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9/8【全日本】1年8ヵ月ぶり参戦・武藤が馳に刺激 豪華トリオで秋山組に快勝

『2019 LATE SUMMER TOUR〜The Road to 第7回 王道トーナメント〜DSG GROUP PRESENTS WRESTLE MUST GO ON!』石川県産業展示館3号館(金沢)(2019年9月8日)
○武藤敬司&馳浩&ウルティモ・ドラゴンvs秋山準&野村直矢&黒潮"イケメン"二郎×

 武藤が復帰後初にして1年8ヵ月ぶりの古巣・全日マット参戦を果たし、馳&ウルティモとの豪華トリオで快勝。9日ぶりの共闘となった馳から刺激を受けた。

 今年6月に両ヒザ手術から復帰した武藤。昨年8・5金沢大会に来場した際に「復帰したら金沢に試合をしに来ます」と約束していたが、それを果たす形でこの日の金沢大会に登場。昨年1・14甲府大会以来、1年8ヵ月ぶりの全日マット参戦となった。

 しかも馳&ウルティモと豪華トリオを結成した。今大会の実行委員長を務める衆議院議員・馳とはかつて名タッグを結成。新日本時代にはIWGPタッグ王座を2度(第17代、第24代)戴冠し、SGタッグリーグ戦2連覇(93年、94年)を成し遂げたこともある。MASTERS8・30後楽園大会では獣神サンダー・ライガーとの豪華トリオを組んで永田裕志&中西学&西村修に勝利したばかりだ。

 馳がTシャツ投げパフォーマンスを披露すれば、武藤はLOVEポーズ。試合前から金沢のファンを魅了した二人はリング上で躍動した。武藤はW-1のリングで一騎打ちを行ったこともあるイケメンと全日本のリングで再会。フラッシングエルボーを放ち、蝶野正洋ばりのSTFで絞め上げる。見事な肉体美でお膝元のリングに上がった馳は金沢出身の野村にショルダータックルを連発されても倒れず。得意の逆水平を連発して気を吐いた。

 中盤からウルティモが捕まる展開となったが、延髄斬りで反撃すると、武藤が秋山に低空ドロップキックを連射し、ドラゴンスクリューからの足4の字固めで捕らえて見せ場を作る。馳はジャケットを吹き飛ばすほどの勢いでイケメンをジャイアントスイングでぶん回し、腰クネポーズも披露。野村のスピアーでねじ伏せられ、秋山のエクスプロイダー、イケメンのムーンサルトで追い込まれたが、最後は豪華トリオが魅せた。ウルティモがアサイDDTでイケメンの動きを止めると、武藤がシャイニングウィザード、馳が元祖・ノーザンライトスープレックスホールドでたたみかけて勝負を決めた。

 必殺技三重奏で豪華トリオが快勝。最後は馳が自ら実行委員長を務めた金沢大会をマイクで締め、「国会をしっかり頑張りますが、年に一度、また皆さんにお会いしたいと思います」と金沢のファンに再会を誓った。4日前のMASTERS後楽園大会で組んだばかりの武藤と馳は全日本のリングでも圧倒的な存在感を発揮。「いやぁMASTERSの時にも感じたけど、ホントに公務してんのかなって思うぐらいにコンディションいいよね」と馳を評した武藤は「やっぱり触発されて俺も元気になりますよ、背中をみてたら」と話し、この短い期間で2度の合体を果たした馳の存在に大いに刺激を受けたようだった。

【試合後の武藤&馳】
――MASTERSで組んで以来の合体となったが?

▼武藤「いやぁMASTERSの時にも感じたけど、ホントに公務してんのかなって思うぐらいにコンディションいいよね。やっぱり触発されて俺も元気になりますよ、背中をみてたら」

▼馳「武藤選手もそうだし、ドラゴンともいろんなご縁があるんだけど、こうして一緒に汗を流せるのは感謝ですね。年に一回だけですけど…」

▼武藤「MASTERSもあるから年に2回だよ」

▼馳「武藤選手が誘ってくれるし、ドラゴンもまだまだ頑張ってるしね。たぶんキャリア的にはほぼ同じなんですね。なので、まだまだ若い衆に負けないように頑張りたいと思います」

▼ウルティモ「大先輩なんで緊張しっぱなしでした。何か楽しめた感じですね」

▼馳「メキシコ行ってやる?」

▼武藤「メキシコ? ボチボチ考えますよ」

▼馳「メキシコでMASTERSやるのは?」

▼武藤「この間、ワグナー呼んだんだよ。弟が亡くなられたから。まぁ、また機会があったらメキシコでもアメリカでもヨーロッパでも。行く?」

▼馳「行く」

▼武藤「公務交えて行けばいいじゃん(笑)」

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