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10/8【DRAGON GATE】暴走・ヒョウがREDに電撃加入 シュンは吉野に逆転負け

 『THE GATE OF VICTORY 2019』後楽園ホール大会が8日、行われ、ワタナベヒョウがパイプイスで奥田啓介を痛打して反則暴走。望月道場離脱を宣言し、極悪軍団のREDに電撃加入した。

 奥田の望月道場加入ヒョウは不快感をあらわにし、2人はことあるごとにぶつかってきた。どうにか遺恨を清算しようと、師範代の望月成晃は一騎打ちを提案。そこに、2人へのライバル心を燃やす石田凱士が横やりを入れて、今宵の第4試合で3WAY戦が行われた。

 3人は激しい打撃戦で意地をぶつけ合い、流れは二転三転する。終盤になると奥田と石田のマッチアップに。奥田は何度投げられてもしつこくスリーパーに固め、逆落としから絞め落としにかかった。が、ここでヒョウがパイプイスで殴りかかって暴走。レフェリーにまで手を出し、反則負けが宣告されると、止めに入る望月道場の吉岡勇紀や箕浦康太まで暴行した。

 感情的になったヒョウは「おい、奥田。お前がな、辞めないんだったら、俺が望月道場を辞めてやるよ」と三下り半を突きつけ、「俺が今から行動をともにするのはこいつらだ」とREDのメンバーをリングに呼び込むと、「俺は今からREDとして大暴れしてやるよ」とアピールする。見かねた望月が姿を現し、「おい、ヒョウ。お前が出した答えはこれか。随分安易な答えだな。まあ、望月道場はお前が言う通り、出入り自由だ。でもよ、お前は俺が今日、ドリームゲート挑戦するこの日にそういうことするんだな。もうちょい、タイミング考えろ」と怒りをあらわに。ヒョウは「奥田びいきの師範じゃないですか。ハハハ!」とせせら笑い、「どうせ勝てないでしょうけど、師範、せいぜい頑張ってくださいよ」と挑発する。これに怒った箕浦や吉岡が対戦を志願するが、望月は「吉岡、箕浦、お前らの気持ちだけもらっておくよ。来月こいつとは俺がやるぜ」と自ら鉄拳制裁を決意し、11・7後楽園での対戦が決定的に。最後に「ヒョウ、マイクの声がちょっと震えてたみたいだけど、来月、逃げんなよ」と通告した。

 第5試合ではシュン・スカイウォーカーが吉野正人に挑むスペシャルシングルマッチが実現した。Kzy、堀口元気、横須賀ススムとの一騎打ちで惜敗し、9・11後楽園ではドリームゲート王座挑戦権の懸かったバトルロイヤルに出場したものの、最後にかつての師匠・望月にピンフォール負け。足踏み状態が続いているシュンだが、今日はゴング前からスワンダイブプランチャを浴びせて先手。反撃する隙を与えず、ケブラーダもお見舞いする。さらに、ブラスター(変型ダブルアームスープレックス)、その場飛びムーンサルトプレスと猛攻を止めず、一気にスカイウォーカームーンサルトで勝負に出た。しかし、ヒザを突き立てて撃墜した吉野は、ミサイルキック、ラリアットで試合を立て直すと、最後はトルベジーノからライトニングスパイラルに繋げて、逆転の3カウントを奪い取った。のっけからフルスロットルの猛攻を見せたものの、終わってみればシュンは大の字。悔しさばかりが募る結末となった。

 第6試合ではMaxiMuMの土井成樹&ドラゴン・キッド&ジェイソン・リー組とNATURAL VIBESのKzy&横須賀ススム&“brother"YASSHI組が対戦。最後は土井がバカタレスライディングキックでYASSHIを仕留めて接戦を制すと、「俺たちMaxiMuMは今年入ってなにひとつ結果を残してないよな。残り3ヵ月、俺らもこのままじゃ終わらへんぞ。MaxiMuMもそろそろ動くからな」と予告していた。

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