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8/24【DRAGON GATE】初防衛戦でYAMATO返り討ち Ben-Kがドリームゲート王座死守「俺の影さえ踏ませねえ」

 『DANGEROUS GATE 2019』大田区総合体育館大会が24日、行われ、オープン・ザ・ドリームゲート王者のBen-Kが最多戴冠記録更新を狙うYAMATOを返り討ち。至宝を死守して初防衛を果たすと、「現世代、同世代、ベテランに俺の影さえも踏ませてたまるか。逃げも隠れも倒れもしない」と全方位に向けて宣戦布告した。

 Ben-Kはリーグ戦・KING OF GATEを全勝優勝でぶっちぎり、その勢いのままに7・21神戸ワールドでPACを撃破して、ドリームゲート王座初戴冠を遂げた。そんな若き王者に牙をむいたのが、過去4度ドリームゲート王座を腰に巻いてきたYAMATOだ。8・7後楽園でBen-Kのパートナーであるシュン・スカイウォーカーを下して挑戦に名乗り。勝てば3年1ヵ月ぶりの至宝戴冠で、最多戴冠記録更新となる。両者はKING OF GATE開幕戦となった5・9後楽園で対戦。Ben-Kが胴絞めスリーパーで勝利している。

 ねちっこいグラウンド戦でリズムを掴んだBen-Kは、YAMATOをエプロンに追い込むと、そこにスピアーを突き刺す。だが、読んだYAMATOはこれをキャッチし、フロントネックロックに捕獲してそのまま絞め上げると、狭いエプロンでブレーンバスターを敢行。王者に大ダメージを与えた。そのままYAMATOは首攻めにシフト。後頭部にヒザを立てて「シャッターチャンス!」と叫ぶ余裕を見せる。あえて「来いよ」とBen-Kを挑発した上でエルボー合戦に持ち込んだ。

 押し負けそうになりながらも、Ben-Kはスピアーで逆襲。バックドロップの要領で抱え上げると、そのまま場外に投げ捨てる荒技でどよめきを誘う。エプロンに上がったYAMATOに対し、自らも場外に転落するほどの勢いでスピアーをぶち込むと、カウントアウト寸前で挑戦者がリングに戻っても、ブレーンバスター、ミサイルキック2連発で畳みかけた。

 ベルト奪取に執念を燃やすYAMATOは続くパイルドライバーを意地のリバース。カウンターのヒザ蹴りからミサイルキックに繋げて反撃に転じる。得意の串刺しドロップキック2連射から延髄斬り、垂直落下式ブレーンバスターと猛攻。グラウンド式のヘッドロックで長時間絞め上げると、エルボーでメッタ打ちにした。

 このまま沈むわけにはいかないBen-Kは、ランニングエルボーをかいくぐってスピアーを一閃。強烈な頭突きでカチ上げる。ならばとYAMATOはカウンターのフランケンシュタイナーから三角絞めに絡め取るが、Ben-Kは怪力に任せて担ぎ上げ、パワーボムの要領でマットに投げ捨てた。止まらず、Ben-Kボム、スピアー2連発と大技ラッシュを浴びせると、さらにスピアーを狙って走り込んだ。

 これを先読みしたYAMATOはフロントネックロックで捕獲し、羽根折り固めに移行して絞めに絞めたが、Ben-Kは何とかエスケープ。ならばとYAMATOはスリーパースープレックスで引っこ抜いたものの、不死身のBen-Kはすぐに立ち上がり、ジャーマンスープレックスで反攻した。激情を爆発させた2人は壮絶なエルボー合戦でやり合う。何十発もラリーが続いたが、Ben-Kは右のエルボーでダウンをもぎ取った。10カウント寸前で立ち上がったYAMATOだったが、Ben-Kは再び打ち合いに雪崩れ込んでも左右の猛打で押し勝ち、胴絞めスリーパーに捕獲する。失神寸前に追い込まれたYAMATOはかろうじてロープに足を伸ばしたものの、もはや余力なし。間髪入れずにBen-Kボムを敢行した若き王者が3カウントを奪い去った。

 熱戦を制して至宝を死守したBen-Kは「PACからドリームのベルトを獲って、今日YAMATOをぶっ倒したぞ!」と勝利の雄叫び。「ドリームゲート初の防衛戦。そんなに楽なもんじゃなかったな。YAMATOの目は本気だったから、俺も本気でぶっ倒しにいったんだ。ありがとう、YAMATO」と挑戦者に感謝の言葉を送ったが、「ただ、試合で勝ったのはこの俺だ。チャンピオンとしてひとごと言わせてくれ」とマイクアピールを続けた。

 「現世代、同世代も一緒だ。それからベテランもそうだ。チャンピオンとして、俺の影に触れさせねえからな。このベルトは絶対に渡さねえからな!」と全方位に宣戦布告。「ドリームゲートチャンピオンの魂の叫びを聞いてくれ。これからチャンピオンとして体張っていくからな! 俺がBen-Kじゃ!」の絶叫で大田区大会はフィナーレとなった。

 バックステージでも「現世代、同世代、ベテランに俺の影さえも踏ませてたまるか。逃げも隠れも倒れもしない。次はさらに進化したBen-Kを見せてやるからな。俺が! Ben-Kだ!」と吠えたBen-K。27才の若き王者は今後も守りに入ることなく、全世代からの挑戦を真っ向から受けて立つ構えだ。

【Ben-Kの話】「ドリームゲート初防衛戦、正直、もっと楽をして、もっとチャンピオンとして圧倒的な強さを見せつけた上で防衛したかったが、そうはいかなかったな。試合中、YAMATOの目は確かに本気だった。俺も今日は本気でぶっ倒しにいったんだ。リングでも言ったが、現世代、同世代、ベテランに俺の影さえも踏ませてたまるか。逃げも隠れも倒れもしない。次はさらに進化したBen-Kを見せてやるからな。俺が! Ben-Kだ!」

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