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10/16【新日本】Jrタッグリーグ開幕 王者・ファンタズモ&石森がオスプレイ組連破で“同時制覇"宣言

『Road to POWER STRUGGLE〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜』東京・後楽園ホール(2019年10月16日)
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦 ○エル・ファンタズモ&石森太二vsウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルス×

 9・16鹿児島に続いてオスプレイ&イーグルス組に連勝し、ジュニアタッグリーグ開幕戦のメインを白星で締めたファンタズモ&石森が、IWGPジュニアタッグ王者としてリーグ戦を制する“同時制覇"を予告した。

 IWGPジュニアタッグ王者の石森&ファンタズモ組と“ザ・バーズ・オブ・プレイ"オスプレイ&イーグルス組が「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」初戦で激突した。両チームは9・16鹿児島で激突。ファンタズモがイーグルスを撃破してタイトル防衛を果たした。一方、IWGPジュニア王者のオスプレイは10・14両国でファンタズモを下してV2。試合には石森とイーグルスも乱入し、遺恨を深めていた。

 序盤はファンタズモ組がオスプレイに照準。ラフファイトを織り交ぜながら、一方的に蹂りんした。それでもオスプレイが両足オーバーヘッドキックで挽回すると、イーグルスが孤軍奮闘。ダイビングボディアタックや顔面低空ドロップキック&スライディングエルボーなどで相手チームをナデ斬りにすると、石森と激しく競り合い、ダブルダウンに持ち込んだ。

 ここで、両国で対戦したばかりのオスプレイとファンタズモが対峙する。タイトル戦の続きをするように激しいエルボー合戦を繰り広げると、オスプレイはサマーソルトキック、延髄斬りの波状攻撃をお見舞い。ブレーンバスターもスタナーで切り返すと、ロビンソンスペシャル(コークスクリューキック)からオスカッターの構えに。

 先に動いたファンタズモがリバースフランケンを決めると、ジュニアタッグ王者組が猛攻に転じる。ファンタズモが石森を肩車で抱え上げると、そこから石森はオスプレイにコードブレイカーをお見舞い。そして、そのままオスプレイを固定すると、そこにファンタズモがムーンサルトプレスを浴びせた。両国と同じくファンタズモはVトリガーから片翼の天使の体勢に。

 これをこらえたオスプレイはその場飛びスパニッシュフライで活路を開く。代わったイーグルスとはパワーボム&スライスブレッドの合体攻撃を敢行。好連係を駆使して、怒とうの追い上げへ。コーナーに上がったファンタズモにサンドイッチジャンピングハイキックを放つと、合体雪崩式スパニッシュフライを狙った。これはファンタズモの抵抗にあうが、2人は同時にバク宙して不時着し、サンドイッチ式延髄斬りがさく裂。イーグルスの変型DDTから間髪入れずにオスプレイがシューティングスタープレスを落とした。石森のカットが間に合うも、オスプレイがプランチャで分断する。

 イーグルスは足への450°スプラッシュから変型裏足4の字固めに繋げるロン・ミラー・スペシャルでギブアップを迫る。ファンタズモに脱出を許しても、ジャンピングハイキックを乱れ打つが、割り込んだ石森がジャンピングニーで不意を突くと、スピニングトーチャーラックネックブリーカー&ジャンピングニーの合体技が火を噴く。慌てて450°スプラッシュでカットを狙ったオスプレイだったが、避けられイーグルスに痛恨の誤爆。それでもイーグルスは逆水平を連打して勝負を捨てなかったが、石森が海野レフェリーに抱きついて死角を作ったところで、ファンタズモがイーグルスの急所を殴り飛ばすと、最後は石森のブラディークロス→ファンタズモのCRIIという必殺技リレーで3カウントをもぎ取った。

 石森&ファンタズモ組が開幕戦で激勝。9・16鹿児島に続いて、オスプレイ&イーグルスに連勝した。ファンタズモより先にマイクを持った石森は「俺、マイクが苦手だけど、このメインのメンバーを考えて、日本語で喋れるだけマシだと思って」と話し始め、「今日もバーズ・オブ・プレイを俺らが倒した。何回やっても、敵わないというのがわかっただろ?」と豪語。「このスーパージュニアタッグ、いろんなチームがいて、興味があるけど、なんちゃら3Kの3連覇というのがあったら、こんなつまんないことはねえよな。あいつらはないと思うけどさ、俺とファンタズモが力技を見せつけてやるから、お前ら楽しみしてくれよ」とRPG 3Kの3連覇阻止を明言した。

 続いてファンタズモが「後楽園ホールなんて大嫌いだ!」と吠えてブーイングを浴びると、「俺たちが持っているこのベルトこそが自分たちの強さを証明している」とジュニアタッグのベルトを誇示した上で、「そして、この2人で2019年のジュニアタッグリーグも優勝してみせる。優勝するとどうなるかわかっているか? レッスルキングダムのポスターに俺たちの顔が載るんだ。みんな覚えておけ」と優勝を予告した。

 明日(17日)には金丸義信&エル・デスペラード組と対戦。くせ者との対決を前に、石森は「明日は金丸&デスペラード。俺よ、金丸アレルギーなんだよな。まあ、タッグではシングルのように上手くいかないというところを見せてやるよ」と不安を垣間見せたが、ファンタズモは「今回のツアーも、全て俺たちが持っていってやる。そして、俺たちの顔が載ったポスターを世界中に貼ってやるんだ。レッスル・キングダムが史上最高の観客動員数を記録するならば、その最多の観客たちが俺たちに夢中になるはずだ」と余裕タップリに早くも1月の東京ドーム大会を見据えていた。

【試合後のファンタズモ&石森】
▼石森「とりあえず難関は突破したな。だけど、明日は金丸&デスペラード。俺よ、金丸アレルギーなんだよな。まあ、タッグではシングルのように上手くいかないというところを見せてやるよ」

※石森が先に去っていくと、続いてファンタズモが戻ってくる

▼ファンタズモ「石森はどこだ? あの小っちゃいかわいいデビルはどこにいった? タイジ? (石森が戻ってこないと)でも、俺は自分一人でも言いたいことを喋れるだけの存在になっている。ただ、知りたいことがある。目の前にカメラが2台あるが、NEW JAPAN WORLDと書いてあるのと書いてないの、俺はどっちを見て喋ればいいんだ? 両方とも黒いTシャツを着ているし、お前たちどっちがオフィシャルのスタッフなのか教えてくれよ。日本語が喋れないとダメなのか? いや、でも俺がどれだけの力を持っているか、日本語がなくとも理解できるだろう。俺たちが最強のジュニアタッグなんだ。俺たちが最強ならば、俺たちの顔がポスターの真ん中に載ることで間違いないだろう。お前たちが今、見ている俺の顔、それは世界のどのアスリートも敵うことのない強さを持った男の顔だ。Road to DESTRUCTIONも、KING OF PRO-WRESTLINGも、そして今回のツアーも、全て俺たちが持っていってやる。そして、俺たちの顔が載ったポスターを世界中に貼ってやるんだ。レッスル・キングダムが史上最高の観客動員数を記録するならば、その最多の観客たちが俺たちに夢中になるはずだ」

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