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9/9【NOAH】最終前哨戦も原田圧勝、小峠に“逆エビ葬"予告 「格違う」大原&論外は挑戦強行の構え

『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』東京・後楽園ホール(2019年9月9日)
○原田大輔&HAYATA&YO-HEY&タダスケvs小川良成&鈴木鼓太郎&クリス・リッジウェイ&小峠篤司×

 9・16大阪大会のIPWジュニア王座戦に向けた最後の前哨戦で王者・原田が、挑戦者・小峠に圧勝。あえて“逆エビ葬"を予告した。同じく大阪のGHCジュニア王座戦に向けては王者・HAYATAと挑戦者・YO-HEYが熱闘を誓い合った。また、原田&タダスケ組とGHCジュニア次期挑戦権をめぐって競合していた大原はじめ&NOSAWA論外組は挑戦強行を宣言した。

 小峠のジュニア回帰に伴い、かつての“桃の青春タッグ対決"が、ゆかりの大阪ビッグマッチを舞台にIPWジュニア王座をかけて実現。ところが小峠が精彩を欠き、おもだったアピールもしないことから、王者・原田はイラ立っていた。

 この日は後楽園で最終前哨戦。開始直後こそ小峠が積極的に仕掛けたものの、その後踏み込んだ攻防はなし。結局最後は原田率いるRATEL'Sのスピーディな連係に翻ろうされた小峠が、原田の片山ジャーマンの前に直接ピンフォール負けを喫した。

 それでも小峠はマイクで「お前、絶対にいい試合しようなんて1ミリも思ってないからな」と通告して去っていったものの、原田は呆れ果てた表情。「負けたから黙っている。そんなんじゃレスラー辞めろって。大阪であいつが痛感するんじゃないですか、ノアジュニアのレベルっていうのを」と辛らつに小峠を切り捨てたうえで「だから、俺はあえてあいつを逆エビ固めで仕留める。ジャーマンを出すまでもない」と、あえて超基本技である“逆エビ固め"での防衛を予告した。

 一方で9・16大阪大会での“夫婦対決"GHCジュニア王座戦を控える王者・HAYATAと挑戦者・YO-HEYは熱闘の誓い。マイクを握ったYO-HEYが「俺たち9月16日は夫婦の最高決定戦、いや、このプロレスリング・ノアのジュニアの最強決定戦、俺たち夫婦にしかできない正々堂々として最高の舞台にしようやないの」と呼びかけると、HAYATAもガッチリと握手で応えた。

 また、試合後にはGHCジュニアタッグ王座挑戦を表明しながらも、原田&タダスケと“競合"していた大原&論外組も登場。タダスケのマイクアピールを論外が阻止して乱闘に発展した。前夜は「譲るかも」としていた論外だが、「あいつらと俺じゃあ格が違うんだよ。今まで生きてきた時間、食ってきたいいモン、いい酒、抱いてきたイイオンナ、そして手に入れた…カネだよ。経験値が違う。RATEL'Sのヤツらと俺は、一枚も二枚も…いや、五枚は格が違うんだよ。一日考えて、今日譲ってやろうかと思ったけど、今日の、今ので分かるだろ? タダスケがしゃべる前に俺が先にアピールしてんだよ。次の挑戦者はNOSAWA論外と大原だ」と“挑戦強行"を宣言した。

【試合後の原田】
――最後の前哨戦で小峠選手からピンフォールを取ったが?

▼原田「別にどうってことない。普通の勝ち」

――弾みがついたわけでは…

▼原田「ないし、これで勢いに乗ったとか、別にそんなレベルまでいってないと思っているんで」

――チャンピオンとして大阪のタイトルマッチに向けて盛り上がっているとは言えない状況?

▼原田「それはなぜか? なぜやと思いますか?」

――小峠選手があまりアピールをしていない?

▼原田「沈黙してたら、その静かなる闘志がって気持ちになるんでしょうけど、一切伝わってこない。いわゆるただ喋らんだけの話なんですよ。別に俺が発したら注目もされると思うし。でも、それじゃこのベルトを懸ける意味もないと思うし、大阪という土地でやる意味もないと思うんで。あいつが何かしないと。もっと頑張れよって、だから。ずっと言ってるじゃないですか。俺、頑張れよって。負けたから黙っている。そんなんじゃレスラー辞めろって。大阪であいつが痛感するんじゃないですか、ノアジュニアのレベルっていうのを。だから、俺はあえてあいつを逆エビ固めで仕留める。ジャーマンを出すまでもないです」

【小峠の話】「もう、あれでしょう、大阪の結果が全てでしょう。この2年数ヵ月、どっちが正しかったかなんか全部大阪の結果が物語ることになりますよ」

【YO-HEYの話】「9月16日の大阪、俺YO-HEYとHAYATAで俺ら二人にしかでけへんような、とんでもない……自分でハードル上げとるけど、正々堂々とした夫婦対決。ノアジュニアの頂上対決をやるから。よろしく。最後にひとつだけいいすか? メチャクチャテンション高いから。え〜あっもしもし?(※と電話がかかってきたジェスチャーで去っていく)」

【論外の話】「(原田が言っていた)“そもそも論"って、そもそもあいつが言ってた“そもそも論"が間違ってんだよ。『パッとたまにしか試合してない』だ? バカ。わざわざ昨日、福島まで行ってやったんだ。アピールしてんのは俺だよ。俺がノアジュニアで一番おもしろい小川良成とやってやるって言ってんだよ。“そもそも"、第一に、あいつらと俺じゃあ格が違うんだよ。今まで生きてきた時間、食ってきたいいモン、いい酒、抱いてきたイイオンナ、そして手に入れた…カネだよ。経験値が違う。RATEL'Sのヤツらと俺は、一枚も二枚も…いや、五枚は格が違うんだよ。一日考えて、今日譲ってやろうかと思ったけど、今日の、今ので分かるだろ? タダスケがしゃべる前に俺が先にアピールしてんだよ。次の挑戦者はNOSAWA論外と大原だ。そんなことより、小川良成とやるのはめちゃくちゃ楽しみだよ。それだけだ」

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