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10/20【全日本】ゼウス祭り盛況 初のGAINA超えでゼウスが世界タッグV1戦へ刺激

『2019旗揚げ記念シリーズ〜ゼウス祭り〜』エディオンアリーナ大阪 第2競技場(2019年10月20日)
○ゼウス&丸山敦vsHUB&GAINA×

 ゼウスが自ら手掛けた『ゼウス祭り』で恩人・GAINA超えを果たし、10・24後楽園での世界タッグV1戦へ向けて大きな刺激を得た。

 今年5月に『大阪レスリングフェスティバル』を開催したゼウスはこの日、さらに規模を拡大した『ゼウス祭り』を開催。大阪プロレス時代の先輩、後輩、大阪出身の後輩たちが一堂に会し、956人(超満員札止め)を動員。大盛況の中、全8試合が行われた。

 主役・ゼウスはメインイベントに登場した。かつてアジアタッグに挑戦したこともある丸山とのチーム大阪を結成し、HUB&GAINAの先輩タッグと対戦。ゼウスは同タイプのGAINAを意識し、リング内外で逆水平を打ち合う。丸山が長らく捕まる展開が続いたが、ようやくタッチが回ってくるとゼウスは大暴れ。GAINAにフライングバイセップスエクスプロージョンを放ち、串刺しバイセップスエクスプロージョン、フロントスープレックスの連続攻撃を敢行。エルボー合戦でもGAINAを押し込んだ。

 引かないGAINAも真っ向からラリアットとバイセップスエクスプロージョンを打ち合って譲らず。ならばとゼウスはバイセップスエクスプロージョンを3連発してGAINAを場外に転落させ、ノータッチトペスイシーダを発射した。HUBの加勢もあって劣勢となったゼウスはGAINAがHUBをおんぶしてのダイビングボディプレスやGAINAのパワーボムで攻め込まれたものの、カウンターのドロップキックを発射。これが勝利の呼び水となり、バイセップスエクスプロージョンからのジャックハマーでGAINAから逆転の3カウントを奪った。

 必勝コースにつなげたゼウスがメインで快勝。試合後は地元の親友をリングに呼び込み、「人生は祭りやで! わっしょーい! わっしょーい! わっしょーい!」の三唱で締めた。ゼウスは崔と組んで保持する世界タッグ初防衛戦を控える身。だが、ここまでレッドマンに2度の直接勝利を許しており、前哨戦は圧倒的に不利な状況に追い込まれている。

 そんな中で迎えたゼウス祭り。ゼウスにとってGAINAは先輩であり、「デビュー当時、たくさんプロレスを学んだんで、その思い出はプロレスになってからタッグ組ませていただいて、一緒にタッグチャンピオンになって、本当に思い出の方」というほどの恩人。この日の勝利が初のGAINA超えとなり、ゼウスは「今日4人で試合できて恩返しできたんじゃないかなと思います」と満足げな表情をみせた。もちろん世界タッグV1戦へ向けて大きな刺激となったようで、「これを機に逆転していって、必ず世界タッグ防衛したいと思います」と形勢逆転によるタッグの至宝死守を誓った。

 来年もゼウス祭りの開催を約束したゼウス。その時、勲章を引っ提げて地元のリングに立つためにも、まずは4日後の聖地で世界タッグを守り抜く。

【試合後のゼウス】
▼ゼウス「こうやって全日本プロレスのリングのメインイベント、大阪プロレスの先輩方3人で戦えたことを本当に誇りに思います。もっともっとこのプロレス界全体を盛り上げていきたいんで。大阪からもいい選手が揃ってきたらなと思います。また来年もゼウス祭りやりますんで、今日は本当にありがとうございました」

――GAINA選手からの勝利は初めて?

▼ゼウス「初めてですね。GAINAさんからデビュー当時、たくさんプロレスを学んだんで、その思い出はプロレスになってからタッグ組ませていただいて、一緒にタッグチャンピオンになって、本当に思い出の方なんで。今日4人で試合できて恩返しできたんじゃないかなと思います」

――大阪の仲間に囲まれて世界タッグV1戦へ向けていい刺激になったのでは?

▼ゼウス「そうですね。昨日も獲られていて、これを機に逆転していって、必ず世界タッグ防衛したいと思います。みなさん、今日もありがとうございました。みなさんの人生は、そしてゼウスの人生は祭りやで。わっしょい、わっしょい、わっしょい!」

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