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10/15【新日本】飯伏が「最強&最高」同時戴冠誓う、オカダは異例のIWGPヘビー2連戦敢行を宣言 1・4ドームIWGP戦会見

 2020年1・4東京ドーム大会でIWGPヘビー級選手権試合が決まった王者・オカダ・カズチカ、挑戦者・飯伏幸太が15日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた発表会見に出席。飯伏が「僕はどっちも金メダルだと思ってるので、どっちもほしいです」とドーム2連戦でのIWGPヘビー&インターコンチネンタル同時戴冠を描けば、オカダはドーム2連戦の超満員を誓いつつ、異例のIWGPヘビー2連戦をぶち上げた。

 10・14両国大会でオカダがSANADAを激闘の末に下してIWGP王座V4を果たし、飯伏もEVILを撃破して権利証を死守。ともにG1の雪辱を遂げて1・4ドームのメインにコマを進め、IWGP王者vsG1覇者の頂上決戦が実現することになった。

 飯伏はこれが初の東京ドーム大会メイン登場となる。両国では「いつまでもあなたじゃ面白くないでしょ?」と長らく続いてきたレインメーカー政権に疑問符をつけたが、一方で「これだけ長い期間持ち続けられるのであって、そこは本当に素晴らしいと僕は思ってます」と敬意を払ってもいる。だからこそ、「それをさらに超えていきたい。最強の部分でも超えていきたい。新しい景色みせたいですね」と悲願のIWGPヘビー初戴冠を誓っている。

 その先に飯伏が見据えるのは当然、IWGPヘビー&インターコンチの同時戴冠。「もっともっとプロレスを広めたい」というのが大きな動機で、「インターコンチネンタルのベルト、そしてIWGPヘビー級のベルト、この二つを同時に巻きたい。ここは今でも変わりません」と言い切った。飯伏にとってIWGPヘビーは「最強の人が巻くベルト」で、インターコンチは「最高の意味で金メダル」となる。「僕はどっちも金メダルだと思ってるので、どっちもほしいです」と熱望した飯伏は「理想的なのは1月4日にIWGPヘビー級のタイトルマッチをやって勝って、そのまま次の日、IWGPヘビーとインターコンチネンタルのダブルタイトルマッチをやるのがベスト」とドーム2連戦での悲願成就を描いた。

 迎え撃つオカダは5度目の防衛戦。1・4ドームのメイン登場は内藤哲也を破った2018年のIWGP戦以来2年ぶりとなる。その試合後に誓ったのが東京ドームを超満員にすること。オカダは「マディソン・スクエア・ガーデンも超満員にしたのに、あれ? 日本では全然お客さん入ってないじゃんと言われないように東京ドームを超満員にして、プロレスの凄さ、素晴らしさを、プロレスファンの皆さんが胸を張ってプロレス最高だよって言えるようなものを僕たちがおみせしないといけない」と責任感たっぷりに言い切った。

 飯伏には今夏G1公式戦で敗れており、雪辱戦となる。同時戴冠を描く飯伏とは対照的に「もしかしたらインターコンチにはインターコンチなりの魅力があるのかもしれないけど、僕はそれが魅力的に見えない」との見解を示し、「僕はやっぱりこのIWGPヘビーが最強で最高だと思います」と断言。飯伏へのリベンジを遂げ、その至宝ベルトを守り抜くのみで、「僕はホントに1・4も1・5も超満員にすると言ってますので、どちらもタイトルマッチをやりたいと思います。2冠ではなくIWGPヘビーの防衛戦をやりたいなと思ってます」と宣言。史上初のドーム2連戦で異例のIWGPヘビー2連戦を敢行する構えをみせた。

 両者が描く青写真は、いずれもプロレスをもっと盛り上げたいとの強い思いから生まれたもの。どちらが制するにせよ、このIWGP決戦が新日本、そしてプロレスをさらに高める戦いとなる。

【会見の模様】
▼飯伏「飯伏です。昨日はこのIWGPヘビー級権利証をかけて戦ったんですけど、無事勝つことができ、この場にいると。今、最高です。僕ははじめから、G1を優勝した次の日の会見からずっと言い続けてるんですけど、インターコンチネンタルのベルト、そしてIWGPヘビー級のベルト、この二つを同時に巻きたい。ここは今でも変わりません。それはもっともっとプロレスを広めたいから。でも、そのIWGPヘビー級のベルトに対して舐めてるとか、そういうのは何も思ってない。あとオカダさんに対しても安いとは思ってないです。むしろ高いと思ってます」

▼オカダ「こんにちは。(取材陣が無反応で)僕は昨日言ったんですよ。『マスコミの皆さんも一緒にプロレス盛り上げていきましょう』と言って、『オー』と言ったのに、『こんにちは』って言って、『こんにちは』って言い返してくれないとは。僕はビックリですよ。もう一回言います。こんにちは! (取材陣から『こんにちは!』と返ってきて)よし。プロレスを盛り上げていきたいなと思います。そして東京ドームのメインイベント決まりましたけど、まだだいぶ先ですし、僕はホントにこの一番のベルトを大事にしたいなと思ってますし、東京ドーム、超満員にこの僕がしないといけないと思うので。ただG1では飯伏さんに負けてるので、そこはしっかり借りを返したいなと思います」

――飯伏選手は東京ドームのメインの舞台に上がることについて?

