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12/9【新日本】ハイテンションのザックにSANADA困惑、WTL覇者ジュース&フィンレーがベルト獲りの欲むき出し ブリティッシュヘビー戦&IWGPタッグ戦会見

 1・4東京ドーム大会でIWGPタッグ選手権試合が決まった王者組・タマ・トンガ&タンガ・ロア、挑戦者組・ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー、1・5東京ドーム大会でブリティッシュヘビー級選手権試合が決まった王者ザック・セイバーJr.、挑戦者・SANADAが9日、東京・目黒の新日本事務所で会見。異様なハイテンションぶりをみせる王者ザックにSANADAは困惑しながらも「ベルトは正直言うと興味ないです。ザックと戦いたい」と日英テクニシャン対決に意気込んだ。

 今夏G1公式戦でザックに勝利しているSANADAは、先のWORLD TAG LEAGUE公式戦でもザックにピンフォール勝ち。収まらないザックは12・8広島大会でSANADAを襲撃。日英テクニシャン対決がブリティッシュ王座をかけてドームの大舞台で実現することになった。

 この日のザックはSANADAが「ちょっとおかしかったですよね今日。酔ってるんじゃないかってぐらい」ともらすほどのハイテンションぶり。会見場に現れるなりSANADAの白いパンツスタイルに「白パンツなんて冗談なの? 笑わそうと思ってるのか? タッグリーグ決勝で負けた翌日に全身白でくるとは冗談じゃないよ」とまくし立ててダメ出しし、外国人記者に暴言を連発。それでも「新日本プロレスがストロングスタイルを体現している団体であれば、このブリティッシュヘビーを持っている俺こそがストロングスタイルだ」と豪語し、「そのベストテクニカルレスラー、すべてを達成した男との記者会見だ。ふざけるんじゃない」と吐き捨てて会見途中に退席してしまった。

 これにはSANADAも困惑するしかない。ザックにファッションを問い詰められて思わず背中を向ける場面も見られた。前夜の広島大会ではEVILとのWORLD TAG LEAGUE3連覇を逸したばかりだが、「今はもう負けたことに意味があるんだなと切り替えてます」と敗戦ショックは引きずらず。「ベルトは正直言うと興味ないです。ザックと戦いたい。ベルトはあまり意識してないです」と言い切り、ザックとのテクニック勝負を見据えた。

 12・8広島大会でSANADA&EVILの3連覇を阻止し、初優勝を成し遂げたジュース&フィンレーが1・4東京ドーム大会でのIWGPタッグ王座挑戦を決めた。タッグリーグ公式戦ではGODに敗れているが、雪辱を遂げればタッグ2冠。ジュースが「GODも俺たちが何を欲しているかわかっているはずだ。目の前にあるベルトがほしい。それを東京ドームで獲る」と意気込めば、フィンレーも「戦ったことでGODの強さはよく承知している。そしてタッグチャンピオンである理由もわかる。穴のない二人だが、負けたことがない二人ではない。なので、そこを突いていかなければならない」とGOD攻略を誓うばかりだった。

【会見の模様】
▼ザック「白パンツなんて冗談なの? 笑わそうと思ってるのか? タッグリーグ決勝で負けた翌日に全身白でくるとは冗談じゃないよ。こっちはベストテクニカルレスラーであることを体現するべく黒を着てきているのに。新日本プロレスがストロングスタイルを体現している団体であれば、このブリティッシュヘビーを持っている俺こそがストロングスタイルだ。俺はベストテクニカルレスラーである、ストロングスタイルを体現しているだけでなく、アゴも猪木さんと同じなんだ。どういうことだ。そのベストテクニカルレスラー、すべてを達成した男との記者会見だ。ふざけるんじゃない」

※ザックが退席後

▼SANADA「東京ドーム出場を考えて、その中で一番おいしくて近道だったのがSANADAだったんでしょうし。東京ドームでこのカードが組まれたのは間違いではないと思います」

――ブリティッシュのベルトについては?

