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12/5【NOAH】GHC前哨戦スタート 先制・清宮が早くも“20周年イヤー主役"宣言

『STARTING OVER 2019』宮城・仙台PIT(2019年12月5日)
○清宮海斗&谷口周平&丸藤正道vs潮崎豪&中嶋勝彦&熊野準×

 来年1・4後楽園大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)清宮vs潮崎(挑戦者)」に向けた前哨戦が仙台大会からスタート。清宮が“20周年イヤー主役宣言"とともに先制してみせた。

 年間最大のヤマ場となった11・2両国大会で拳王を退けた若き王者・清宮だが、その後挑戦者はなかなか現れず。そして、両国から1ヶ月が過ぎた12・3後楽園大会。中嶋勝彦との“AXIZ対決"を死闘の末に制した潮崎が名乗りを上げ、年初大会となる1・4後楽園大会での激突が決まった。

 この日の仙台大会から前哨戦がスタート。両者先発して緊張感ある探り合いを展開したが、その後は潮崎が積極的に仕掛けた。試合権のあるなしに関わらず、場外での逆水平チョップ連発やボディスラムで清宮を押し込んだ。中盤過ぎにはムーンサルトアタック式のショルダータックルや、得意のマシンガンチョップ、こん身の手刀で若き王者に猛プレッシャーをかけ、胸板を赤く腫らした清宮がエルボースマッシュで反撃してきても、左ラリアットを叩き込んで優位を譲らなかった。

 それでも清宮は、カウンターのドロップキックで続く熊野の動きを止めると、急角度ジャーマンからのタイガースープレックスホールドで鮮やかに逆転勝利。潮崎の面前で3カウントを奪って、前哨戦第1ラウンドを制した。

 まだまだ真新しい金色のGHCヘビー級ベルトを潮崎に至近距離から見せつけた清宮は、締めのマイクを握ると「来年2020年はどんな年か皆さん知ってますか?」と仙台の観客に問いかけた。

 ノアは来年の8月に旗揚げ20周年を迎える。いわば年初後楽園の「清宮vs潮崎」は、20周年イヤーの舵取り役を決める一戦。観客から口々に「20周年」の声を受けた清宮は「この大きな節目のスタートに、必ず俺が潮崎さんを倒して、もう一つ上の新たなるステージに、ノア、そして皆さんを連れていきたいと思います!」と早くも“主役宣言"を放ってみせた。

 かつて清宮がGHCタイトル初戴冠(GHCタッグ王座)を果たした際のパートナーが潮崎だった。昨年末のグローバル・リーグ戦公式戦では清宮が潮崎を破っているが、“番狂わせ感"も強かった。だが、それから1年。今は“不動の王者"として潮崎を迎え撃つ。

 「今日も何度もチョップを受けましたけど、やっぱり一番キツいですよ。潮崎さんのあのチョップ。でも相手が全力出してきてるからね。こっちはそれを上回らないといけないし、俺も今日からホント毎日タイトルマッチのつもりで、フルスロットルで行きますから! そのうえでお互いが出し切った…ホント搾り出すくらいの気持ちを持って、1月4日、俺たちにとって勝負の日に、必ずベルトを守りたいと思います」と清宮。“裏ドーム"とは言わせない激闘をつむいだうえで、20周年イヤー主役の座をつかみ取る。

【試合後の清宮】
――前哨戦先制となったが、改めて潮崎と当たってみた?

▼清宮「いやぁチャンピオンといえども、余裕ではいられないですよ。相手はこれ以上無い覚悟を持ってやってきてるのは伝わりますし、今日も何度もチョップを受けましたけど、やっぱり一番キツいですよ。潮崎さんのあのチョップ。でも相手が全力出してきてるからね。こっちはそれを上回らないといけないし、俺も今日からホント毎日タイトルマッチのつもりで、フルスロットルで行きますから! そのうえでお互いが出し切った…ホント搾り出すくらいの気持ちを持って、1月4日、俺たちにとって勝負の日に、必ずベルトを守りたいと思います」

――いち早く20周年イヤーの主役宣言も放った

▼清宮「20周年ですよ!? とっても大きな節目じゃないですか。その節目、良い形でスタートを切る。何が一番良い形かって言ったら、やっぱり“新しい時代を築こうとしている者"が、そこで勝ち名乗りを受けるべきなんじゃないですか? だから今後の前哨戦でも、自分の持てるものすべて出していって、チャンピオンとしてやってきたものもありますから。そこは相手の上をしっかり行って、前哨戦をリードしていきたいと思います」

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