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8/4【NOAH】稔陥落、HAYATAが2年ぶりGHCジュニア戴冠 YO-HEY名乗りで9・16大阪“夫婦対決"へ

『DEPARTURE 2019〜旗揚げ19周年記念大会〜』東京・後楽園ホール(2019年8月4日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○HAYATAvs田中稔×

 グローバル・ジュニアリーグ覇者のHAYATAが稔を破り、約2年ぶりにGHCジュニア王座を戴冠。試合後、誕生日とベルト奪取を祝福してきた相棒のYO-HEYが9・16大阪でのタイトル挑戦を表明すると、新王者は「次は…お前や!」と快諾した。

 7・27川崎でタダスケを下し、グローバル・ジュニアリーグ戦を制覇したHAYATAは「次は…ベルトや」と表明。それを受けて、第5試合でGHCジュニアヘビー級王者・稔に挑むタイトル戦が実現した。稔は2度目の防衛戦で、HAYATAは勝てば約2年ぶり2度目の戴冠となる。

 まずは王者・稔の動きが冴え渡る。ムーンサルトプレスを空転させた直後に、HAYATAの左ヒザめがけて低空ドロップキックを連打。ここから一気にヒザ攻めへ。ヒザ砕きを挟みつつ、ローキックや低空ドロップキックを何発もぶち込むと、レッグロックやアンクルホールドで絞め上げた。

 HAYATAは延髄斬りで一矢報いると、ヒザを気にしつつ、串刺しドロップキックや反転式のダイビングサマーソルトドロップなどで巻き返しを図るも、稔は冷静に対処。スイング式DDTをヘッドスプリングで切り返すと、またまた低空ドロップキックで挑戦者の動きを止め、雪崩式ハーフハッチ、投げ捨てドラゴンスープレックス、側頭部へのローキックと大技ラッシュに打って出た。

 HAYATAはクロスフィックスで3カウントを迫るも、稔はギリギリでキックアウトし、ハイキック、顔面ドロップキック、垂直落下式ブレーンバスターと猛攻を止めない。そして、ヒザ攻めの総仕上げとばかりにヒザ十字固めに捕獲した。HAYATAは一度は脱出し、また捕まってもロープを目指したが、稔は何度もリング中央に引きずり込んで絞めに絞める。

 もはやこれまで…と思われたが、HAYATAは意地のエスケープ。なおもヒザを狙う稔に延髄斬りを突き刺すと、必殺のヘデックで逆転勝利を狙う。これが不発に終わると、またまた足を狙われて悲鳴をあげるが、それでもトラースキックを乱れ打って王者の前進を止めると、腕極め式DDTをズバリ。稔にスクールボーイで丸め込まれてもギリギリで肩を上げると、みちのくドライバーII、急角度の変型DDTから今度こそヘデックをお見舞いして、大逆転の3カウントを手にした。

 2017年6月以来、約2年ぶりに王座に返り咲いたHAYATAは今日が32歳の誕生日。おめでたいことが2つ重なっただけに、相棒のYO-HEYが「嫁さんよ! ホンマにおめでとう。そのベルト奪取、そして誕生日おめでとう!」と祝福する。そして2人は抱擁を交わしたが、その体勢のままYO-HEYは「俺がベルトに挑戦する」と挑戦表明をぶち上げた。

 何も語らないHAYATAをよそに、YO-HEYは勝手にその舞台を9・16大阪に指定。「、9月16日、大阪エディオンアリーナ第一競技場で、俺たち夫婦でそのジュニアのベルトを…いや、世界一のノアジュニアの頂上決戦しようやないの?」と呼びかけた。するとHAYATAは「次は…お前や!」と言葉少なに快諾。大阪に縁のある2人の“夫婦対決"が決定的となった。

【稔の話】「見事にベルト持ってやろうと思ったこと、一つもできないまま終わっちゃいましたね。でも、マイナスのことばかり言ってても、マイナスのことしか引き寄せないんで。ただし、言っときますよ。ホントに言っときますけど“逆襲"だけはちゃんとしますから」

【YO-HEYの話】「うーん、まあ、まずはじめに今日はおいらじゃなく、全ては嫁さんのHAYATAが。ハッピーバースデーでもあり、ノアジュニアの頂点にまた立ったっていうことでね。本当にメチャクチャ嬉しいね。自分も自分のことのように嬉しくなって、挑戦表明したけど…。(ここでHAYATAがYO-HEYの前を横切り、無言で控え室へ消えていく)おおおお。まあ、そういうことやね。挑戦も勝手においらが表明して。『もういいでしょ?』ぐらいの感覚で表明して。さらに、場所まで勝手に指定して。それを快く嫁さんは受け入れたってことは、やっぱり向こうもかなり自分との頂上決戦を求めとったってことやと思うし。『同じや!』ってくると思ったら、まさかの『次は…お前や!』みたいな違うようなことも言ってきたから。やっぱり長い付き合いの中で感じるのは、パッパラパーにテンションがYO-HEYちゃんは高いねって思うかもしらんけど、たぶん向こうのほうが闘志メラメラでメチャクチャテンション高い感じになっていると思うから。バリバリに、メラメラに、ペロンペロンに、9月16日に大阪エディオンアリーナで、その闘志をおいらにぶつけてきてください。ピュ!」

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