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10/27【新日本】上村躍動に聖地沸騰も…オスプレイ&イーグルスが貫禄勝ち

『Road to POWER STRUGGLE〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜』東京・後楽園ホール(2019年10月27日)
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦
○ロビー・イーグルス&ウィル・オスプレイvsタイガーマスク&上村優也×

 躍動した上村があわやの場面を何度も生み出して、聖地・後楽園ホールを沸騰させたものの、最後はイーグルスがロン・ミラー・スペシャルで振り払って、「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」で3勝目をあげた。

 2勝2敗の“ザ・バーズ・オブ・プレイ"オスプレイ&イーグルス組と、3連敗中で未だ白星なしのタイガー&上村組が「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦で対戦した。

 ザ・バーズ・オブ・プレイのスピーディなタッチワークに翻ろうされた上村だったが、自力で反撃してその成長を後楽園のファンに見せつけると、あとを受けたタイガーが大立ち回り。オスプレイに風車式バックブリーカーを決めて、「タイガー」コールを巻き起こすと、シューティングスタープレスを剣山で撃墜し、リバースダブルアームバーで千載一遇のチャンスを掴んだ。

 上村はイーグルスを分断したものの、振り払われてカットを許す。それでもタイガーは相手チームの誤爆を誘うと、回し蹴りでナデ斬りに。オスプレイには串刺しハイキックから雪崩式ダブルアームスープレックスを狙う。だが、オスプレイは何とか振り払うと、ハンドスプリングレッグラリアットでピンチを切り抜けた。

 タイガーが代わったイーグルスに飛びヒザ蹴りをねじ込むと、上村が「俺が行く!」とタッチを志願してリングイン。「上村」コールが鳴り響く中、イーグルスに串刺しバックエルボー、ショルダータックルを見舞う。延髄斬りに被弾してぐらついたが、割り込んだタイガーがソバットからタイガードライバーに繋げて好フォロー。「決めろ!」のゲキを受けると、上村は得意のかんぬきスープレックスに。完璧に決まったが、イーグルスはギリギリで肩を上げると、場内は沸騰した。

 声援を背に、上村はジャーマンの構え。丸め込まれそうになっても押さえ込んで、再びニアフォールを奪う。蹴り足をキャッチされて、ターボバックパックを狙われたが、上手く丸め込むと、逆片エビ固めに捕獲。またまた場内は沸騰したものの、オスプレイのカットが間に合うと、場内は大きなため息に包まれた。

 ザ・バーズ・オブ・プレイはモンキーフリップとミドルキックの合体技で上村を足止め。すぐさまオスプレイがプランチャでタイガーを場外に分断すると、イーグルスは低空ミサイルキックからロン・ミラー・スペシャル(変型足4の字固め)に捕らえて、あっと言う間にギブアップを奪い取った。

 上村に歓声が集中したものの、キッチリと試合を制し、3勝目を挙げたオスプレイ&イーグルス。「相手はヤングボーイだし、パートナーがベテランであれ、あいつらのやることは俺たちの手の内でしっかりわかっていた。ドロップキックが来ようが何をしようが、俺たちは必ず先手を取り、勝利を勝ち取るんだ。それはこの試合だけでなく、このトーナメント全てに言えることだ」と力強く宣言したオスプレイは、明日(28日)の後楽園での田口&ロメロとの公式戦に向け、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでは個人的に倒しているし、俺たちに勝機がありそうだ。あのコーチたちはドリブルして、ラグビーの真似事をして楽しんでいるかもしれないが、俺たちとの対戦の準備はどれぐらいしているんだ? あいつらがどこか別のところを見ている隙に、クリーンに、1、2、3で勝ってやる。タッグチームとしても負けることはない」と勝利への自信をあらわにした。

【試合後のオスプレイ&イーグルス】
▼オスプレイ「ロビー、大丈夫か?」

▼イーグルス「歩けない…」

▼オスプレイ「なに言ってんだ。歩いてんじゃないか。ウソつくんじゃない。この試合は俺たちにとっても大きなターニングポイントになった。勝たなければいけない一戦だった。相手はヤングボーイだし、パートナーがベテランであれ、あいつらのやることは俺たちの手の内でしっかりわかっていた。ドロップキックが来ようが何をしようが、俺たちは必ず先手を取り、勝利を勝ち取るんだ。それはこの試合だけでなく、このトーナメント全てに言えることだ。明日の相手は誰だっけ?」

▼イーグルス「ロッキーと田口だ」

▼オスプレイ「俺たちはもうすでにあいつらのことを倒しているじゃないか。ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでは個人的に倒しているし、俺たちに勝機がありそうだ。あのコーチたちはドリブルして、ラグビーの真似事をして楽しんでいるかもしれないが、俺たちとの対戦の準備はどれぐらいしているんだ? あいつらがどこか別のところを見ている隙に、クリーンに、1、2、3で勝ってやる。タッグチームとしても負けることはない」

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