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11/5【新日本】史上初ダブルタイトル戦決定で「逆転の内藤哲也の舞台が確実に整いつつある」 IC王者ジェイに挑戦の内藤が同時戴冠宣言

 1・4東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル選手権試合が決まった王者・ジェイ・ホワイト、挑戦者・内藤哲也が5日、東京・明治記念館での発表会見に出席。ファン投票の結果を受けて1・5ドームで史上初となるIWGPヘビー級&インターコンチネンタルのダブルタイトルマッチ開催が決まり、内藤は「逆転の内藤哲也の舞台が確実に整いつつある」と同時戴冠の野望達成を見据えた。

 11・3大阪大会で内藤はG1公式戦で敗れたタイチにリベンジ。後藤洋央紀を退けた王者・ジェイは拒否を意思表示していたが、この日、1・4ドームでのインターコンチ戦が正式に決まった。しかもIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカの提案によって実施されたファン投票が賛成15952票、反対9055票の結果となり、1・5ドームで史上初となるIWGPヘビー&インターコンチのダブルタイトルマッチ開催が決定。1・4のIWGP戦の勝者とIC戦の勝者が翌日に互いのベルトをかけて対決することになった。

 内藤はIWGP&IC同時戴冠を真っ先にぶち上げながら、9・22神戸大会でジェイにIC王座を奪われた。一度は遠のきつつあったが、「ジェイ・ホワイトにリベンジしたい。ジェイ・ホワイトに俺の野望を横取りされたくない」との強い思いで巻き返し、その野望が再び視界に入ってきた。

 もしジェイからIC王座を奪還し、ダブルタイトル戦にコマを進めれば、2日連続でドームのメインを張ることになる。申し分のないシチュエーションが出来上がった内藤は「逆転の内藤哲也の舞台が確実に整いつつあるな」とニヤリ。ダブルタイトル戦の相手に「しいて言うなら、やはり2018年の東京ドームの相手であるオカダとやりたいかな」とレインメーカーを指名し、「彼はリング上で言ってましたよ。『東京ドームのメインイベント、凄く気持ちよかっただろ? 勝ったらもっと気持ちいいぞ』。それがどんなものなのか、オカダに勝ったうえで味わってみたい」と2年前の雪辱を遂げ、未体験のドームメインでの勝利の美酒を味わうつもり。「1月4日はジェイ・ホワイトとインターコンチネンタル王座だけを見てリングに立ちたいと思います。そして1月5日、インターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持する、この史上初の男になってみせますよ」と野望達成を誓ってみせた。

 一方、ジェイは「俺はすでに2回勝っているし、内藤は先日の大阪でタイチに勝ったからって、なぜそれで俺へのリマッチ権、挑戦権が与えられるのか全く理解できない。リマッチだというかもしれないが、G1ですでに勝っているから、そのリマッチ権というのは消滅している」と主張し、内藤のIC王座挑戦に異を唱えた。とはいえG1公式戦、神戸IC戦と内藤に連勝中とあって返り討ちに自信満々。「お前は初日に勝つことはないから、2日目にオカダと対戦することはないから心配しなくていいよ」と内藤を嘲笑したうえで、「内藤に勝つのは3回目になるが、これで勝ってIWGPも翌日勝って俺が2冠になる。俺が最高であることを誰も否定できなくなるだろう」と豪語していた。

 約3ヵ月ぶりの再戦となる両者によるIC戦。この勝者が史上初のIWGP&IC2冠王に王手をかける。

【会見の模様】
▼ジェイ「まずこの会見を始める前に今、裏で待っていたら、オスプレイが言っていたことが何となく聞こえてきた。オスプレイ、確かに今年1年たくさん働いてくれてありがとう。お前は確かに大したことやっているよ。だが、NEW JAPAN CUPでオスプレイカップは勝ったのか? G1は勝ってないし、SUPER J-CUPも勝っていない。この1年の間でみてみると人よりは多少頑張っているぐらいだが、俺たち他の選手が何年もやってきて築き上げてきたことと比べたら、オスプレイはそこまでではない。お前に与えられた東京ドームで戦う機会に納得いかなければ、戦わなくていいじゃないか。俺はそう思っている。俺が今、ありがとうと言ったのは明らかに皮肉の意味で言っているから、ちゃんと通訳してくれ。ではそろそろ本題に戻って、この二人のうちどっちが…俺になるんだが、2日目のメインで戦うことになるか話していこう」

