プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

10/14【全日本】三冠戴冠へ勢い加速 ジェイクが宮原を蹴撃KO 「もっと非情になる」

 ジェイクが2度目の前哨戦で王者・宮原をハイキック3連発でKO。「もっと非情になる」と宣言し、最高男と正反対の色で三冠初戴冠を成し遂げる構えをみせた。

 10・24後楽園大会で三冠王者・宮原に挑戦するジェイク。2度目の前哨戦となったこの日、王道トーナメント決勝戦以来となる最高男狩りをやってのけた。

 世界タッグ王者・ゼウス&崔と組んだジェイクはいきなり先発で宮原と対峙。フロントハイキックを食らっても、すぐさまショルダータックルで反撃して譲らず。控えに戻った宮原をフロントハイキックで場外に蹴落とすなど積極的に仕掛けた。

 終盤になって再び宮原と向き合ったジェイクはフロントハイキックで出鼻をくじかれ、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃を浴びたが、ニーリフトですぐさま逆襲。ゼウスと崔の援護射撃を受けると、ランニングローキックで蹴り飛ばすなど蹴り技が冴え渡った。

 混戦模様となった中、宮原が後頭部への串刺しブラックアウト、ジャーマン、正調ブラックアウトで一気にたたみかけてきたが、シャットダウンはジェイクが決めさせず。ジャイアントキリング、ドクターボムの猛攻で押し返す。バックドロップを食い止めた宮原がブラックアウトを連打し、再びシャットダウンを仕掛けてきたが、阻止したジェイクはカウンターのハイキックをさく裂。宮原がスタンドブラックアウトで応戦しても、ハイキック2連発で徹底抗戦。大の字となった宮原から3カウントを奪った。

 王道トーナメント決勝戦に続き、宮原からピンフォール勝ちをスコア。しかも得意とする蹴りの切れ味を再認識させる快勝劇だった。10・24後楽園での三冠ベルト初戴冠へ向けて大きく弾みをつけたジェイクは「まさか嘘でしょって結末で終わってる人たちが大多数だと思うけど、これが今の俺なんですよ」と自信満々に豪語した。

 ジェイクが10・24三冠決戦で描く戦い模様は陰と陽。「お客さんの声をあおろうとか、そういうのはせずに、宮原健斗の俺は真反対で今回は進もうと思う。宮原健斗では体現できない色合いを今回の三冠でジェイク・リーがみせようと思います」と宣言した。三冠ベルト初戴冠を成し遂げるためにもジェイクはとことん勝負に徹するつもりで、「だからこそ俺はもっと非情になろうと思う」と言い切った。ジェイクは宮原にない色で勝負し、頂点の座を奪い取る。

【ジェイクの話】「(2度目の前哨戦で宮原をKOしたが?)前哨戦ももちろん大切なんですけど、先日、凄い台風がきて、凄い被害が甚大で、郡山は特にその中の一つで、ゼウスさんが言った言葉が全てで。俺もこの中でプロレスをするべきなのかどうか。けど、俺たちやっぱりプロレスラーだからさ。プロレスの力で皆さんに力を届けるのが一番俺ら得意分野だからさ。(今日の結果は)まさか嘘でしょって結末で終わってる人たちが大多数だと思うけど、これが今の俺なんですよ。うん。あんなのそりゃ頭部に食らったら揺れてなかなか立てないのは皆さん承知のはずです。食らったことないからわからないと思うけどね。だからこそ俺はもっと非情になろうと思う。お客さんの声をあおろうとか、そういうのはせずに、宮原健斗の俺は真反対で今回は進もうと思う。宮原健斗では体現できない色合いを今回の三冠でジェイク・リーがみせようと思います」

プロ格 情報局