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11/2【NOAH】5度目正直"でタダスケ悲願の初戴冠 小川&鼓太郎破って原田とGHCJr.タッグ王座奪取

『NOAH the BEST 2019〜美学のある闘い〜』東京・両国国技館(2019年11月2日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○タダスケ&原田大輔vs小川良成&鈴木鼓太郎×

 “5度目の正直"でタダスケが悲願のGHC王座初戴冠。原田とのコンビで小川&鼓太郎を下し、GHCジュニアタッグ王座奪取を果たした。

 STINGERのジュニアタッグ王者・小川&鼓太郎組にRATEL'Sの原田&タダスケが挑むタイトル戦は10・3後楽園で実現したものの、両者リングアウトの結末に。納得のいかない原田&タダスケは即座に再戦を要求して大乱闘。そこで両国大会の“休憩前メイン"という位置づけで、両チームの決着戦が組まれた。年始からベルトを守る小川&鼓太郎組は6度目の防衛戦。対する原田&タダスケ組は実に5度目の挑戦で、タダスケは未だにGHCタイトル未戴冠だった。

 序盤から悲願のタイトル奪取に燃えるRATEL'Sコンビがペースを握る。その後、王者組にタダスケが捕まったものの、原田が好フォロー。息を吹き返したタダスケが両腕ラリアットからのトペコンヒーロで気を吐くと、RATEL'Sは鼓太郎に照準を絞り、ゴリースペシャル&フットスタンプ、サンドイッチトラースキックで一気呵成に攻め立てた。ジャーマン&ラリアットの合体技は鼓太郎に避けられて誤爆となると、再びタダスケが捕まってしまうが、ここでも原田が献身的に助けに入ってピンチを脱出。鼓太郎に原田がニーアッパーをぶち込むと、即座にタダスケがこん身のラリアットを振り抜いた。

 しかし、アウトキャストは決まらない。横やりを入れた小川がアゴ砕き、延髄斬りでタダスケを足止めすると、鼓太郎がエンドレスワルツで3カウントを迫る。それでも勝負を捨てないタダスケが必死に粘ると、鼓太郎がビットを狙った瞬間、急行した原田がそれをキャッチし、序盤で決まらなかったラリアット&ジャーマンの合体技がさく裂。決定機を逃さなかったタダスケがアウトキャストで鼓太郎から3カウントを奪い取った。

 5度目の正直で原田&タダスケがGHCジュニアタッグ王座奪取。タダスケは自らの手で悲願のGHC初戴冠を成し遂げ、喜びを爆発させた。バックステージでも「めっちゃ長かった。でもやっと今日報われたぞ」と感慨深げだったが、「もうな、うれしさはさっきリングの上で爆発させたから、そうやな。今度はチャンピオンとして未来のある話していこうか」と早くも王者としての自覚をあらわにした。

 気になるのは初防衛戦。タダスケが「これ一人のベルトじゃないんで。タッグのベルトやから。まだまだね、これからもチャンピオンとして堂々と誰の挑戦でも受けたるからな。くすぶってる奴らいるやろ俺以外に。誰とは言わんけどな。かかってこい。どんどんかかってこい」と全方位に宣戦布告すれば、原田も「かかってこいコノヤロー! タダスケとこれが初めてのベルトや。文句ある奴はいつでも挑戦してこい」と呼びかけていた。

 一方、敗れた王者組もこのまま引き下がる気はさらさらないようで、「俺らの中から挑戦させてくれ。もう1回。とにかくもう1回。全然諦めない」(小川)、「挑戦の名乗りをあげれば決まるんだろ? じゃあ、次の防衛戦の相手は俺らだよ」(鼓太郎)と再戦を要求。まだまだSTINGERとRATEL'Sの抗争は続きそうだ。

【試合後の原田&タダスケ】
――初のGHCベルトとなったが、ここまでの道のりを振り返って?

▼タダスケ「めっちゃ長かった。でもやっと今日報われたぞ。もうな、うれしさはさっきリングの上で爆発させたから、そうやな。今度はチャンピオンとして未来のある話していこうか。なぁ」

――大阪時代から知るタダスケ選手を男にしたかったのでは?

▼原田「うれしい。それだけ」

――原田選手のサポートがあったが?

▼タダスケ「そうですね。これ一人のベルトじゃないんで。タッグのベルトやから。まだまだね、これからもチャンピオンとして堂々と誰の挑戦でも受けたるからな。くすぶってる奴らいるやろ俺以外に。誰とは言わんけどな。かかってこい。どんどんかかってこい。上から目線で言ってやる。かかってこい!」

▼原田「かかってこいコノヤロー! タダスケとこれが初めてのベルトや。文句ある奴はいつでも挑戦してこい」

▼タダスケ「じゃあビール飲む前に景気づけのやっとくから、ちょっとカメラマン下がってもらって。音量が大きいんでね。こん身の力でいくぞ! オー! オー! オー! オー!」

【試合後の小川&鼓太郎】
▼小川「もう1回だ。もう1回だ。もう1回」

――鼓太郎選手は?

▼鼓太郎「言えば、挑戦の名乗りをあげれば決まるんだろ? じゃあ、次の防衛戦の相手は俺らだよ」

▼小川「これだけ(リッジウェイ&小峠を指さす)いるんだから。誰でもいい。俺らの中から挑戦させてくれ。もう1回。とにかくもう1回。全然諦めない」

▼鼓太郎「次もSTINGERから」

▼小川「もう1回俺らが挑戦する」

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