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12/8【全日本】最強タッグ絶望的も秋山、2020年のベルト挑戦「ゼロじゃない」

『2019世界最強タッグ決定リーグ戦』長野・上田創造館(2019年12月8日)
オディンソン&ジョー・ドーリング&秋山準&パロウvs諏訪魔&石川修司&ギアニー・ヴァレッタ&ゼウス×

 最強タッグ優勝が絶望的となった秋山だが、「まだこれぐらいできるんだって若干の自信にはなった」と手応えを得て、「全然ゼロじゃないというのは俺も思う」と2020年のベルト挑戦にも含みを持たせた。

 ジョーのパートナーとして最強タッグに緊急出場した秋山。序盤は快調に飛ばしたが、前夜の北本大会での最終公式戦でTAJIRI&KAIにしてやられ、勝ち点10で公式戦全日程を終えた。

 この日の上田大会を終えた時点で優勝争いは勝ち点10で公式戦を1試合残している諏訪魔&石川、ジェイク&野村、TAJIRI&KAIの3チームに絞られた。ジョー&秋山も可能性は残されているものの、諏訪魔組とTAJIRI組の公式戦が無得点試合に終わり、ジェイク&野村が宮原&青柳に敗れて、やっと優勝決定戦にもつれ込むことができる絶望的な状況だ。

 「状況は厳しいけど、俺の体力の失速…なのかなっていう気もしないでもない」と苦笑した秋山も、あきらめモードとなりつつある。一方で12・9後楽園大会で予定されていた関本&ボディガーとの公式戦が不戦勝となったため、最終戦は公式戦なし。「本当は最後、後楽園で公式戦やりたかったですけどね。それは優勝どうのこうのじゃなくても、後楽園で公式戦をね。開幕戦でやってないから、後楽園でみせたかった」との無念さも残った。

 だが、長い最強タッグを通じて好感触をつかむことができた。「開幕まで3日ぐらいしかなくて、そこからいくら走ったって3日じゃね。もうちょっと時間があればまた違ったかなと」としながらも、「でもこれだけの時間でここまでできたっていうのはね。途中からどこ痛いな、ここ痛いなというのもあったけど、最後の方でまた体調もよくなってきたし。まだこれぐらいできるんだって若干の自信にはなった」というように健在ぶりを存分に示した。この日も8人タッグで出番こそ少なかったものの、ヴァレッタ相手にラフ殺法で渡り合い、エクスプロイダーで投げ飛ばした。

 50歳となった秋山だが、まだまだ最前線で戦えることを実証したといっていい。秋山の三冠挑戦を望む声も根強く、秋山自身も「全然ゼロじゃないというのは俺も思うし。可能性としてはね」と明言。「例えばチャンピオン・カーニバルやって、そのあとっていうのは体的にきついと思う部分があるけど、一発勝負で、一発だけ集中してやれるっていうのであれば、まだいけるかな」との自信もある。

 かといって、そう簡単にタイトル戦線に参入するつもりはない。「自分だけの気持ちで勝負だっていうことはもうないかもしれない」と強調した秋山は、「やっぱりファンの声であったり、流れであったり、そのへんがあって自分がよしと思えば」と条件を設定した。機運が高まればベルト挑戦も辞さず。2020年、もしかしたら三冠返り咲きに動く秋山がみられるかもしれない。

【秋山の話】
――最強タッグは自力優勝が消滅したが?

▼秋山「状況は厳しいけど、俺の体力の失速(苦笑)…なのかなっていう気もしないでもないけど、最初よくて、最後の方全く勝ってなかったのかな」

――吉田&ヴァレッタとの両者リングアウトが響いた感もあるが?

▼秋山「でも全部、終わってしまったことなんでね。本当は最後、後楽園で公式戦やりたかったですけどね。それは優勝どうのこうのじゃなくても、後楽園で公式戦をね。開幕戦でやってないから、後楽園でみせたかった。俺の場合、本当に(リーグ戦出場が)最後になるかもしれないから、みてもらいたかったですけどね」

――最強タッグを振り返って、改めてまだまだいけるという手応えもあったのでは?

▼秋山「タッグの戦略というか作戦さえ立てておけばいけるのかなと思う気持ちもあるし。開幕まで3日ぐらいしかなくて、そこからいくら走ったって3日じゃね。もうちょっと時間があればまた違ったかなと。でもこれだけの時間でここまでできたっていうのはね。途中からどこ痛いな、ここ痛いなというのもあったけど、最後の方でまた体調もよくなってきたし。まだこれぐらいできるんだって若干の自信にはなったかなと」

――世界タッグ王者を破っているし、まだまだベルト挑戦もいけるのでは?

▼秋山「全然ゼロじゃないというのは俺も思うし。可能性としてはね。例えばチャンピオン・カーニバルやって、そのあとっていうのは体的にきついと思う部分があるけど、一発勝負で、一発だけ集中してやれるっていうのであれば、まだいけるかなっていう感じは今回しましたけどね」

――2020年もしかしたらベルトに挑戦する秋山選手がみられるかもしれない?

▼秋山「それも自分の気持ちだけっていうよりも、ファンの人たちとか周りの声、それがあればいいけど、自分だけの気持ちで勝負だっていうことはもうないかもしれない。それはやっぱりファンの声であったり、流れであったり、そのへんがあって自分がよしと思えばまだいけるかなと」

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