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12/5【NOAH】鬼の足殺しでレフェリーストップ ジュニア戦へ小川がHAYATAに“苦痛の日々"宣告

『STARTING OVER 2019』宮城・仙台PIT(2019年12月5日)
○小川良成&小峠篤司&鈴木鼓太郎vs原田大輔&タダスケ&HAYATA×

 1・4後楽園大会でのGHCジュニア王座“初挑戦"が決まった大ベテラン・小川良成が、最初の前哨戦でいきなり王者・HAYATAからレフェリーストップ勝ち。鬼の足殺し完遂で“苦痛の日々"を宣告した。

 通年熱闘の続くノアジュニア「RATEL'SvsSTINGER」抗争の“核"だった小川が、12・3後楽園大会でついにGHCジュニア王座初挑戦を表明。1・4後楽園大会で王者HAYATAに挑戦することが決まった。

 この日の仙台大会から前哨戦がスタート。序盤からHAYATAの左足に狙いをつけた小川は、あらゆる引き出しを開けながら鬼の足殺し。小峠&鼓太郎と鉄のSTINGER連係で集中砲火を浴びせ、HAYATAのうめき声ばかりが響く展開となった。終盤には逆片エビ固めや足4の字固めで絞めに絞め上げ、小峠&鼓太郎も鉄壁のガードで原田&タダスケのカットを許さない。HAYATAもギブアップはしなかったものの、孤立無援が続く王者の姿に、中山レフェリーが試合をストップした。

 試合後も小川はHAYATAの左ヒザを何度も蹴りつけて公開処刑。原田が身をていして王者を守ると、悔しげに見上げるHAYATAにジュニアベルトを軽く投げつけてからリングを後にした。

 鬼の足殺しで小川が先制。とはいえ小川は涼しげに「まだプロローグだよ」とサラリと言ってのけた。この日から東北ツアー7大会が始まっただけに、「これから1週間、HAYATAには苦しい思いをしてもらおうか」と“苦痛の日々"を宣告。かと思えば「徹底的に足を狙う? さあ。それは分からない。でも徹底的にやるに決まってんじゃん」と煙に巻いた。

 常にジュニアウエイトでありながら、GHCヘビー、GHCタッグ、GHCジュニアタッグは奪取。ただ、シングルのGHCジュニア王座だけには縁がなかった。キャリア34年、53歳にしてノアジュニアの最先端を創り出す大ベテランの“魔性"が、ここにきて一層、不気味な輝きを増している。

【試合後の小川】
――チャンピオンもギブアップはしなかった

▼小川「一緒だろ。レフェリーが止めてんだからこっちの勝ちだ」

――ヒザを攻め立てたが?

▼小川「まぁヒザだけじゃないけどね。足全体をね」

――まだまだ序の口?

▼小川「まだプロローグだよ」

――これから東北ツアーが始まるが?

▼小川「そうだね。これから1週間、HAYATAには苦しい思いをしてもらおうか」

――今後も徹底的に足を攻めていく?

▼小川「さあ。それは分からない。でも徹底的にやるに決まってんじゃん」

――シングルの挑戦者となっても心境的には変わらない?

▼小川「変わらないよ。HAYATA相手にそりゃ変わらないよ」

――シングルのタイトルへの挑戦を表明した最大のモチベーションは、やはりSTINGERにすべてベルトが欲しい…ということ?

▼小川「そうだね。それもあるし、オレ個人としてもベルト獲りたいし。圧勝でしょ? お客さんシーンとしちゃったじゃん。どうすんの?(笑)」

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