プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/13【全日本】TAJIRI&KAIに大苦戦もジェイク&野村が白星スタートで豪語「優勝あるのみ」

『2019世界最強タッグ決定リーグ戦』栃木・那須町スポーツセンター(2019年11月13日)
「2019世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦 ○野村直矢&ジェイク・リーvsKAI&TAJIRI×

 ジェイク&野村がTAJIRI&KAIに大苦戦を強いられながらも逆転勝利。最強タッグ白星スタートを飾り、「この勢いのまま優勝あるのみ」と暮れの栄冠獲りを宣言してみせた。

 この秋、ともに三冠ベルト獲りを逸したジェイクと野村。新時代到来を誓う若い二人にとって年内最後の大勝負となるのがこの最強タッグだ。この日、シリーズ3戦目にして初戦を迎え、TAJIRI&KAIと対戦した。

 ジェイクは10・9後楽園のアジアタッグ戦でTAJIRI&KAIに大いに苦しめられているが、1ヵ月ぶりの再戦でもやはり苦闘は免れられなかった。野村のスピアー、ジェイクのハイキックがいずれも鉄柱に誤爆させられると、野村が右肩、ジェイクが右足に集中砲火を浴びて劣勢に。野村がTAJIRIの脇固めに捕まり、ジェイクもKAIのドラゴンスクリューからの足4の字固めでカットを阻まれてピンチを迎えた。

 これをしのいでも一難去ってまた一難。野村がマキシマムで大逆転を狙っても、その前にKAIがレフェリーを昏倒に追い込んでいたため幻の3カウントに終わってしまう。再びマキシマムを狙ったところにTAJIRIのグリーンミストを顔面に浴び、バズソーキックを被弾。カットに入ったジェイクがKAIをバックドロップで叩きつけても、TAJIRIのグリーンミストで返り討ちにされた。

 突破口を見いだせない苦しい展開の連続だったが、最後は捨て身の攻撃で無理やり風穴をこじ開けた。顔面を緑に染めながらもジェイクがTAJIRIを捕まえ、そこに野村がスピアーで猛突進。間髪入れずマキシマムを爆発させて大逆転勝利を決めた。

 大苦戦の末、ジェイク&野村がTAJIRI&KAIを攻略。初戦白星で幸先いいスタートをきることができた。試合後のリング上で野村は「今のこのマンネリ化した全日本プロレスに俺たち二人しか新しい景色をみせられない」と豪語。那須のファンの賛同を募ったうえで、「皆さんのお望み通り俺たち二人が必ずこの最強タッグ優勝して、全日本プロレスの中心に立ちます!」と高らかに誓ってみせた。

 難敵を破ったことでジェイクは「俺たち今までね、全日本の中で揉まれて揉まれて、技受けまくって受けまくって、それでも立ち上がってここまでやってきたからね。そこらへん、他の選手と比べちゃいけないよ」と自信をさらに深め、パートナーへの信頼もさらに強くした。野村は「この勢いのまま優勝あるのみ。俺たち二人は優勝しかみてない」と言い切った。続く2戦目は11・17札幌大会。ゼウス&崔と激突する。宣言通り若い二人はこの勢いのまま世界タッグ王者も突破あるのみだ。

【試合後のジェイク&野村】
▼ジェイク「俺たち公式戦、今日初戦なんだわ。そして初戦を無事に勝利で飾れた。しかもあのTAJIRI&KAI組。アジアタッグやってるから、あの二人の力っていうのを凄く感じてるんだよね。だから正直言って自信はあったけど、その分、不安も大きかった。案の定、俺は足やられるし」

▼野村「肩やられるし」

▼ジェイク「お互い武器となる箇所をあれだけ攻められたらね。けど、やっぱり俺たち今までね、全日本の中で揉まれて揉まれて、技受けまくって受けまくって、それでも立ち上がってここまでやってきたからね。そこらへん、他の選手と比べちゃいけないよ。特にこの野村直矢、タフネスさでははっきり言ってピカイチだから。底力もピカイチだから。ライバルでもあるけど、今回は凄く力強いパートナーだよホントに。今日は改めてありがとうございました」

▼野村「ありがとうございます。今日、初戦、無事に突破できた。ほとんどやられてたけど、試合に勝ったのは俺らだから。このまま、この勢いのまま優勝あるのみ。俺たち二人は優勝しかみてない。それは開幕前から言ってることなんでね。必ず優勝して、リング上でも言ったけど、俺たちが全日本プロレスの中心に立っていきます」

▼ジェイク「有言実行のためのまずは1勝。ジェイク&野村組に任せとけ」

プロ格 情報局