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10/28【新日本】監督コンビとメイン激戦、オスプレイ組4勝目で2敗4チームに BUSHIがIWGPジュニア挑戦表明

『Road to POWER STRUGGLE〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜』東京・後楽園ホール(2019年10月28日)
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦 ○ウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルスvs田口隆祐&ロッキー・ロメロ×

 監督コンビとメインイベントで激闘を繰り広げたオスプレイ&イーグルスがジュニアタッグリーグ4勝目。試合後、BUSHIがIWGPジュニア王座に挑戦を表明すると、王者・オスプレイは「リーグ戦終了後」と条件を付けながらも受諾した。

 3勝2敗の“ザ・バーズ・オブ・プレイ"オスプレイ&イーグルス組と4勝1敗の“監督タッグ"田口&ロメロ組が「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦で対決した。ザ・バーズ・オブ・プレイは石森&ファンタズモ、SHO&YOHに開幕2連敗。それでもしぶとく3連勝を飾って浮上してきた。対する監督タッグは昨日(27日)の後楽園でSHO&YOHを熱戦の末に撃破。現在、石森&ファンタズモと並んで首位タイに立っている。

 序盤からコミカルな動きを見せる監督コンビに付き合ったことが仇となり、後手に回ったオスプレイたちだったが、同時プランチャを合図に巻き返す。今日で37歳の誕生日を迎えたロメロに照準を絞ると、オスプレイは祝福しながら逆水平を発射。モンキーフリップとミドルキックの合体技もさく裂すると、ロメロをローンバトルに追い込んだ。

 田口にタッチが渡ると、各種ヒップアタックを乱れ打って挽回。スピードでかく乱させると守勢に回りかけたが、ロメロが加勢に入ると、田口にゲキを飛ばして、コーナーに尻を突き出して構えさせる。そこに、オスプレイ、イーグルスの順に顔面から叩きつけると、イーグルスにはロメロのスイング式DDT、田口のスライディング式ヒップアタックが立て続けにさく裂。ロメロも相手を対角線のコーナーに押し込んで串刺しラリアットを乱射すると、試合権のあるイーグルスを腹部からトップロープの上に落として固定し、そこをミサイルキックで射抜いた。

 このまま押し負けるわけにはいかないと、ザ・バーズ・オブ・プレイは連係攻撃で反攻。田口を同時トラースキックで排除すると、ロメロには合体スライスブレッドを見舞う。すぐさまオスプレイはシューティングスタープレスで飛翔。死角からのトラースキックからストームブレイカーに。

 ロメロはこれをフランケンシュタイナーで丸め込んで逆襲。ロッキーコールがこだまする中、飛びヒザ蹴り、ナックルパートを突き刺す。再びストームブレイカーを狙われても、首固めで切り返すと、完璧なタイミングで田口が飛び込み、サンドイッチヒップアタックをズバリ。どどん&コードブレイカーの合体技も披露して、決定機を掴んだ。田口は三角飛び式プランチャでイーグルスを分断し、勝負をロメロに託す。

 ロメロはスライスブレッドを敢行すると、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを迫る。さらに、三角絞めに移行するが、担ぎ上げたオスプレイはそのままジャンピングパワーボムを決めて、両者大の字に。オスプレイとロメロは同時に立ち上がると打撃戦で火花。ロメロは絞め上げたばかりの左腕にミドルキックを連打するが、切り込んだイーグルスがターボバックパックを決めると、そこにオスプレイはオスカッターを合わせる。田口がカットに入るが、イーグルスはロン・ミラー・スペシャルで動きを封じると、オスプレイは後頭部へのバックエルボーから今度こそストームブレイカーを繰り出して、3カウントを奪い取った。

 熱戦の末に監督タッグを撃破して、オスプレイ&イーグルスが4勝目を挙げた。現在、石森&ファンタズモが1敗で単独首位に立ち、それをオスプレイ&イーグルス、田口&ロメロ、YOH&SHO、デスペラード&金丸が2敗で追う形に。

 今日の勝利で優勝決定戦進出の可能性を繋いだザ・バーズ・オブ・プレイ。残るは11・1大阪でのデスペラード&金丸戦のみ。決勝に駒を進めるには勝利が絶対条件だが、リング上でマイクを持ったイーグルスが「スーパー・ジュニア・タッグリーグに勝つのは俺たちだ。あと残るは1試合。絶対に負けられない一戦だ。世界中のみんながジュニアタッグリーグで俺たちが勝つことを待っているだろう」と気合いを入れれば、オスプレイは日本語で「タノシカッタデスカ?」と観客に呼びかけると、田口&ロメロに感謝の意を表した上で、「このタッグリーグの勝者になるぞ!」と絶叫した。

 タッグリーグ優勝に照準を合わせているIWGPジュニア王者のオスプレイだったが、バックステージでは突然、BUSHIの挑戦表明を受けた。「俺が次のチャレンジャーだ。イエスか、ノーか」と迫るBUSHIに困惑したオスプレイだったが、「チョットマッテ」と日本語で呼びかけて一瞬逡巡すると、「俺の答えはイエス。でも、ザ・バーズ・オブ・プレイがタッグリーグで優勝してからの話だ」と条件付きで受諾した。それを聞いたBUSHIは「わかったよ。それなら俺にも考えがある。楽しみにしといてくれ」とニヤリ。両者の対戦が決定的となった。

【試合後のオスプレイ&イーグルス】
▼オスプレイ「俺たちに流れが来ている。デスペラード、お前はそれがどういう意味かわかってないかもしれないな。ザ・バーズ・オブ・プレイがこの勢いでこのまま乗っていくということだ。俺たちは今、甘いものが大好きなんだ」

▼イーグルス「そう、シュガーが大好きだ」

▼オスプレイ「俺も大好きだ。俺たちはここで勝ち上がり、次はPOWER STRUGGLEだ。なんていい名前なんだろうな。あの大会にも俺たちは勝利を挙げにいくつもりだ」

※ここでBUSHIが登場する

▼BUSHI「(英語で)俺が次のチャレンジャーだ。イエスか、ノーか」

▼オスプレイ「俺が今言ってたことを聞いてなかったのか? 俺たちはスケジュールがいっぱいで、忙しいんだ。(日本語で)チョットマッテ。俺の答えはイエス。でも、ザ・バーズ・オブ・プレイがタッグリーグで優勝してからの話だ。わかったか?」

▼BUSHI「(日本語で)OK。わかったよ。それなら俺にも考えがある。楽しみにしといてくれ」

※BUSHIが去っていく

▼イーグルス「なんだよ、あの態度は? 今のは何語を喋ってたんだ? スペイン語? 日本語?」

▼オスプレイ「“スパニーズ"じゃないか。次のチャレンジャーが現れたということか。でも、その前に2019年のスーパー・ジュニア・タッグに勝たなければいけない。これはザ・バーズ・オブ・プレイのためのリーグ戦と名前を変えたほうがいいかもしれない。このあとはもう真っ直ぐレッスル・キングダムまで飛んでいくだけだ。IWGPジュニアのチャンピオンとして、あのリングに立つ」

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