10/13【NOAH】小川が清宮にも苦言 “新しい景色は現ノアJr.が体現中"強調
『PREMIUM PRELUDE 2019』兵庫・神戸サンボーホール(2019年10月13日)
○小川良成&小峠篤司&クリス・リッジウェイvsHAYATA&原田大輔&タダスケ×
11・2両国大会のGHCジュニアタッグ王座戦に向けた前哨戦で王者の小川が、挑戦者のタダスケを“力"でねじ伏せる完勝。“新しい景色"を口にし続けるヘビー級の若き王者・清宮海斗が川田利明に接近したことを懐古的と批判した一方で、現ノアジュニア抗争こそ“新しい景色"だと強調した。
この日は小川のパートナー・鼓太郎は不在。第4試合の6人タッグマッチで原田&タダスケのRATEL'Sコンビと対決した小川は、やはり“スティンガーvsRATEL'S"の激しい乱戦に持ち込んでリングアウト勝ちを狙う。前回前哨戦でリングアウト負けを喫している原田も今宵はリングに戻ったが、ならばと小川は続くタダスケを素早いスティンガー連係で止め、バックドロップを連発して完璧な3カウントを奪ってみせた。
リングアウト防衛を不服としていた挑戦者を、しかも相棒・鼓太郎不在でも、“力"でねじ伏せた形となった小川は、タダスケを踏みつけながら二本のベルトを掲げて勝ち誇る。「4回も挑戦して獲れてないし、チームの限界っていうのは、もう見えてるんじゃない? 俺と鼓太郎には追いつけないよ」と、3度を超える5度目の正直を狙う原田&タダスケ組の“限界説"まで唱えた。
一方でこの日もカード編成の試合順に言及し、「今やってるセミ(ジュニア&ヘビー混合の8人タッグマッチ)と順番違うよね。メンバー見て、どう見たって順番違うよ。しつこいようだけど。“ジュニアだから"っていうのは、もういい加減…」と改めて現体制の“ジュニア軽視"を指摘。
さらには「清宮も“新しい景色"とか言ってるけど、また川田さんを連れてきたりしてねえ? 全然新しくない。やってることが逆を行ってるよね。ちょっとチャンピオンおかしいんじゃない? ブレてると思うよ」と新技ストレッチプラム式フェイスロックを開発し、川田に教えを請うたヘビー級の若き王者にも批判の矛先を向けた。
自身は今年、徹底して“スティンガーvsRATEL'S"のノアジュニア抗争に身を投じ、同じカードが続いても同様の結末は二つとない日々深化する攻防を繰り広げている。「現ノアジュニアの闘いで新しい景色を体現していく?」と問われた小川は「もう見せてるでしょ、散々」と強調。11・2両国大会で53歳の誕生日を迎えるキャリア34年の重鎮が示す“新しい景色"のあり方。日々の試合そのものが、その“問いかけ"となっている。
【試合後の小川&小峠】
――鼓太郎不在でも力で挑戦者コンビをねじ伏せた
▼小川「まぁ『こんなもんかな』ってカンジだと思うし、鼓太郎帰ってきたら絶対にチームとしては負けないと思うし」
――原田&タダスケ組は4度に渡ってジュニアタッグ王座奪取に失敗しているが?
▼小川「そうだね。4回も挑戦して獲れてないし、チームの限界っていうのは、もう見えてるんじゃない? 俺と鼓太郎には追いつけないよ」
――前回よりも、より差を見せつけて防衛する?
▼小川「まぁ前回は両者リングアウトだから(笑) でも結果防衛なんで」
――今度は言い訳無用の勝ち方を?
▼小川「まぁ、今日の時点でそうでしょ。まぁ、あとはしつこいようだけど、今日の試合順だって、今やってるセミと順番違うよね。メンバー見て、どう見たって順番違うよ。しつこいようだけど。“ジュニアだから"っていうのは、もういい加減…。清宮も“新しい景色"とか言ってるけど、また川田さんを連れてきたりしてねえ? 全然新しくない。やってることが逆を行ってるよね。ちょっとチャンピオンおかしいんじゃない? ブレてると思うよ。川田さん来る時点で逆行ってるから、それは」
――現ノアジュニアの闘いで新しい景色を体現していく?
▼小川「もう見せてるでしょ、散々。見せてるんだから。この後どう会社の人が考えてくれるか、だね。(※セミファイナルのリング上をみやりながら)見てみなよ、あの冴えないメンバー。ま、あとはウチの小峠が締めるから」
▼小峠「チームとして、やっていきます!!」