▼SANADA「ベルトは正直言うと興味ないです。ザックと戦いたい。ベルトはあまり意識してないです」

――ドームのシングルは初だが、2020年のベルト戦線へ向けたきっかけにする?

▼SANADA「そうですね……まだそこまで考えてなかったですね」

――タッグリーグで3連覇を逸したことについては?

▼SANADA「今はもう負けたことに意味があるんだなと切り替えてます。今後どうなるかもわからないですし」

――今日のファッションのポイントは?

▼SANADA「広島から直接ここに来たんですよ。スーツは重いんですよ。ジャケットで来ちゃいました」

――手厳しく言われたが?

▼SANADA「ちょっとおかしかったですよね今日。酔ってるんじゃないかってぐらい。酒飲んでるんじゃないかなってぐらい。あまり気にしてないです」


【会見の模様】
▼フィンレー「昨日タッグリーグのチャンピオンになった。ということで現在、正式なIWGPタッグの挑戦者になった」

▼ジュース「デビッドが言った通り、昨日勝った。いろんな言葉を発してきたが、USのベルトがなくなってしまったことも含めて自分が特に言うことはない。GODも俺たちが何を欲しているかわかっているはずだ。目の前にあるベルトがほしい。それを東京ドームで獲る」

▼ロア「まずはジュース、フィンレー、優勝おめでとう。今回初めてのタッグで俺たちに挑戦してくるということだが、俺たちが何回このベルトを獲得し続けているか。3年タッグのチャンピオンであり続けている。だからこそ、お前たちが挑戦する権利を得たというだけで、俺たちが負けることはないだろう。たくさんのチームが権利を得て俺たちに挑戦してきた。この権利というのはお前たちにとってクリスマスプレゼントのようなものだ。メリークリスマス」

▼トンガ「昨夜の試合は素直に素晴らしい試合だったと思う。だが、残念ながらこのトーナメントが何かを証明するかといえば、そうではないと思う。初優勝ということでおめでとう。だが俺たちは3年間、5回ベルトを獲得し、チャンピオンに君臨し続けている。このベルトが証明するのは強さだけでなく、1年を通してどれだけ自分たちが何を証明できたかの証でもある。それを3週間だか1ヵ月だかわからないが、そのトーナメントに勝ったからといって証明できると思ったら大間違い。このベルトに挑戦できる権利をもらったというだけのこと。しかし、このベルトに挑戦して何もできなかったチームはたくさんいる。そして、一つ俺の中によぎったことがある。東京ドームでは勝てたことがないということ。去年は東京ドームで誰かにこのベルトを奪われることになった。しかし、レッスルキングダムで再び俺たちはこのベルトをかけて戦う。やるしかない。しかし、ジュース、お前はラッキーな男だ。オーストラリアでパートナーがケガし、違うパートナーになり、年末になってトーナメント優勝できた。パートナーが見つかっただけでも幸運なのに、このトロフィーを獲得したのは何と幸運な男なんだ。そして東京ドームで試合するなんてすばらしいじゃないか。俺たちはレッスルキングダムのリングで邪悪になれるか。なぜおれたちが5回チャンピオンになれたかをみせてやる」

――公式戦でGODに敗れているが警戒点は?

▼フィンレー「戦ったことでGODの強さはよく承知している。そしてタッグチャンピオンである理由もわかる。穴のない二人だが、負けたことがない二人ではない。なので、そこを突いていかなければならない」

▼ジュース「この二人だけではなく、邪道の竹刀にも警戒しないといけないのもある。これはタッグ選手権だが、時には3対2になることを警戒したい。俺とフィンレーはこの二人がどれだけのことができるかわかっているが、俺たちは自分たちができることを、自分たちの試合をリングの中でしっかりしたい。相手の試合にならないようにしたい」

▼ロア「何だろうね。もうすでに言った通りトーナメントで1回勝っているからな。試合をもう一回しっかり見て同じことをしていくだけだ」

▼トンガ「同じ戦略で行くと思う。過去の試合をみようかな。昨日の試合は感銘を受ける試合ではあったので、それをしっかり見たい」

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