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10/9【全日本】諏訪魔が15周年記念試合で再会・雷陣を豪快料理、近藤との好連係も久々さく裂

『2019旗揚げ記念シリーズ』開幕戦 東京・後楽園ホール(2019年10月9日)
諏訪魔デビュー15周年記念特別試合 ○諏訪魔&近藤修司&岡田佑介vs石川修司&佐藤光留&雷陣明×

 諏訪魔がデビュー15周年記念試合で久々の再会となった雷陣に豪快勝利。かつてのパートナー・近藤との好連係も決め、「また近藤君ともどっかで交わりたい」と続きを見据えた。

 2004年10月11日、後楽園ホールで馳浩を相手にデビューした諏訪魔は今年15周年イヤー。この日、同じ聖地で記念試合が組まれた。しかもパートナーにはかつてチームディストラクションを結成した近藤がいて、相手には同期・雷陣もいる。そして現在の仲間である暴走大巨人のパートナー・石川、Evolutionメンバーの光留&岡田と記念試合にふさわしい顔ぶれに囲まれた一戦となった。

 先発で飛び出した諏訪魔はいきなり雷陣と再会。ショルダータックルを連発されて先手を取られたものの、場外戦に持ち込むと南側客席でいたぶってお返し。光留が持ち出したプラ柵を奪うと光留、石川、雷陣に向かって次々に投げつけるなど暴走ファイトを全開させた。

 さらに石川との暴走大巨人対決でリングを揺らす真っ向勝負を繰り広げた諏訪魔だったが、ランニングニーリフトを食らって劣勢に。雷陣のニールキック、雷陣カッターで攻め込まれ、石川&光留のダブルブレーンバスターで投げられると、雷陣のダイビングヘッドバット、トラースキック、ラリアットを次々に被弾した。

 だが、諏訪魔は光留と雷陣相手にダブルチョップとラリアットを乱れ打つ大暴れで逆襲。すかさず近藤が加勢してディストラクションのサンドイッチラリアットが雷陣にさく裂した。さらに近藤がキングコングラリアット、岡田がミサイルキック、近藤がキングコングラリアットと波状攻撃を浴びせて石川を場外に蹴散らすと、孤立した雷陣に諏訪魔が左ラリアット、バックドロップで一気にたたみかける。雷陣も意地で肩を上げたが、諏訪魔は必殺のラストライドを爆発させて勝負を決めた。

 諏訪魔が雷陣に豪快勝利し、15周年記念試合を飾った。節目に同期との再会が実現し、「いろいろあったけどね、あいつともね。でも、こうやってまた15年のリングで向き合えたっていうのは、凄い感無量ですね」と感慨に浸った諏訪魔。そして近藤とも2017年4月4日の東京愚連隊・はぐれ連合軍興行・新宿大会以来、2年6ヵ月ぶりに同じコーナーに立った。「近藤君もいろんなことがあったと思うんですが、来てくれたっていうのは嬉しいよね。男気を凄い感じますよ」と感謝した諏訪魔は「不思議と合うんだよね。全部性格みたいのがわかっているんだろうね」と自己分析したように、ディストラクション結成時と変わらぬ好連係もみせたとあって、「また近藤君ともどっかで交わりたいなと思いますよ」と続きを熱望した。

 それが1ヵ月後の11・15大田区大会『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト』で実現する。諏訪魔&近藤は鈴木みのる&太陽ケアと対決。かつて2009年3月の両国大会で世界タッグ王座をかけて対戦し、敗れているだけに近藤は「今日は諏訪魔とこうやって組んで、久しぶりに懐かしむ試合になったと思うけど、次に諏訪魔と組んで試合をする時は、勝たなきゃいけない戦いだから。もうそこに照準を絞っていくし、今日で終わりじゃないから」と10年前の雪辱を宣言した。

 「ここからあと何が生まれるのか。それぞれ次第だと思うけどさ。俺は次のまず20年、そこを目標に頑張っていこうかなと思う」と宣言した諏訪魔。昔と今の仲間に囲まれた15周年記念試合で新たな刺激を受け、これからも全盛期を実証する戦いを繰り広げていく。

