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8/17【全日本】ゼウスが諏訪魔ピン 崔との世界タッグ挑戦を宣言「俺たちならいける」

『2019 SUMMER EXPLOSION』開幕戦 北海道・ホテルエミシア札幌(2019年8月17日)
○ゼウス&崔領二vs佐藤光留&諏訪魔×

 ゼウスが王者・諏訪魔からピンフォールを奪い、崔との世界タッグ挑戦をアピールした。

 7・10後楽園大会で三冠挑戦者決定戦を争ったゼウスと崔がこの日、タッグを組み、諏訪魔&光留と対戦した。互いを認め合い、何度も激闘を繰り広げてきた二人は相手のことを知り尽くしているといっていい。いざ組んでもタッグチームとして違和感はなかった。

 中盤には諏訪魔のダブルチョップ乱打、ショートレンジラリアット連打で次々になぎ倒され、ゼウスがローンバトルに。諏訪魔のスリーパーに捕まって消耗し、諏訪魔の串刺しラリアット、光留の串刺しミドルキック&ジャンピングハイキック、諏訪魔の抱え込み式バックドロップの猛攻を立て続けに浴びる劣勢を迎えた。

 ここで崔が加勢に飛び込んで流れを変えた。ゼウスと崔はダブルショルダータックルで諏訪魔に突っ込むと、ダブルブレーンバスターも敢行するなど息の合った連係を披露。諏訪魔がキャプチュード、ジャーマンで反撃しても、ゼウスはフライングバイセップスエクスプロージョン、チョークスラムで押し返す。それでもダブルチョップを乱れ打ちして逆襲に出る諏訪魔にバイセップスエクスプロージョンを連発して3カウントを奪った。

 ゼウスが世界タッグ王者・諏訪魔をピンフォール。試合後は2カウントを主張する諏訪魔と乱闘に発展し、そこへ石川もやってくる事態となった。場内が騒然とする中、ゼウスはマットを3回叩いて勝利を強調したうえで、「ええか? お前らの持ってる世界タッグのベルト、俺の腰に巻かせてくれや。挑戦させろ」と迫った。

 これまでライバル闘争を繰り広げてきたゼウスと崔。純粋タッグを組んで申し分ない結果を出し、「俺ら二人がずっと組んだら最強やってことに気づいた。諏訪魔と石川修司、去年とおととし、最優秀タッグ2年連続受賞。この日本最強と思われるタッグチームに、俺と崔領二なら必ず勝てる」(ゼウス)、「正式に組んだらいける。必ずいける。今の力なら暴走大巨人の二人より僅差やけど上にいける」(崔)と口をそろえた。

 諏訪魔も「いつでもやってやるよ。潰してやっかんな!」と受けて立つ構えをみせたことで、両チームによる世界タッグ戦が決定的となった。ゼウスと崔はあくまでもライバル関係で、崔は「組むからって仲良しこよしするわけじゃない。戦いこともある。ずっとやっていくかどうかもわからない」としたが、それでも世界タッグという共通の目的ができたことで、全日マットに強力な新タッグチームが誕生することになったのは間違いない。

【試合後のゼウス&崔】
▼ゼウス「今日この崔領二っていう凄ぇ強い自分のライバルと組んで、俺ら二人がずっと組んだら最強やってことに気づいた。諏訪魔と石川修司、去年とおととし、最優秀タッグ2年連続受賞。この日本最強と思われるタッグチームに、俺と崔領二なら必ず勝てる。なぁ、領二?」

▼崔「OK。この広くて狭いプロレス界の中で間違いない。諏訪魔&石川、間違いなくナンバー1。彼らは長期政権築けるだけの力持ってる。それは誰もが認める。俺たちが今、全日本のリングで試合してるからだけじゃなくて、それは誰もが認めるもんでわかってる。ただ、今日、ゼウスと組めて思った。何となく彼と何かアクションを起こすんじゃないかなと思ったけど、今日わかった。ゼウスが勝ったから言うわけじゃないけど、あれは3入ってるし、彼と正式に組んだらいける。必ずいける。今の力なら暴走大巨人の二人より僅差やけど上にいける。俺は確信した。次のどこでもいいよ。北海道か? どこかわからない。組めそうなところがあったら組んでもらうし、俺とゼウスが組むっていうことに対して全日本プロレスは無視はできない。今これほど旬のタッグチームはないから。これも言わせてもらう、俺はゼウスのことをレスラーとしては本当に知ってる。だけど人間としてよくわかんない。知るつもりもない、仲よくするつもりもない。彼とリング上でお互いを高め合う時だけ限定。だから組むからって仲良しこよしするわけじゃない。戦いこともある。ずっとやっていくかどうかもわからない。ただ、今、石川、諏訪魔が出てきて、その目の前の敵に対して、どう乗り越えたらいいか。それを模索する最高のパートナーであることは間違いないから。そしてベルトを獲る。その先のことは二人で考えたいと思う」

▼ゼウス「おっしゃ! 今年は久々、世界タッグ獲りにいくで。そしてまた三冠や」


【試合後の諏訪魔&光留、石川、岡田】
▼石川「大丈夫ですか?」

▼諏訪魔「カウント2だろお前? みんなみてるよ」

▼光留「完全に2だよ。肩挙げてんじゃん」

▼諏訪魔「そうじゃねぇかよ?」

▼岡田「絶対2でしょ?」

▼諏訪魔「意味わかんねぇよ」

▼石川「何だよ、ゼウスと崔、1回組んで挑戦できんのかよ? 全日本のよ、タッグの歴史作ってきた暴走大巨人なめてんじゃねぇぞ。どんだけやってきたと思ってんだ、こっちはよ。パッと組んで、パッと勝ったかわかんねぇような試合で挑戦させろって、そんな簡単なのかよ、このベルトはよ!? なめんな。ふざけんな、やってやるよ」

▼諏訪魔「いい加減にしてもらいたいな。にわかで組んで、意味わかんねぇよ。こんなんで向こうが勝ったら話になんねぇぞ。ちゃんとケリつけてやるからな」

▼光留「プロレスじゃねぇよ、こんなのよ」

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