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8/11【新日本】ブリティッシュ王者・ザックが棚橋指名 英国大会へ「チャンスをやろう」

『HEIWA Presents G1 CLIMAX 29』東京・日本武道館(2019年8月11日)
○棚橋弘至&オカダ・カズチカ&ウィル・オスプレイ&YOSHI-HASHIvsランス・アーチャー&鈴木みのる&金丸義信&ザック・セイバーJr.×

 ブリティッシュヘビー級王者・ザックがG1公式戦に続いて棚橋に敗退。8・31英国ロンドン大会での挑戦者に指名した。

 G1武道館3連戦2日目の第4試合として組まれた“本隊&CHAOS連合軍vs鈴木軍"の8人タッグマッチ。オカダ&棚橋&オスプレイ&YOSHI-HASHI組と、ザック&アーチャー&鈴木&金丸組が激突した。

 オスプレイ→棚橋→オカダと続く豪華な入場アピールに場内も沸き返ったが、鈴木軍サイドが奇襲を仕掛けて見せ場を潰すと、そのままYOSHI-HASHIを代わる代わるに痛めつけて捕獲。それでもYOSHI-HASHIが逃れると、オカダがアーチャー相手に巻き返してみせた。

 負けじとアーチャーも二人がかりのオカダ&オスプレイをまとめてボディアタックでなぎ倒す怪物っぷりを発揮。そして棚橋とザックにタッチが渡った。

 両雄はエルボースマッシュ合戦で火花。ザックが棚橋の左腕をオーバーヘッドキックで打ち抜きにかかったものの、棚橋も蹴り足をキャッチしてグラウンド式のドラゴンスクリューを発射だ。ならばとザックも続くテキサスクローバーホールドを三角絞めで切り返し、続けざまに鈴木軍がなだれ込んで棚橋に集中砲火を仕掛けた。

 慌ててオスプレイがハンドスプリング式の前宙ヒールキックをアーチャーに浴びせるなどして救出に飛び込んだものの、鈴木軍は組織力で攻勢を維持。鈴木&ザックがサンドイッチ式のサッカーボールキックを浴びせるや、ザックがノーザンライトスープレックス→チキンウイングアームロックで棚橋にギブアップを迫り、さらには逆十字固めに変化しようとした。

 だが、読んでいた棚橋はクラッチを利用して上体を起こすや、そのまま体重をかけてザックを丸め込み、ギリギリで3カウント。電光石火の逆転で、技師・ザックから技あり勝利を奪ってみせた。

 今夏G1公式戦に続いて棚橋に敗れた形となったザックは、ブリティッシュ・ヘビー級ベルトを示しながらリング上の逸材を挑発。「タナハシは俺と同じ8点でG1を終えたが、俺と棚橋では大きな違いがある。俺は今でもブリティッシュ・ヘビー級王者だ。タナハシ、お前にチャンスをやろう。俺の地元であるイースト・ロンドンで試合をしようじゃないか。お前をタップアウトさせて完全に終わらせてやる」と英国大会での次期挑戦者に指名した。

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