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10/22【全日本】岩本と光留が世界ジュニア争奪戦に合意、阿部も名乗り

『2019旗揚げ記念シリーズ〜GROWIN' UP vol.22〜』東京・新木場1stRING(2019年10月22日)
○岩本煌史&阿部史典vs佐藤光留&大森北斗×

 岩本と光留が世界ジュニア争奪戦に合意。阿部も名乗りを上げ、先輩・岩本との初戦対決をアピールした。

 この日、BASARAの阿部が8・11後楽園の『青木篤志追悼大会』以来2ヵ月ぶりに参戦。しかも岩本との元スポルティーバタッグが実現し、光留&北斗と対戦した。久々の全日マットとなったが、進化をみせつけるように躍動。北斗相手に喧嘩腰のエルボー合戦で渡り合い、馬乗りエルボー連打を浴びてからチキンウイングアームロックに捕まったが、光留相手に掌底連打からのローリングソバット、回転浄土宗を流れるように決めた。

 最後はエプロンに控える光留に北斗を踏み台にしてのジャンピングハイキックで突っ込み、そのまま場外での大乱闘に突入。光留のアキレス腱固めにもん絶させられながらも、その間、リング上では岩本が孤高の芸術で北斗を料理した。

 試合後、ついに全日ジュニアが再始動する動きが起こった。勝利を飾った岩本が光留に向かって「今日まで全日本のジュニアのことに対していろいろ言ってきたのは俺ら二人だけだよ。でも全日本で戦ってるジュニアは数人います。期限の11月20日以降でトーナメントでもいいから、新しい王者決めましょうよ」と訴えたのだ。両者とも11月20日に故・青木さんが返上する世界ジュニアのベルトに照準を定めている。もちろん光留に拒む理由はなく「トーナメント? いつでもこい。リーグ戦? 何でもこい」と快諾。「どうせ決勝は佐藤光留と岩本煌史だ。しゃらくせぇよ、そんなトーナメントなんかよ。ゴミみてぇな奴集めて試合やるんだったら俺たちで決めようぜ」と新王者決定戦を逆提案した。

 そこに割って入ったのが阿部だった。場外で光留から食らった顔面へのナックルパンチをしっかりお返ししたうえで、「お前ら! 小さな世界のジュニアで頂点決めようとしてんじゃないよ!」と疑問を投げかけたうえで、、「というわけで私もそのトーナメント参加表明します」と宣言。1回戦の相手に先輩・岩本を指名し、光留には「お前! 準決勝なり決勝で必ず成仏させてやるから覚悟しとけよコノヤロー!」と通告した。

 岩本は「全日本プロレス、これを聞いてるならすぐにでも用意しろ」と早期実現を要求した。どんな形で新王者争奪戦が行われることになるのかわからないが、光留は「3人でいいよ、3人で。岩本と阿部が1回戦やれ。勝った方が俺と決勝だよ。3人トーナメントだ」と宣言したうえで、「俺が燃えてるんだ、俺が世界ジュニアを獲るんだって気概のある奴だけこいよ。あとの奴は人数にも入れねぇぞ。佐藤光留が決めるのが全日本ジュニアだ」と他のジュニア勢にハードルを設定した。

 久々の参戦でジュニアの頂点にたどりつく可能性が浮上した阿部は「今の俺なら(岩本と)対等に戦って紙一重で上回る自信が自分にはある」、「光留さんも今の俺なら対等に渡り合ったうえで紙一重、上回れる自信がある」と強気そのもの。「ということは世界ジュニアが巻ける。そういうことです」と断言すると、「世界ジュニアだけじゃないし、アジアタッグもそう。全日本でやりたいことがいっぱいあるから」と今からその先を見据えた。

 ともあれ、青木さんが世界ジュニアを返上する11月20日以降、全日ジュニアが本格的に再始動することになりそうだ。

【岩本の話】「楽しかった。いい刺激をもらったよ。ジュニアに関してSNSだったりコメントだったり言ってきたのは俺と佐藤光留ただ二人。なぁ? そこで言ってたけど動きがなかった。今日リング上で俺と佐藤光留でぶち上げたんだよ。全日本プロレス、一日でも早く発表してくれ。概要をな。トーナメントでもいいよ。リーグ戦でもいいよ。選抜して決定戦でもいいよ。何でもいいから組んでくれ。あと阿部。久々の参戦で何の見劣りなくイキイキしてた。ただ一つ、1回戦、全日本プロレス組んでくれ。それから調子に乗るなよクソ坊主」

【阿部の話】「青木さんの興行を抜いたら、本当に久しぶりの全日本プロレスの興行でした。いろいろあってというか2年ぶりぐらいに呼ばれて、僕もその間にただ過ごしてたわけじゃなくて、いろんなものに揉まれて成長して帰ってきてるつもりだから。プロレス界の全日本ジュニアじゃなくて、プロレス界の中のジュニアの一人としては確実に何かしら爪痕を残してるはずだから。世界ジュニアですから。全日本ジュニアのチャンピオンじゃなく世界ジュニアなんだから、世田谷住んでる俺が挑戦表明したっていいでしょ? だから俺もこのジュニアのトーナメントに参加表明します。岩本さんもそう、光留さんもそう。並大抵じゃない思いがあるので、ここはひとつ手を挙げさせていただきました。あと大森北斗は凄まじいですね、あれは。凄かった。凄い刺激をもらいました。もっといろんなところでまだまだ頑張ります。そしてこの世界ジュニアのトーナメントに備えます。全日本でやりたいこといっぱいあるんで。世界ジュニアだけじゃないし、アジアタッグもそう。やりたいことがいっぱいあるから。(1回戦の相手は岩本しか考えられない?)そりゃね、まずは岩本さんでしょう。今の俺なら対等に戦って紙一重で上回る自信が自分にはあるんで。だから岩本さんで。で、勝ち上がったら光留さんが待ってる。光留さんに関してはハードヒットに試合呼んでくださいってG-mail送って以来の関係ですから。その光留さんも今の俺なら対等に渡り合ったうえで紙一重、上回れる自信がある。ということは世界ジュニアが巻ける。そういうことです」

【光留の話】「礼儀知らずがいるね一人。まぁいいや。他のゴミみてぇなジュニアより、あっちの方がまだ燃えるゴミなんでね。燃えねぇゴミより燃えるゴミだよね。3人でいいよ、3人で。岩本と阿部が1回戦やれ。勝った方が俺と決勝だよ。3人トーナメントだ。あとゴミでも何でもいいぞ。俺が燃えてるんだ、俺が世界ジュニアを獲るんだって気概のある奴だけこいよ。あとの奴は人数にも入れねぇぞ。佐藤光留が決めるのが全日本ジュニアだ。(やはり青木さんが返上した次のチャンピオンは絶対譲れない?)まだわからないからね。その日まで何が起こるかわからないのを誰かが身をもって教えてくれたからね。明日、何が起こるかなんてわかんねぇ。だから俺たち必死なんだよ。生きてんのか死んでんのかわかんねぇ燃えないゴミに世界ジュニア挑戦する権利なんかないんだ。燃えてる奴だけこいよ。必死で守ってるからね隊長が。リレーつなぐよ俺が」

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