▼内藤「待ってるだけじゃチャンスは訪れない。自分からつかみにいかなきゃチャンスなんか絶対訪れない。周りにどう思われるか、そんなことよりも一番大事にするべきなのは自分の気持ち。俺はジェイ・ホワイトにリベンジしたい。ジェイ・ホワイトに俺の野望を横取りされたくない。だから名乗りを上げました。1月4日はジェイ・ホワイトとインターコンチネンタル王座だけを見てリングに立ちたいと思います。そして1月5日、インターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持する、この史上初の男になってみせますよ」

▼ジェイ「そもそも、この東京ドームでのインターコンチ戦、対内藤戦というのは何回も言ってきたが、やるべきではない。内藤にはそのチャンスがないと思っていて、なぜなら俺はすでに2回勝っているし、内藤は先日の大阪でタイチに勝ったからって、なぜそれで俺へのリマッチ権、挑戦権が与えられるのか全く理解できない。リマッチだというかもしれないが、G1ですでに勝っているから、そのリマッチ権というのは消滅していると自分の中で思っている。そもそもリマッチ権うんぬんと言い始めるなら、俺の力でソールドアウトした4月のマディソン・スクエア・ガーデン、で残念ながらIWGPはオカダにいってしまったが、そのリマッチ権はいまだに与えられていない。オカダへの挑戦権がその次誰に与えられたかというと、クリス・ジェリコが急に入ってきて挑戦して、俺は全然納得いっていない。どう考えても俺がIWGPのナンバー1の次の挑戦者だ。インターコンチネンタルというベルトを獲ったからには、これをレッスルキングダムのメインイベントでのIWGPヘビー挑戦のチケットとして大切に使わせてもらう。内藤に勝つのは3回目になるが、これで勝ってIWGPも翌日勝って俺が2冠になる。俺が最高であることを誰も否定できなくなるだろう。内藤なぜ今日は笑っていないんだ? お前、大阪で出てきた時はニヤニヤしていたが、今日は全然笑っていないな。何が面白くないんだ? 怒っているみたいだな。怒っている理由はもしかして俺がこの2年でお前がやりたかったことを全部やり遂げてきて、しかも東京ドームで俺が2冠になるって夢を果たそうとしているからじゃないかな。俺は弱冠27歳にしてUS、インターコンチネンタル、IWGP、この3つを獲ってきた。しかもG1では優勝できなかったが、決勝まで楽にいって、どうやって決勝にいったかというと、内藤を倒して決勝にいったんだ。しかも何年か前にレッスルキングダムのメインを投票で決めようって時にお前はメインの座から落ちて、残念ながらメインで試合できなかった。しかもIWGPとインターコンチのダブルチャンピオンになるのはもともと内藤のアイデアだが、俺が史上初めて成し遂げる。さすがにそういうところで話すことが何もなくなっちゃったのかな。内藤が描いていることを俺が内藤相手に達成するというのは、こんなに素晴らしいことはない。まぁ、このぐらいにしといてやるよ」

――ファン投票でダブルタイトルが決まって思うところは?

▼内藤「そもそも…」

▼ジェイ「(拍手で遮って)ナイストーキング。OK、OK。続けてくれ」

▼内藤「そもそもインターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持したい。これは俺の目標であり、野望だからね。ファン投票の結果がどうなろうが、俺の野望が変わることはありえないから。とはいえ、こうしてファン投票の結果を受けて正式決定したことは、まぁうれしいですよ。逆転の内藤哲也の舞台が確実に整いつつあるなという印象ですね」

▼ジェイ「確かにファンがこの試合をみたいかみたくないかというのは、俺らにとって特に関係ない。そのへんは同意するが、残念に思うのは内藤、お前の目標を俺が成し遂げるということだ」

――ダブルタイトル戦はオカダと飯伏どちらとやりたい?

▼内藤「しいて言うなら、やはり2018年の東京ドームの相手であるオカダとやりたいかなと。彼はリング上で言ってましたよ。『東京ドームのメインイベント、凄く気持ちよかっただろ? 勝ったらもっと気持ちいいぞ』。それがどんなものなのか、オカダに勝ったうえで味わってみたいと思います」

▼ジェイ「内藤、心配する必要はない。俺はオカダに一番早く東京ドームで勝ったことがあるから、あいつに勝つのがどういう気持ちかわかっている。そもそもお前は初日に勝つことはないから、2日目にオカダと対戦することはないから心配しなくていいよ。ついでに教えてやると、勝った気持ちっていうのは結構気持ちよかったぜ。俺にとってIWGPだけを見ているので、オカダと飯伏どっちがベルトを持っているか、そんなことはどうでもいい。しいて言えばオカダには何回も勝っているし、対戦相手として考えたら安い相手かな。飯伏とやるとしたらG1の決勝のように誰かが途中で入ってきて俺の邪魔をしないように。そこだけ気をつけてやればいいかなと思う」

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