▼飯伏「何年か前にダブルメインイベントという形でやったことはあるんですけど、実質上やっぱりセミファイナルの位置だったので、本当にそのトリ、メインイベントをやるのは今回が初めて。なので、それも含めて凄く楽しみですね」

――オカダ選手が超満員にすると発言したが?

▼飯伏「それはもう僕も超、超満員にしますよ」

――オカダ選手は2018年以来2年ぶりのドームのメインとなり、その試合後「もっとドームをいっぱいにする」と発言していたが?

▼オカダ「あの時はプロレスが盛り上がってると言われてる中で、やっぱり東京ドームを見渡すと空いてるところもありましたし、そこをしっかり埋めてこそプロレス盛り上がってるなと胸を張って言えるんじゃないかなと思いますので。ホントにプロレスがダメな時もあって、お客さんが全然入らなかった中で、ここまで復活したんだよと。マディソン・スクエア・ガーデンも超満員にしたのに、あれ? 日本では全然お客さん入ってないじゃんと言われないように東京ドームを超満員にして、プロレスの凄さ、素晴らしさを、プロレスファンの皆さんが胸を張ってプロレス最高だよって言えるようなものを僕たちがおみせしないといけないと思うので、来年、4も5も超満員にします」

――2冠へのこだわりはどこからきている?

▼飯伏「僕はIWGPヘビー級のベルトは実は一度も手にしたことがなくて。ヘビーのベルトを僕は凄く尊敬してるというか、僕はIWGPヘビー級のベルトっていうのはやっぱり最強の人が巻くベルト。僕もそういう意味ではIWGPヘビー級のベルトも金メダル。でもインターコンチのベルトは最高の意味で金メダルだと思ってるんで。僕はどっちも金メダルだと思ってるので、どっちもほしいです」

――オカダ選手は「金メダルを持っていて銀メダルをほしがるのはおかしい」と発言していたが?

▼オカダ「わからないです。僕はこのベルト一本でしかやってきてないですし、タッグはありますけど他のベルトにも挑戦したことないですし。もしかしたらインターコンチにはインターコンチなりの魅力があるのかもしれないけど、僕はそれが魅力的に見えないというか。過去にインターコンチをヘビー以上の魅力的なベルトにした人もいますし、そういうことがインターコンチで今できてないんじゃないかなと思うので、僕はやっぱりこのIWGPヘビーが最強で最高だと思います」

――飯伏選手は10・14両国のリングで「もうオカダの時代は飽きてる」と発言していたが?

▼飯伏「ちょっと長すぎないですか? 持ってる期間が。これは最強だから。これだけ長い期間持ち続けられるのであって、そこは本当に素晴らしいと僕は思ってます。僕はそれをさらに超えていきたい。最強の部分でも超えていきたい。新しい景色みせたいですね」

――それに対して?

▼オカダ「まぁ、長い間いろいろとベルト持っていて、ホントに強くてごめんなさい」

――1・5で希望するカードは?

▼飯伏「そこはたぶん話が割れそうな気がしますけど、僕は理想的なのは1月4日にIWGPヘビー級のタイトルマッチをやって勝って、そのまま次の日、IWGPヘビーとインターコンチネンタルのダブルタイトルマッチをやるのがベストかなと」

▼オカダ「僕はホントに1・4も1・5も超満員にすると言ってますので、どちらもタイトルマッチをやりたいと思います。2冠ではなくIWGPヘビーの防衛戦をやりたいなと思ってます」

――飯伏選手は「あとがない」と発言していたが、ドームでのIWGP戦が決まって今までの切迫感が薄れた?

▼飯伏「そこは常に変わらないですね。常に僕は限界を生きてるんで。ずっとMAXでね、走り続けてますね。変わらないです」

――10・14両国の試合後のマイクで「カネの雨」のフレーズを使わなかったが意味はある?

▼オカダ「特にありません」

――2年前に「幸せの雨を降らせる」と言っていたが、ここまでそれを降らせることができた?

▼オカダ「まぁ、でもホントにプロレスファンの人をハッピーにしていくしかないと思うんで、どんどんまだまだプロレスを盛り上げて、いろんな人に知ってもらって、やっぱりハッピーに。プロレスって凄いんだな、楽しいな、素晴らしいなっていう、そういうものをいろいろとみせていきたいなと思ってます」

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