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11/18【新日本】“カバナごとクルリ"でアーチャー料理 矢野組してやったりの2連勝

『WORLD TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年11月18日)
公式戦 ○コルト・カバナ&矢野通vs鈴木みのる&ランス・アーチャー×

 ワールドタッグリーグ戦公式戦で、矢野&カバナの“日米クセ者コンビ"が“カバナごとクルリ"の丸め込みで荒ぶるアメリカンサイコをまんまと料理。聖地・後楽園を拍手喝采が包んだ。

 ともに“食えない"ファイトスタイルでインサイドワークに長けた矢野とカバナがワールドタッグリーグで合体。両軍1勝1敗からの3戦目の舞台で、鈴木&アーチャーの鈴木軍コンビと対決した。

 揃いの赤ハッピ姿で現れて会場を明るく盛り上げた矢野とカバナだったが、鈴木とアーチャーが無慈悲に奇襲して場外を引きずり回す。矢野は鈴木から徹底的に左腕を狙われ、荒れ狂う“アメリカンサイコ"アーチャーからは「怖い怖い怖い」を連呼しながら逃げ惑った。

 それでもカバナから強引にタッチを“渡されて"しまった矢野は、天を仰ぎつつも、得意の早業でコーナーポストを剥ぎ取って金具コーナーを作成。返す刀でコーナーポストを使ってアーチャーを殴りつけたものの、アメリカンサイコは仁王立ちでニヤリ。逆に猛烈なラリアットで矢野を黙らせるや、鈴木とともに集中砲火を仕掛け、死角からのショルダータックル、変型のリバースプレスまで公開すると、ブラックアウトも完璧に決めて3カウント…かと思われた。

 ところが、アーチャーは自ら引きずり起こして必殺のアイアンクロー“EBDクロー"での仕上げを予告。一気に矢野の頭蓋骨をきしませにかかったものの、カバナのカットが間一髪で間に合う。慌てて鈴木が飛び込んだものの、金具コーナー誤爆を誘って排除し、アーチャーが突っ込んできても二人同時に避けて再び金具コーナー誤爆を誘った。

 負けじとアーチャーも続くカバナのダイブ攻撃を空中キャッチしたが、そこを矢野が背後から金的攻撃。続けざまにカバナごとスクールボーイで丸め込み、まんまと3カウントを奪い去った。

 流れるような職人技に聖地・後楽園が拍手喝采に包まれるなか、荒れまくる鈴木とアーチャーを背に、矢野とカバナはとっとと逃走。タッグリーグ戦2連勝で勝ち点を4に伸ばした矢野は「ありがとう、超人! ありがとう、スーパーマン!」と“スーパーマン"という名の得意技を持つ相棒をも戸惑わせながら、嵐のように控室へと飛び込んでいった。

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