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11/24【DDT】渡米前にイケメンが竹下とのタッグ満喫 「いつかどこかで必ず会おう」

『God Bless DDT 2019』東京・後楽園ホール(2019年11月24日)
○黒潮“イケメン"二郎&竹下幸之介vs山下実優&アントーニオ本多×

 渡米前にイケメンが竹下とのタッグを満喫。「いつかどこかで必ず会おう」と未来の再会を誓った。

 今年いっぱいで活動の拠点をアメリカに移すイケメンが、DDT後楽園に最後の出場。3・31博多でKO-D王座を懸けて対戦するなどDDTマットでしのぎを削ってきた竹下とタッグを結成し、11・3両国でケニー・オメガ&里歩組を迎え撃った本多&山下組と対戦した。

 イケメンはノリノリで竹下とのタッグ“竹下二郎"を楽しんだ。入場テーマを目一杯使って客席を練り歩くと、本多に「寒いから俺もジャケットを着たい」と難癖をつけられて奇襲を受けたものの、竹下とともにナックルパート合戦に応じて場内を沸かす。竹下の身体に足を取られて転倒した本多が、山下を巻きこんで創作昔話・ごんぎつねを披露し、隙を突いてサミングを連発したが、イケメンは本多自身の乳首に誤爆させると、しばらく放置してニヤリ。その後も乳首攻めを展開した。

 「顔が似ている」という山下とは打撃戦で火花。気の強さに押し負けてしまう場面もあったが、足を取ってロープに固定すると、イケメンの背中を飛び越えて竹下がヒップドロップを落として合体技がさく裂する。躍動するイケメンは本多にスワントーンボムを投下。イケメン落としは乳首を狙われて未遂に終わったが、竹下との合体式は見事に決まった。

 試合を決めたのもイケメンだ。本多にジャケットを奪われると、乳首を隠すのに必死になり、ナックルパート連打の餌食になったものの、本多がバイオニックエルボーに繋げるべく両手をぶん回してアピールしたのを逆手に取り、そこにジャケットを巻きつけて自由を奪う。すかさずトラースキックを一閃。直撃を受けて崩れ落ちた本多にムーンサルトプレスを落として3カウントを奪い取った。

 イケメンは終始笑顔で最後のDDT後楽園を堪能した。DDTへの参戦も残りわずかで、竹下とは12・1君津でトリオを組むが、2人だけのタッグは今日で最後。マイクを持った竹下は「ひとまずタッグは今日で終わり。戦うのもしばらくないでしょう。アメリカに行くらしいけど、次に試合で…僕は戦いたい。次に戦うのはまたDDTのリングか、アメリカのリングか、もしくは草加健康センターか。またどこで会うかわからんけど、二郎ちゃん頑張ってください」とエールを贈った。

 「たぶん一番直近だと草加健康センターでしょうね」と苦笑したイケメンは「いいんですよ。相性がたぶんいいんですよ。こういう試合も、派手なタイトルマッチも、俺と竹ちゃんなら全部できる」と竹下との関係を振り返りつつ、「でも、俺たちだけの世界じゃきっとダメなことであって。だから、俺は言い方悪いけど、アメリカに1回逃げるよ。それで、自信をもっともっと大きくして。で、言ってしまえば、帰ってくるつもりはないよ」と悲壮な決意をあらわに。そして、「プロレスでちょっとしたことでもつまずいたり、自分の成長に疑問があったり、なんかちょっとでもあったら、俺のところに逃げてきなよ」と竹下に呼びかけた。

 「いつかどこかでまた必ず会おう。そして、次は敵だ!」と締めくくったイケメン。最後は竹下と抱擁を交わし、未来の再会を誓い合った。

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