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11/9【NOAH】両国後も“RATEL'SvsSTINGER"過熱 大阪1試合でタイトルマッチ3試合が決定

『STARTING OVER 2019』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2019年11月9日)
○小峠篤司&小川良成&鈴木鼓太郎&クリス・リッジウェイvsHAYATA&タダスケ&YO-HEY&原田大輔×

 年間最大の両国大会が終わっても“RATEL'SvsSTINGER"のノアジュニア抗争がいっそう過熱。たった1試合で11・16後楽園大会でのIPWジュニア王座戦「(王者)小峠vs原田(挑戦者)」、11・26新潟大会でのGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)原田&タダスケvs小峠&鼓太郎(挑戦者)」、12・3後楽園大会でのGHCジュニア王座戦「(王者)HAYATAvsクリス・リッジウェイ(挑戦者)」とタイトルマッチ3試合が一挙に決まった。

 昨年から新ノアジュニア名物と化した軍団闘争を徹底的に展開してきた両軍。年間最大の舞台となった両国大会では原田&タダスケ組が、小川&鼓太郎組を破って悲願のGHCジュニアタッグ王座奪取を果たしたが、それもまだまだ“通過点"に過ぎなかった。

 両国後最初のツアー開幕戦となる大阪大会でもフルメンバーがそろった8人タッグマッチで激突。目まぐるしく攻守が入れ替わるハイレベルな読み合いで観衆の目を釘付けにしたが、この日の最後を決めたのは意外にも“小峠&鼓太郎組"の連係だった。

 原田&タダスケが狙ったラリアット&ジャーマンの合体攻撃を小峠が誤爆させると、すかさず鼓太郎が飛び込んでボディエルボーで排除。返す刀で鼓太郎は原田をエクスカリバーで鮮やかに突き刺し、間髪入れずに小峠がキルスイッチにつなげて、ジュニアタッグ王者としての初戦となった原田にいきなり土をつけた。

 すかさずマイクを握った小峠は「おい、RATEL'S。新しいタッグチャンピオンの原田、タダスケ。次、STINGERから行くのは俺と鼓太郎さんや」と、「肩の調子が悪い」という小川に代わって小峠&鼓太郎組でのGHCジュニアタッグ王座挑戦を表明した。

 すると原田も「やってやるよ。チャンピオンになって初戦で負けたら、断れる理由もない」と即諾したが、「せやけどな、お前がこのベルトに挑戦したいんやったら、俺にもお前のベルトに挑戦させろや。俺が必死こいてイギリスから持って帰ってきたベルトや。どや?」と逆提案。9月の大阪大会で小峠に敗れて失った英国王座の奪回戦を条件とし、小峠も「わざわざイギリスまで持っていくのは大変やろうから、まぁ先輩の俺がチャンピオンベルトを返しといたるよ。だからお前の挑戦、余裕で受けたるよ」と承諾した。

 さらには、試合中、試合後とGHCジュニア王者・HAYATAをアンクルホールド地獄で苦しめたリッジウェイもマイクを握って「HAYATA、大丈夫? 俺が次はお前のGHCジュニアタイトルに挑戦してやる」と表明。HAYATAも「次は……お前や!」と言葉を発して受けて立った。

 これを受けてIPWジュニア王座戦「(王者)小峠vs原田(挑戦者)」が11・16後楽園大会で、GHCジュニアタッグ王座戦「(王者)原田&タダスケvs小峠&鼓太郎(挑戦者)」が11・26新潟大会で、そしてGHCジュニア王座戦「(王者)HAYATAvsクリス・リッジウェイ(挑戦者)」が12・3後楽園大会でそれぞれ行われることが即日決定。RATEL'S興行となる11・24新木場大会では綱引き戦&イリミネーション戦での“RATEL'SvsSTINGER全面対決"も決まっており、両国を終えても両軍の抗争は炎上の度をさらに深めた。

【試合後の小川&鼓太郎&小峠&リッジウェイ】
――1試合で一気にタイトルマッチ3試合が決定的となったが?

▼小峠「全然、実力的にはまったく負けてないし、両国で小川さんと鼓太郎さんが一発で行かれただけなんで。勝率的には圧倒的には俺らのほうが上なんで。このまま他のチャレンジャー見つけられても困るし。だから俺は…IPWももちろん大事にしてるけど、国内のベルト、ノアのベルトにこだわりたいし。なんなら統一してやろうか、ぐらいの気持ちなんで、まずはジュニアタッグ、鼓太郎さんは最強のパートナーなんで。100%取り返せるでしょう」

――小川選手ではなく小峠選手と組んで取り返しにいく?

▼鼓太郎「小川さん、ちょっと今、肩が調子悪いから。いったん小川さんは温存します。でも言ったら決まるのに、なんで両国で(再戦を)言った後に決まってねえんだよ? どんだけRATEL'Sびいきなんだよ。俺らの返答を待たずして、全部決まってきたじゃん」

――あえて今回は小峠&鼓太郎組に託す?

▼小川「ちょっと肩の調子が悪いんでね」

――小峠選手と鼓太郎選手は二人だけで組んだことはほぼ無さそうだが?

▼鼓太郎「初めてじゃない? でも1ヶ月ぐらいあれば大丈夫でしょう。でも、ダメか。へたすりゃすぐ決まるから…得意だからな、すぐ決めるの! でも今日ぱっとリング上で動いた感じだと、合わせられたんで。大丈夫でしょう」

――リッジウェイ選手はなぜHAYATAの王座を狙う?

▼リッジウェイ「これはSTINGERとしてのミッションだ。ただ挑戦するだけじゃない。俺が勝つ。そしてGHCジュニアチャンピオンになる。HAYATAは確かに速いし、うまい。でも俺もまたしかりだ」

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