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8/25【DDT】竹下がマレラ相手に防衛戦対策完遂も…襲撃・青木のスリーパーに大の字

『夏休みの思い出2019』東京・後楽園ホール(2019年8月25日)
○竹下幸之介&坂口征夫&高木三四郎&アントーニオ本多vs男色ディーノ&MAO&サンティーノ・マレラ&スーパー・ササダンゴ・マシン×

 竹下が初参戦となった元WWE・マレラの“コブラ"と対峙し、目前に迫った青木真也戦対策を完遂させたものの、その直後に青木本人に襲撃され、スリーパーで絞め落とされて屈辱の大の字となった。

 7・15大田区でKO-D無差別級王座に返り咲いた竹下は、翌週の7・21後楽園でクリス・ブルックスを下し初防衛に成功した。試合後、これまでの対戦成績が1勝1敗のイーブンだった青木が挑戦表明。竹下も快諾し、9・1大阪でのV2戦が決定した。タイトルマッチが目前に迫る後楽園大会で、7・15大田区で青木と対戦したばかりのディーノらを相手に青木対策マッチが組まれた。竹下は坂口&高木&本多と組んで、ディーノ&ササダンゴ&MAO&マレラと対戦。ヘビ柄の靴下を手にはめて口に突っ込むコブラが必殺技のマレラはDDT初参戦となった。

 試合前にマイクを持ったディーノは「言っておくわ。今のあんたでは青木真也に勝てない。青木真也の酸いも甘いも知り尽くしたこの4人が、戦いであんたに何が足りないかを教えてやる」と竹下に通告。ササダンゴも「我々は貴様の噛ませ犬になるつもりはまったくない。青木真也のバックボーンである柔道の世界的指導者者のサンティーノ・マレラ選手の招聘に成功した」と胸を張る。その後も挑発を繰り返すと竹下は激怒するが、そんな王者を抑えて高木が先発を買って出た。その後も坂口や本多が次々とリングに飛び込み、タッチをもらえない竹下は苛立ちをあらわにする。竹下の出番がないまま試合は進んでいった。

 そんな状況で、リング上ではマレラのコブラと本多のごんぎつねの真っ向勝負が実現。何とか制した本多だったが、暴走して仲間たちにもサミングを連発する。コーナーで控える竹下にも襲いかかるが、その手を掴み取ったKO-D王者は強引にタッチを交わし、やっとリングに飛び込んだ。

 しかし、待ち受けていたディーノがローブローを一撃。そして、総出で竹下制裁に動く。ディーノ自身は半ケツ状態でコーナーに構えると、ササダンゴ&MAOがその尻に顔面から叩きつけ、直後にマレラがコブラをお見舞いするという作戦に打って出たのだ。竹下を助けようと坂口らが次々に飛び込むが、ディーノの尻攻撃に餌食になっていく。竹下自身も半ケツに顔面から叩きつけられ、コブラを食らう寸前まで追い詰められた。

 勝負を捨てない竹下はコブラをディーノの半ケツに誤爆させることに成功。しかし、マレラのコブラは生き物のように暴走し始め、味方どころかマレラ本人にまで襲いかかるようになってしまった。これでは試合にならないと、敵味方関係なくコブラ鎮圧に動く。布を被せればいいのではと意見が飛ぶと、ササダンゴは自らのマスクを提供するがこれでも収まらない。ならばとディーノをはじめ各選手がタイツを脱ぎ捨てて、次々にコブラの上に被せていった。硬派な坂口までもアンダータイツ姿をさらして加勢する。

 だが、コブラは収まるどころかさらに凶暴化。再び竹下に襲いかかった。間一髪竹下が避けると、背後にいたササダンゴにコブラが直撃。口の中に突っ込まれて虫の息に。たまたま四つん這いになっていた竹下の背中でササダンゴが転倒すると、すかさず竹下がそのまま押さえ込み、試合終了となった。

 これが青木対策になったとは思えなかったが、当の竹下は感じるものがあったようで、「セミファイナルに上がっていただいた皆さん、無事青木真也対策を終えることができました。ありがとうございました」と感謝の言葉を投げかける。その後、本多とマレラが互いに対戦をアピールし、8・30新木場での一騎打ちが決定すると、再びマイクを持った竹下は「夏休みも終わろうとしてますけど、9月1日、青木真也としっかりタイトルを懸けて、DDTプロレスをしっかりと守りたいと思っている次第です」と改めて宣言した。

 だが、ここで花道からDDTのゆるキャラ・ポコたんが登場。以前、青木はポコたんの中に入ってディーノを襲撃したことがあるだけに、竹下は「お前、怪しいなあ」と警戒して後ずさりする。すると、反対側の花道から私服姿の青木が乱入し、ロープ際まで下がっていた竹下をスリーパーに捕獲。一瞬にして絞め落とした。

 大の字になった竹下をスマホで撮影して満足げな表情を見せた青木は、「たけちゃん、また」と多くを語らずリングをあとに。青木対策を立てるはずが、挑戦者の狼藉にあって大ダメージを負った竹下。防衛戦を1週間後に控え、暗雲立ちこめる展開となった。

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