【試合後の諏訪魔&近藤】
▼諏訪魔「あぁ、本当にありがとう。ありがとうね。こうやってさ、昔、縁があった人とかさ、今も縁がある人間とかとこの試合ができたっていうことは凄い俺にとってハッピーなことだね。用意してくれた全日本プロレスには感謝しかない。近藤君もいろんなことがあったと思うんですが、来てくれたっていうのは嬉しいよね。男気を凄い感じますよ。いやあ、本当に感謝の言葉しかないね。確かに先輩なんだよね(笑) 本当に佐藤も同じこと言うんだよ。あれ、近藤の影響じゃねえか? でもね、近藤君もジュニアじゃないよね、あのパワーっていうのは。凄いなと思いました。岡田も凄い刺激を受けたと思うんだよね。まだまだ石川vs近藤なんてものを見たいなと思うしさ。ここからあと何が生まれるのか。それぞれ次第だと思うけどさ。俺は次のまず20年、そこを目標に頑張っていこうかなと思うし。でも、周年の試合っていうのはさ、おじいちゃんにさせられた気分だよ。困っちゃうね。恥ずかしいよ。まだまだこれから、ドンドンドンドン三冠だ、五冠だっていうそういう記念でリングにまた集まりたいと思うので。また近藤君ともどっかで交わりたいなと思いますよ。ドンドンうちに来てもいいと思うし、よそでも今度組むしね。デストロイヤーの試合もあるわけだから。全日本の枠をドンドンドンドンはみ出る感じで、もう5年間頑張って…5年で終わらないよ(笑) 頑張っていきたいと思います」

――サンドイッチラリアットも久しぶりに決まったが、タッグチームとしてのブランクは感じなかった?

▼諏訪魔「感じないねえ。なんだろうね? 不思議と合うんだよね。全部性格みたいのがわかっているんだろうね、俺の。なんだろう、不思議な感じでしたね」

――近藤選手は諏訪魔選手と久々に組んでどうだった?

▼近藤「まあ、今日は諏訪魔とこうやって組んで、久しぶりに懐かしむ試合になったと思うけど、次に諏訪魔と組んで試合をする時は、勝たなきゃいけない戦いだから。もうそこに照準を絞っていくし、今日で終わりじゃないから。次は戦い。この2人の戦い」

――次の戦いの相手で言うと、昔、世界タッグ王座を懸けて負けている鈴木&ケアと対決するが?

▼近藤「長い時間かけたリベンジだよね。まあ、いつだってリベンジだよ」

――久しぶりに雷陣選手と再会したが?

▼諏訪魔「いやあ、嬉しかったよね。最後立ってくれるかなと思ったんだけどさ、立ってくれたんでね。やっぱそこはプロだなと思いますね。いろいろあったけどね、あいつともね。でも、こうやってまた15年のリングで向き合えたっていうのは、凄い感無量ですね。今日のメンバーとね、またいろいろ今後、業界を荒らしていきたいなと思います」

【試合後の石川&光留&雷陣】
▼石川「雷陣明さん、真ん中、真ん中」

※雷陣を中央に座らせる

▼雷陣「なんもできんかった…」

▼光留「諏訪魔、大きくなったな。15年? 佐藤光留は来年20だからな。覚えとけ。修司、何年っすか?」

▼石川「16年」

▼光留「諏訪魔。お前の周りには先輩ばっかりだって覚えとけ。雷陣だってまだまだこれからだぞ。何年?」

▼雷陣「15年。同期やから」

▼光留「同期? まだまだやな。なんで座っとんのや、お前」

▼石川「(笑)」

▼雷陣「すいません。いやあ、強烈っすね。10年ぶりぐらいにラストライド。(マットで)2バウンドぐらいしましたよ(苦笑) やばい」

▼石川「本当に僕、生で雷陣明選手を見るのは初めてだったんで。これは全日本、雷陣明としてまた上がる時が来るんじゃないですか? どうですか?」

▼雷陣「使ってくれますか? 全日本プロレスは雷陣明を使ってくれますか?」

▼光留「地獄の使者・雷陣明が使ってくれますかじゃねえだろ?」

▼雷陣「使ってくれ! 仕事ないんや。カナダで仕事を…」

▼光留「カナダで寿司職人になってから、消息不明だって書いてあったぞ。そうなの?」

▼雷陣「そう」

▼光留「寿司、好きなの?」

▼雷陣「好きよ」

▼光留「ああ、そう。寿司を作るの好きなの?」

▼雷陣「好き好き」

▼光留「寿司職人やってたんでしょ? お客さんが来たらなんて言うの?」

▼雷陣「へいらっしゃい」

▼光留「なんか聞いたことが…。(暖簾を潜る仕草をしながら)やってる?」

▼雷陣「へいらっしゃい!」

▼光留「なんだ、この感じ…。不思議だな」

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