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9/6【新日本】後藤戦の見返りにシングル王座挑戦要求 鷹木「美味しい舞台を用意しろ」

『Road to DESTRUCTION』東京・後楽園ホール(2019年9月6日)
○鷹木信悟&SANADA&BUSHIvsオカダ・カズチカ&後藤洋央紀&ロッキー・ロメロ×

 鷹木が後藤との再戦を受け入れる見返りにシングル王座への挑戦を要求。「しっかり俺に美味しい舞台を用意しろ。後藤などここで完全に叩き潰してやる」と言い放った。

 G1公式戦で敗れた雪辱を果たそうと後藤が鷹木に再戦を要求し、9・22神戸での一騎打ちが決定。後楽園3連戦では3日連続で前哨戦となった。

 今宵は鷹木がSANADA&BUSHIと、後藤はオカダ&ロメロと組んで対戦。昨日(5日)の試合後、後藤は「とことん潰し合おうぜ」と鷹木に呼びかけていたが、のっけから2人は対峙し、ショルダータックル合戦で火花を散らす。胸板への張り手と逆水平を打ち合って気持ちをぶつけ合うと、ここは競り負けた後藤だったが、代わったBUSHIをバックドロップでぶん投げると、コーナーの鷹木にラリアットをお見舞い。場外戦では鉄柵に投げつけた。

 10・14両国でのIWGPヘビー級戦を控える王者・オカダと挑戦者・SANADAも激しい前哨戦を繰り広げる。リング上で向かい合うと、SANADAはリープフロッグからドロップキックをぶち込み、間髪入れずにプランチャで飛翔。後楽園ホールは大きなSANADAコールに包まれた。しかし、オカダも引き下がらず。バックドロップを1回転して不時着すると、リバースネックブリーカードロップこそ切り返されたが、その直後にフラップジャックを敢行して、痛み分けに持ち込んだ。

 再び後藤と鷹木が対峙すると、またも真っ向勝負を展開。鷹木が串刺しパンピングボンバーを叩き込めば、激高した後藤はエルボー合戦を仕掛ける。ここでは競り負けたが、ラリアットは2連続で相打ちに持ち込むと、頭突きはナックルパートで迎撃されたものの、すぐさま牛殺しで黙らせた。後藤コールがこだまする。

 いい場面でタッチをもらったロメロは串刺しラリアットやスイング式DDTで猛追。しかし、SANADAとBUSHIが介入すると、ロス・インゴ軍得意の波状攻撃で一気に好機を掴む。鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンの構えに入ると、カットに入った後藤が突進。ラリアットが交錯するが、ここは後藤が制する。飛び込んだオカダはSANADAと先読み合戦を展開。SANADAはオカダのドロップキックをスカし、胸板に低空ドロップキックをお見舞いして場外に蹴落とした。リング上が混戦となると、試合権のあるロメロは飛び付き式スライスブレッドなどで巻き返しに出るも、鷹木はデスバレーボムで鎮圧。パンピングボンバーを振り抜くと、最後はMADE IN JAPANで3カウントを奪い取った。

 後藤の眼前で快勝を挙げた鷹木は荒武者の前で勝ち誇った。バックステージでも「調子いいのは後藤だけじゃねえ。見ての通り、鷹木信悟は絶好調だ」とアピール。後藤とは舌戦も続いているが、「そもそも本来リスクを背負わなきゃいけないのはリマッチを要求した後藤、お前じゃないのか? お前は何を懸けるんだ、後藤。いつも上から目線でよ。髪でも懸けるか? 坊主にしたら、荒武者が落ち武者になるじゃねえか。面白えな」とこき下ろし、「神戸でとことん潰し合おう? バカヤロー。戦いはもう始まってんだ。お前がそうやってのらりくらり余裕をぶっかましてるんだったら、いつでも俺は! 神戸まで待つ必要はない。どこの地方だろうと潰し合っていいんだからな」と断言した。

 そして、鷹木は内藤の発言に言及。前夜の後楽園で内藤はIWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座のダブルタイトルマッチを新日本に要求し、その実現のためにはロス・インゴ軍対決を辞さない覚悟を示していた。それを受けて鷹木は「この流れに俺も乗り遅れるわけにはいかねえんだよ」と自分も動くことを予告し、「新日本プロレス、俺も勲章が欲しいんだよ、勲章が。わかるか? 後藤が俺にリベンジをするメリットがあるんだったら、俺も後藤戦にメリットがなきゃおかしいだろ?」と要求した。勲章とはもちろんベルト。鷹木は「それもシングルの! おい、しっかり俺に美味しい舞台を用意しろ。後藤などここで完全に叩き潰してやる」と後藤を踏み台にしてタイトル戦線に殴り込む青写真を描いてみせた。

【鷹木の話】「調子いいのは後藤だけじゃねえ。見ての通り、鷹木信悟は絶好調だ。あいつ、またなんか言ってたな。俺が『全てを懸ける』と言ったら、『じゃあ、いったい何を懸けてくれるんだ?』って。バカヤロー。俺が全てを懸けるって言ったのは全力でお前を叩き潰すという意味だ。そもそも本来リスクを背負わなきゃいけないのはリマッチを要求した後藤、お前じゃないのか? お前は何を懸けるんだ、後藤。いつも上から目線でよ。髪でも懸けるか? 坊主にしたら、荒武者が落ち武者になるじゃねえか。面白えな。それから、神戸でとことん潰し合おう? バカヤロー。戦いはもう始まってんだ。お前がそうやってのらりくらり余裕をぶっかましてるんだったら、いつでも俺は! 神戸まで待つ必要はない。どこの地方だろうと潰し合っていいんだからな。それから、昨日の後楽園では大きな…大きいかどうか知らんけど動きがあったな。同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤の口からダブルタイトルマッチなんて言葉が出たんだ。EVILの口からIWGP、その言葉が出た。SANADAはオカダへの挑戦が決まっている。この流れに俺も乗り遅れるわけにはいかねえんだよ。俺も1年間、いろいろやってきたけどな、新日本プロレス、俺も勲章が欲しいんだよ、勲章が。わかるか? 後藤が俺にリベンジをするメリットがあるんだったら、俺も後藤戦にメリットがなきゃおかしいだろ? だったら、新日本プロレス! 後藤が俺に勝った暁には…勲章と言ってわからないんだったらハッキリ言ってやるよ。これ(ベルトを腰に巻く仕草をして)だよ、これ。タイトル。それもシングルの! おい、しっかり俺に美味しい舞台を用意しろ。後藤などここで完全に叩き潰してやる」

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