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10/11【NOAH】両国へ対金剛で清宮がAXIZと結束 「妬みから新しい景色は生まれない」

『PREMIUM PRELUDE 2019』神奈川・横浜ラジアントホール(2019年10月11日)

 11・2両国大会に向けてGHCヘビー級王者の清宮海斗と、タッグ王者の“AXIZ"中嶋勝彦&潮崎豪が「対金剛」をキーワードに結束。清宮は「妬みからは新風景は生まれない」と叫び、両国へ“王者vs挑戦者"の色分けがくっきりと分かれた。

 新生ノア年間最大の舞台となる両国大会ではGHCヘビー級王座戦「(王者)清宮vs拳王(挑戦者)」と、同タッグ王座戦「(王者)中嶋&潮崎vsマサ北宮&稲村愛輝(挑戦者)」が決定済み。いずれも拳王率いるユニット“金剛"がベルトを狙う構図となっている。

 今宵の横浜大会では前哨戦こそ無かったものの、メインに出場した清宮のもとに金剛の挑戦者トリオが登場。北宮と稲村が若き王者の清宮を袋叩きにして自由を奪うと、拳王が至近距離からマイクで「お前は本っ当にいいよなあ。会社…いや、親会社のリデット・エンターテインメントに甘やかされて。俺なんかな、アイツらに退団を突きつけられてるんだぞ? 俺たち金剛、解散を突きつけられてるんだぞ?(※12・14金剛興行が札止めにならねば拳王退団&金剛解散) お前は甘やかされて、可愛がられてるだろ? そんなに甘やかされてな、全然強くなってねえんだよ! 俺たちはこの弾圧に耐えて、ベルトを必ず総獲りしてやるからな!」となじった。

 そこへ“救出"に現れたのが中嶋&潮崎だった。これまで清宮とは“中心"をめぐって敵対してきた中嶋&潮崎だが、ともに「両国で金剛の挑戦を受ける」共通項がある。

 そのまま自然に“3対3"のにらみ合いに発展。拳王は「お前ら、3人そろうと、本当にイケメンだな。そしてな、お前たちの身体能力も本当にすごいよ。でもな、お前たちにひとつ欠けてるところがある。それは心だ、ハートだ! お前らには強い信念がないんだ。俺たちには強い信念があるぞ!? 俺たちのこの強い信念で、ノアのリングをダイヤモンドのように輝かせてやるからな」と改めて宣戦布告して姿を消した。

 残った清宮は無言で中嶋と潮崎に握手を求め、AXIZも応じてガッチリ手を握りあった。マイクをつかんだ清宮は「(拳王は)親会社のリデット・エンターテインメントが大嫌いだとか憎んでるとか、そんなことばっかりでさ。妬みから生まれたところに、ノアの明るい景色なんてあるんですか? 俺はないと思う」と断じて、横浜大会を締めくくった。

 とはいえバックステージでは中嶋が「ただ、勘違いするなよ? 共存共栄するつもりは無いからな。いつだって俺は(※清宮のベルトを指差しながら)見てるからな」と強調。かくして“両国戦線、対金剛限定"で清宮&AXIZの共闘戦線が完成し、「王者vs挑戦者」の色分けが一層くっきり分かれる形となった。


【試合後の清宮&中嶋&潮崎】
▼清宮「違うでしょ。あいつら(金剛)のやり方は。だって今は両国に向けて、みんなで一丸になってやんなきゃいけないんじゃないの? 会社がどうとか、そういうこと言うんじゃなくて、みんなで力を合わせなきゃいけないんじゃないの?(※中嶋と潮崎に)違いますか?」

▼潮崎「こいつが言ったようにね。観にきてくれたファンの人たちのために闘いを見せる。それは共感できるよ」

▼中嶋「俺たちもGHCのタッグのベルトを持ってるし、(清宮もシングルの)ベルトを持ってるし。そういう共通点もあるしね。何より同じチャンピオンとして、両国を盛り上げる気でいるからね。(※清宮に)ただ、勘違いするなよ? 共存共栄するつもりは無いからな。いつだって俺は(※清宮のベルトを指差しながら)見てるからな。がんばれチャンプ」

▼清宮「そうだよ。今言われたとおりだよ。闘いながらこのベルトを狙ってるよ。でも俺たちが本当に願うことは、ノアを大きくすることだから。それはノアが好きだから。ノアを応援してくれてるみんなのことが好きだから。だから必ず、俺は両国で拳王を倒して、俺が新しい景色を創って、このノアを一気に引き上げたいと思います」

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