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10/19【全日本】暴走大巨人が最強タッグへ危機感 「喧嘩」覚悟も「開幕前に何か生み出す」

『2019旗揚げ記念シリーズ〜和気町プロレス×まちおこしPROJECT“II"』岡山・和気町体育館(2019年10月19日)
○諏訪魔&石川修司&佐藤光留vs宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬×

 最強タッグ2年ぶりV2を狙う暴走大巨人が「何か出ないと終わりかもしれない」と危機感をのぞかせつつ、開幕前に新しい何かを生み出す構えをみせた。

 現在、無冠の暴走大巨人にとって、暮れの祭典は巻き返しを図る絶好の舞台。2017年以来2年ぶり2度目の優勝に挑む。この日、今シリーズ初めて同じコーナーに立った二人は光留とのトリオで宮原&ヨシタツ&青柳と激突した。ブランクがあっても二人の連係に狂いはなし。阿吽の呼吸で境川をさく裂させると、最後は諏訪魔がラストライドで青柳を豪快に仕留めた。

 暴走大巨人が快勝。最強タッグへ向けて好調ぶりを示した。石川は「もう一回、暴走大巨人というのをみせつけるいいタイミングだと思うんで。他のタッグチームは正直あまりピンときてないんで。俺と諏訪魔さんで一気にいけると思ってる」と自信満々だが、対照的に諏訪魔は「今のままじゃまだまだ。俺はやばいと思うんだよ」と危機感を口にした。

 「暴走大巨人の総決算というかさ。今まで積み上げてきたものを全部出す。そういうつもりでやりますよ。円熟味を増してきたんでね」。そう誓う諏訪魔だが、今以上の上積みが必要と考えている。これまでもタイトルマッチ前に新連係を開発するなど暴走大巨人は大勝負のたびに進化を遂げてきた。が、このままでは現状維持で最強タッグを迎えることになり、諏訪魔は「このままいったら俺、絶対勝てないと思う。何か生まれない限りはね」と懸念している。

 当初は正反対の意見だった石川だが、諏訪魔の考えを尊重してか「リーグ中に新しいものみつけましょう」と呼びかけた。当然、諏訪魔も呼応したが、一方で「喧嘩するかもしれないぞ! 最強タッグ始まるまでに何も出なきゃ喧嘩だ」と自ら仲間割れの可能性を示唆した。極論ともいえるが、それも全ては最強タッグ優勝への上積みをみつけたいとの強い思いから。暴走大巨人は1ヵ月を切った開幕までに新しい何かをつかむことができるか。

【試合後の諏訪魔&石川】
――最強タッグへ向けて改めて暴走大巨人のテーマを?

▼諏訪魔「それはもう暴走大巨人の総決算というかさ。今まで積み上げてきたものを全部出す。そういうつもりでやりますよ。円熟味を増してきたんでね。そろそろ結果が求められると思うんでね。今宙ぶらりんだからね。ベルトもないし、何もない。でも相変わらず組めばさ、タッグの強さというのはいつでも出せるし、テンション上がるよね。結果を追求していきたいなと思いますよ、ここから」

▼石川「やっぱりもう一回、暴走大巨人というのをみせつけるいいタイミングだと思うんで。他のタッグチームは正直あまりピンときてないんで。俺と諏訪魔さんで一気にいけると思ってるんで。若いチームもいますけど、こんだけ組んで、技もいろんなものを積み上げてきたんで。他のチームにはそれがないと思うんで。自信と今までの経験があるんで、日本で最強、最高のチームは暴走大巨人だというのを示したいと思いますよ」

▼諏訪魔「たださ、今のままじゃまだまだ。俺はやばいと思うんだよ。だいたい何か知んねぇけど、ひらめいたりとかさ、何かあるんだよね。このままじゃ勝てねぇと思ってるから」

▼石川「新しい連係ですか?」

▼諏訪魔「連係じゃない。わかんないけど」

▼石川「確かに今までいろんな技、開発してきましたからね」

▼諏訪魔「このままいったら俺、絶対勝てないと思う。何か生まれない限りはね」

▼石川「じゃあ生み出しましょう。進化しないと」

▼諏訪魔「何か出ないと終わりかもしれないし。そう思う。やばいかもね(苦笑)」

――開幕までに進化を求めると?

▼諏訪魔「そうだよ。さらなる進化をしないとダメだと思うんで。このままいったらさ、若いのにいかれるかもしれないしさ。それは危機感はありますよ」

――それを払しょくするために優勝して来年につなげると?

▼諏訪魔「そうしたいけどね」

▼石川「リーグ中に新しいものみつけましょう」

▼諏訪魔「もう今からだよ。やばいよ。そうだよ。やろう」

▼石川「話題を提供してこそ暴走大巨人ですからね」

▼諏訪魔「そうでしょ? 喧嘩してもいいんだよ!」

▼石川「喧嘩してもいいっておかしいでしょ!(笑)」

▼諏訪魔「喧嘩するかもしれないぞ! 最強タッグ始まるまでに何も出なきゃ喧嘩だ」

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