10/14【NOAH】“5度目正直"狙うタダスケが前哨戦連敗 鼓太郎「あえて言おう、まだ早いと」
『PREMIUM PRELUDE 2019』石川・金沢流通会館(2019年10月14日)
○鈴木鼓太郎&小川良成&小峠篤司&クリス・リッジウェイvsHAYATA&YO-HEY&原田大輔&タダスケ×
11・2両国大会のGHCジュニアタッグ王座戦に向けた前哨戦で、王者・鼓太郎が挑戦者・タダスケから技アリの直接勝利。原田とのコンビで実に5度目の挑戦となるタダスケに「あえて言おう、まだ早いと」と通告した。
鼓太郎不在だった前夜・神戸大会の前哨戦では、王者の小川がタダスケをバックドロップで直接撃破。10・3後楽園大会のリングアウト防衛を不服としていた原田&タダスケを“力"でねじ伏せて黙らせていた。
そしてこの日は鼓太郎が再合流。金沢大会セミファイナルに据えられた“スティンガーvsRATEL'S全面対決"となる8人タッグマッチで激突し、やはり両軍先の先まで読み合う目まぐるしい攻防を展開した。
終盤には小川&鼓太郎、HAYATA&YO-HEY、小峠&リッジウェイと“タッグチーム"がそれぞれの合体攻撃を次々と繰り出す乱戦状態に突入。原田&タダスケが合体ニーアッパーで混戦を抜けると、エプロンサイドを走ってのコーナー越しドロップキックでHAYATAが鼓太郎を打ち抜き、続けざまにタダスケがラリアットで仕留めにかかった。
だが、避けた鼓太郎は腕を巻き込みながらの逆さ押さえ込みへ。タダスケも2PAC(変型回転十字固め)で切り返しにかかったが、鼓太郎もさらに切り返して横回転で転がし、お株を奪うような回転十字固めで丸め込んで3カウントが数えられた。
前夜に続いて王者に直接ピンフォール負けを喫したタダスケは、勝ち誇る小川&鼓太郎に襲いかかろうとしたものの、相棒の原田に止められて悔しさを募らせた。
バックステージで鼓太郎は、「昨日俺がいなくても勝ってんだから、俺が戻ってきたら勝つに決まってるでしょ。昨日は小川さんに力で負けて、今日は俺に技で負けて。どうするタダスケ? あえて言おう、まだ早いと」と不敵に笑った。
タダスケはRATEL'S内で唯一GHCタイトル未戴冠。特段ジュニアタッグ王座をめぐっては、原田とのコンビで4度、HAYATAとのコンビで1度挑戦しているが、すべてチャンスを逃している。今回は原田とのコンビで“5度目の正直"を狙う形となるが、鼓太郎は「「挑戦重ねりゃいいってもんじゃないでしょ? 獲るヤツは一発で獲るんだよ。回数で獲れるんだったら、ポイントカードみたいじゃねえか!」とタダスケにとっての“悲願"を一笑に付した。
【試合後の小川&鼓太郎】
――前夜前哨戦は不在だった鼓太郎選手だが、今日はタダスケから直接勝った
▼鼓太郎「昨日俺がいなくても勝ってんだから、俺が戻ってきたら勝つに決まってるでしょ。昨日は小川さんに力で負けて、今日は俺に技で負けて。どうするタダスケ? あえて言おう、まだ早いと」
――タダスケは5度に渡ってGHCジュニアタッグ王座奪取を逃しているが、まだ早いと?
▼鼓太郎「挑戦重ねりゃいいってもんじゃないでしょ? 獲るヤツは一発で獲るんだよ。回数で獲れるんだったら、ポイントカードみたいじゃねえか!」
――小川選手は前哨戦連勝となったが?
▼小川「昨日も言ったけど、俺と鼓太郎のあのチームとはかなりの差があるから。それがこの結果だと思うし」
――今日は試合順がセミファイナルだったが?
▼小川「そうだね。だって前の試合(杉浦&大原vs潮崎&熊野)よりも、俺らの試合のほうが盛り上がったでしょ? これで正解だったと思うよ。まぁこれから始まるメイン(清宮&谷口&宮脇vs拳王&北宮&稲村)も今日のメンバーだったら、ちょっと微妙でしょ?」
▼鼓太郎「メインでできる器量がないのに、メインで試合すべきじゃないよね。だって向こう(RATEL'S)はジュニアのシングル持ってて、こっちはタッグとIPWジュニアも持ってて、一番ベルトがかかってるんだよ。これがノアの中心なんじゃないの?」
――両国ではぶっちぎりで勝つ?
▼鼓太郎「当たり前だよ。何度でも言ってやる。タダスケにはまだ早い」