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8/26【TAKAYAMANIA】帝王ライバル・第3世代が躍動 永田、小島2ヶ月ぶりファイトで健在猛アピール

『TAKAYAMANIA EMPIRE 2』東京・後楽園ホール(2019年8月26日)
○永田裕志&大谷晋二郎&辻陽太vs小島聡&高岩竜一&北村彰基×

 高山善廣支援興行で新日本とZERO1の交流戦が実現。高山のライバル“第3世代勢"が躍動し、約2ヶ月ぶりの試合となった永田と小島も健在っぷりを猛アピールした。

 両団体の第3世代と若手が“ミックス"された形での6人タッグマッチ。のっけから大谷と小島、永田と高岩が激しい打撃戦を展開して場内も熱を帯び、“他団体初参戦"となった新日本・辻もZERO1の新流星男・北村とエルボー合戦で火花を散らした。

 中盤にも第3世代が“健在っぷり"を猛アピール。小島が大谷にマシンガンチョップ、いっちゃうぞエルボーを繰り出せば、大谷も顔面ウォッシュで味方・永田の顔面まで蹴ってしまう勢いをみせた。高岩も強烈なラリアット、デスバレーボムで永田を押し込み、負けじと永田も腕固めで白目をむいて聖地・後楽園を沸かせた。

 最後を決めたのは永田。必死に食らいつく北村を強烈な張り手、ヒザ蹴りでねじ伏せると、エクスプロイダーからのバックドロップホールドで完勝。かつてIWGPヘビー級王座を争った帝王・高山に勝利を捧げた。

 新日本はG1 CLIMAX開催中だったこともあって、永田も小島も実に約2ヶ月ぶりのファイト。高山が“うっ憤"を晴らす舞台を提供してくれた形となる。

 特に小島は「怪我をしていない状態で2ヶ月間休むということが、これだけ長くて辛いものなのか…っていうのは正直感じてるんで。(※肉体を指しながら)いつでも、どこでも試合できるだけのコンディション作ってるから! これは私のアピールです。この体、この動きをみて、すべての人に判断してもらいたい。ファンの方、団体の関係者の人もそう。いろんな人含めて“まだ試合できる"ってことをアピールしたい」と熱弁を振るって、リングへのこだわりを吐き出した。


【試合後の永田&大谷&辻】

▼永田「2ヶ月ぶりの試合で、途中でちょっと体痛めて、あんまり強くいけなかったけど、横に元気なね、大谷選手がいてくれて。戦うことはあっても組むのは久しぶり。12年ぶりだとか。先発で出ていく気満々でしたし、元気をもらいましたね」

▼大谷「永田選手の顔蹴っちゃって、ちょっとそれは申し訳なくて…。あとは辻選手は何歳? 22!? 闘いたいな…って思っちゃいましたね」

▼辻「新日本以外のリングには初めて上がって、良い経験をさせていただきました。次は勝利に絡めるように、もっと積極的に試合に参加したいと思います」

▼大谷「この試合をみて高山選手がどう思ってくれるのかは気になりますね。我々は全力でやりました。元気いっぱいのプロレスを伝えたつもりです」


【小島の話】「(第2弾で初参戦となったが?)そうですね。去年はちょうど、会場にはいたんですけど、復帰前で、天山、永田選手のセコンドに就いたことは、ホント昨日のことのように思い出されます。そして、1年後。今度は私がプロレスができるようになって、こうやってね、試合ができている現実。それをありがたく思って、これからも生きていこうと思います。今日2ヶ月ぶりくらいの試合なんでね。そう考えると“プロレスやってない期間"というのは、とてつもなく長く感じる。これはプロレスラーとして28年生きてきた人間だからこそ味わう現実というか。怪我をしていない状態で2ヶ月間休むということが、これだけ長くて辛いものなのか…っていうのは正直感じてるんで。人間として限界が、いつか終わりがくるのであれば、その時間はたくさんの試合がしたい。それだけです。(※北村を指差しながら)今こうやって若いエネルギーとかも感じることができて、そしてリング上でたくさんの声援を浴びることができる。その時間っていうのは、もしかしたら本当にもう限られてるのかもしれない。だからこそ(※肉体を指しながら)いつでも、どこでも試合できるだけのコンディション作ってるから! これは私のアピールです。この体、この動きをみて、すべての人に判断してもらいたい。ファンの方、団体の関係者の人もそう。いろんな人含めて“まだ試合できる"ってことをアピールしたいと思います。(北村について)彼はプロレス界の未来だから。永田さんとあれだけのことができるっていうのはね。これから先、明るいってことだから」

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