデスマッチ王者・木高が宇藤を相手にV2戦に臨む。宇藤は7・16後楽園大会での6人タッグ王座戦でベルトを死守すると同時に木高から直接勝利を奪取。デスマッチ王座初挑戦を決めた。7・28名古屋大会では前王者・高橋を破って勢いに乗っている。この日は木高が宮本とのヤンキー二丁拳銃、宇藤が小林との小林軍団で激突する前哨戦が組まれた。

 先手を取ったのは王者。宇藤を孤立させると蛍光灯を額に突き刺して流血に追い込み、蛍光灯を押し当ててのサッカーボールキックで蹴り飛ばす。さらに容赦なくイスを投げつけた。パートナーの宮本も蛍光灯を脳天に振りおろし、木高は額の傷口をえぐり、蛍光灯で殴りつけた。

 二丁拳銃の鉄檻へのダブブレーンバスターは小林が飛び込んで阻止。ショルダータックルをぶちかまして木高と宮本を鉄檻の中に突っ込ませ、蛍光灯の餌食に。鉄檻上に戦場が移ると、小林が宮本を叩き落とし、宮本はトップロープに急所を痛打。小林は鉄檻上からダイビングバカチンガーエルボードロップを発射したが、宮本が回避して壮絶に自爆した。

 ここで木高と宇藤が対峙。フロントハイキックで出鼻をくじいた宇藤は、蛍光灯の束をセットしてボディスラムを敢行。ジョン・ウーで木高を鉄檻に激突させて逃げ場を奪い、ラリアットを叩き込む。木高も低空ドロップキック、顔面蹴りで反撃し、絶槍をぶち込んだ。すかさず宮本が加勢してダブル串刺し低空ドロップキックの二丁拳銃連係をさく裂。木高は鉄檻上からダイビングボディアタックを放ち、再び鉄檻に上がると追いかけてきた宇藤の脳天に画鋲入り蛍光灯を振り下ろし、雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とした。

 そして宮本は天井を引っぺがすなど鉄檻を破壊。天井を小林に向かって投げつけ、鉄檻の破片で殴りつけたが、二人同体で鉄檻に激突してしまった。粘る宇藤も扇形の蛍光灯を木高の脳天に振り下ろしたが、リバースタイガードライバーは決められず。逆に木高が腕を固めて逃げ場を奪っての絶槍を後頭部に突き刺し、鉄檻へのブレーンバスターも敢行。宮本がハンドスプリング式オーバーヘッドキックで援護射撃すると、木高が蛍光灯を利しての勇脚・斬をぶち込んで宇藤に引導を渡した。

 デスマッチ前哨戦は王者・木高が直接勝利を奪った。「今日試合してわかったよ。お前は俺には勝てないぞ」と断言した木高は「やるからには最高のデスマッチしてやるからな。安心しとけ。チャンピオンは俺だ!」と豪語。宇藤には「せいぜい俺から3カウント獲れるようなデスマッチの形式を考えろ。何でも受けてやるよ。死に物狂いで俺に勝てるような形式を、そして俺たちがアホみたいになって名古屋が爆発するような形式を今から考えろ!」と声を荒らげながら迫った。

 帰れコールが起きる中、一度はリングを降りた宇藤だったが、小林軍団のメンバーにゲキを飛ばされて引き返し、木高にドロップキックを発射。スパインバスターで鉄檻に叩きつけ、ブーイングを浴びた。動じない木高は「楽しいからよ、もっとこいよ。お前に何が足りないもの教えてやろうか? 唯一俺がお前に勝ってるものは覚悟だバカヤロー!」と言い切って喝采を浴びた。

 なお、試合後、この日が最後の使用で宮本によって破壊された鉄檻にテンカウントゴングが捧げられた。

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