10/27【DDT】ノーチラス撃破でブルックス&高梨が両国KO-Dタッグ勝者への挑戦決定

『Pre Ultimate Party 2019〜Ready to Go!両国大前夜祭!!〜』東京・後楽園ホール(2019年10月27日)
次々期KO-Dタッグ王座挑戦者決定戦 ○クリス・ブルックス&高梨将弘vs吉村直巳&上野勇希×

　ブルックス&高梨が上野&吉村を好連係で撃破し、11・3両国大会で行われるKO-Dタッグ4WAY戦の勝者への挑戦権を手にした。

　KO-Dタッグは11・3両国大会で王者組・佐々木&高尾に彰人&勝俣、FUMA&久保、藤田&下村が挑戦する4WAYマッチが行われる。その勝者チームへの挑戦権をかけた次々期挑戦者決定戦前がこの日、ノーチラスの同期タッグ上野&吉村とブルックス&高梨のCDKの間で争われた。

　まず見せ場を作ったのはCDK。ブルックスが二人まとめて卍固めでもん絶させ、高梨は低空ドロップキックで顔面を射抜くなど吉村に的を絞って主導権を握った。吉村がボディガー式ショートレンジラリアット連打を浴びせても、ブルックスが飛びヒザ蹴りで鎮圧。高梨がヨシタニックで料理にかかった。


　これを吉村が食い止めると、ようやくノーチラスが反撃を開始。同士討ちを回避して上野が延髄斬り、吉村が逆水平、ラリアットを立て続けに決めて高梨を攻め立て、合体ブレーンバスターも敢行した。

　だが、CDKが再び流れを引き寄せる。高梨が上野を吉村に回転エビ固めで飛びつかせると、上野の両足を使ってのSTFで吉村を拷問。ブルックスはダイビングフットスタンプで二人の上に急降下した。上野もブルックスと高梨の同士討ちを誘い、ブルックスがコードブレイカーで反撃しても、吉村が押さえつけたところにダイビングボディプレスを発射したが、高梨のタカタニックの餌食に。最後は高梨のトラースキックによる援護射撃を受けたブルックスがプレイングマンティスボムを爆発させて上野から3カウントを奪った。

　ノーチラスの奮戦を断ち切ったCDKが快勝。11・3両国大会のKO-Dタッグ4ウェイ戦勝者への挑戦を決めた。

【試合後のブルックス&高梨】
▼高梨「今日勝って、次はネクスト、KO-Dタッグチャレンジ」

▼ブルックス「ハイ」

▼高梨「ハッキリ言ってよ、こんな最短距離で行けるなんて、まあ口では言ってたけど、思わなかったよ。これも全部、クリスのおかげだよ。ノーチラス、あの2人は、新しいものって言ってたけど違うよ。DDTの今だよ。今のトップ張っている男たちだよ。それに勝った俺たちだって、新しい価値観って言ったかもしれないけど、今日組んでて、クリスに懐かしいものを感じたよ。それが何なのかわからねえ。信頼おけるパートナーってやつなのかもしんねえけど、こうやってコスチュームを合わせてきたりする。そう言えば、昔はそういうのってあったよなと思ったりとか、いろいろと。リング上の戦いもそうだし、今日のお客さんの雰囲気を見たりとか、入りとか見たりとかしても、なんか昔に戻った感じがしてよ。ここからじゃねえの? ここから俺たち何かを作り出していけるんじゃねえの? それを強く思ったよ。クリス。ネクスト・両国はNEO伊藤リスペクト軍団で」

▼ブルックス「伊藤リスペクト軍団で試合をするけど、こうやってコスチュームを作ってきて、日本で最初にタイトルを獲るのはマサ高梨さんとのタッグだと確信している。このチームでそういう歴史を作っていきたい」

▼高梨「その期待に応えなきゃいけないよな。NEOリスペクト軍団は絶対両国でインパクトを残すけどよ、俺だってクリスと組むからには、ベルトを取らなきゃいけねえと思ってるよ。そして、ネクストマッチは我闘雲舞の新木場のショーでもこの2人でタッグを組んで、戦闘民族の2人とやるから、二重に楽しみだよ。関根戦闘民族と戦うのも楽しみだし、我闘雲舞のリングに上がってクリスとどういう試合をするのか。もしかしたら、その先があるかも知れねえからな。その先がどこなのか、この隣の隣の駅なのか、どこだかわからねえけど、楽しみにしてくれ」

――両国でのKO-Dタッグ戦でどのチームが勝ち上がってくるかわからないが、当たりたいチームは?

▼高梨「ハッキリ言って、そういうあれはないよ。どこのチームだって、そこがチャンピオンになったら、そことやるというのが楽しみというか。一番DDTのグループ全体で強いチャンピオンだなと思うけど、現チャンピオンはDDTの中でタッグ防衛記録を伸ばしてるんだろ? あれは素直に凄いと思うよ。何が凄いって、そんなにあのタッグチームって印象あるのか? DDTの歴史を作ってきたスイサイドボーイズやHERO!&KUDO、昔の話になっちまうかもしれねけど、変態大社長だったり、ゴールデンラヴァーズだったり、いろんなチームがあったよ。そのチームに負けないぐらいの実績を今、DDTで作ってんだろ。そういうチームだって言うんだったら、ぜひやってみたいと思ってるよ。俺にはどうもそうは思えねえけどな。以上」

【試合後の上野&吉村】
▼上野「やっぱり僕らは今しか見てないってことを初めてしっかりと口に出した中で、悔しいですけど。次々期挑戦権が懸かっている中で、そこを意識する部分ってもちろんあったんですけど、でも両国もあって、誰がチャンピオンかわからない挑戦権よりも、ぶっちゃけCDKの高梨、クリスと試合をするのがとても楽しみで。あの2人がやってきた世界は、大阪と東京と日本全国を回った世界しか見てない我々からしたら、非常に広くて面白くて。でも、これは負けた理由にも、納得する理由にもまったくなってないんでね。まだもうちょっと。両国はタッグで、そのあとはD王もあります。そのあとにまた挑戦を絶対掴み取れるように、常に意識して。ノーチラス、ディザスター、常にベルトを意識して。我々は今、毎回勝ちにこだわって、これからもずっとやっていきます」

▼吉村「全部言ってくれました。その通りです」

▼上野「でも最後に、吉村君がガツンと言って、今日の反省とともに豊富を言ってくれますんで。最後お願いします」

▼吉村「頑張ります」

▼上野「頑張ります。ありがとうございました」