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10/18【全日本】ジェイクが青柳撃破で前哨戦2連勝、三冠戦へ“三段構え”に自信

『2019旗揚げ記念シリーズ』静岡・アクトシティ浜松(展示イベントホール)(2019年10月18日)
○ジェイク・リー&崔領二&岩本煌史vs宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬×

 ジェイクが王者・宮原の眼前で青柳を撃破して前哨戦2連勝。2度目の三冠ベルト挑戦へ向けてヒザ、ハイキック、バックドロップの“三段構え"に自信をみせた。

 10・24後楽園大会の三冠戦へ向けた前哨戦はここまで1勝1敗。だが、10・14郡山大会でジェイクが宮原を蹴撃KOに葬り、流れは挑戦者に傾きつつある。この日は3度目の前哨戦が実現。崔&岩本と組んだジェイクはヨシタツ&青柳と組んだ宮原と激突した。フロントpハイキックで先制を許しても、ショルダータックルですぐさま反撃。場外戦でも荒々しく攻め立て、フロントハイキックを食らっても同じ攻撃ですぐにやり返した。

 2度目の直接対決ではフロントハイキック、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの波状攻撃を浴び、串刺しジャンピングエルボー、ノーザンライトスープレックスで攻め込まれたが、ジャーマンを阻止するとレッグラリアットで逆襲。宮原と互角の攻防を展開した末、最後は右ハイキックからの高角度バックドロップで青柳を料理した。

 2大会連続の最高男狩りこそならなかったものの、最後はジェイクが決めた。これで前哨戦2連勝。宮原をKOしたハイキックが今宵も勝利の呼び水となり、「チャンピオンもあれみて思い出したんじゃないかな。自分がKOされた瞬間を」と不敵な笑みを浮かべた。

 気づけばジェイクは勝利の方程式が増え、死角がなくなりつつある。当の本人も「距離が生まれれば蹴りが飛んできて、入ってくればヒザが待っていて、密着すればバックドロップが待っていて。チャンピオンはどういうふうにどこを攻めるんだろうね」とヒザ、ハイキック、バックドロップの三段構えに自信満々。これまで積み重ねてきた宮原との戦いを通じて「俺らの攻防はカウンターの攻防が多い。だから一瞬たりとも油断はできない」と勝負どころを分析。当然、宮原がこの三段構えの対策を講じてくることは火を見るよりも明らかだが、ジェイクは「そこで僕が怖いからと言って一歩踏み出す勇気が生まれなかった時、たぶんその時に負けるんだと思う」と確信。「ハイキックするにしても、ヒザをやるにしても、バックドロップをやるにしても、俺はタイミングとハートだと思ってます。だからどっちがもう一歩先にいけるか」とポイントを定めた。三冠ベルトを得るための武器は用意してある。あとは勝機を見逃さず踏み込めるかだとジェイクは考えている。

【試合後のジェイク】
▼ジェイク「もう三冠ヘビー級選手権試合まで1週間ないんでしたっけ? ちょうど1週間切って残り6日か。あっという間だな。で、何を聞きたいですか?」

――試合後のマイクでは物足りなさそうだったが、今日の王者・宮原の手応えは?

▼ジェイク「まだまだチャンピオンの方には余力があって、けど最強タッグで組むんでしょ、青柳と。正直ヒヤッとした部分もあったけど、彼はまだハイキックに対しての耐性がないし、当たりが少し浅かったけど、体勢さえ崩せば、こっちは上からドン(バックドロップ)が待ってるからね。チャンピオンもあれみて思い出したんじゃないかな。自分がKOされた瞬間を」

――ハイキックが三冠戦における有効な武器になりそうな感触はある?

▼ジェイク「距離が生まれれば蹴りが飛んできて、入ってくればヒザが待っていて、密着すればバックドロップが待っていて。チャンピオンはどういうふうにどこを攻めるんだろうね。ハッキリ言って俺らの攻防はカウンターの攻防が多い。だから一瞬たりとも油断はできない。その中で互いが精神すり減らして、命すり減らして、その瞬間瞬間にどのぐらい力を入れられるか、集中力をどれだけとぎれせないか。これが凄く重要になってくると思うんで。そういったところも、その瞬間瞬間をお客さんには見てほしい。1分1秒、無駄な時間はこの三冠選手権に僕はないと僕は思ってる。早送りせず最後まで、できれば生で観てほしいです」

――前哨戦は残り1回となったが?

▼ジェイク「お互いやっぱりイメージを重ねて重ねて試合に臨むタイプだと僕は思っているので。だから何かしら策は練ってくるでしょう、向こうは向こうで。ハイキックに対してもバックドロップに対しても僕のヒザに対しても。けど、そこで僕が怖いからと言って一歩踏み出す勇気が生まれなかった時、たぶんその時に負けるんだと思う。ハイキックするにしても、ヒザをやるにしても、バックドロップをやるにしても、俺はタイミングとハートだと思ってます。だからどっちがもう一歩先にいけるか。そこのメンタルな部分も凄く加味してくるんじゃないかなと思いますよ」

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