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12/17【全日本】王道殺法も披露 ススムが世界ジュニア獲りへ初戦突破、準決勝で岩本と対決へ

『AJP Prime Night』東京・後楽園ホール(2019年12月17日)
世界ジュニアヘビー級王座決定トーナメント1回戦 ○横須賀ススムvs丸山敦×

 ススムが丸山を破って世界ジュニア王座決定トーナメント1回戦を突破し、ベルト獲りへ始動。準決勝で岩本と対決することになった。

 ススムは10数年ぶりの全日マット参戦。当初はドラゲー&全日本のシングル2冠を見据えていたが、ドラゲー11・4大阪大会でオープン・ザ・ブレイブゲート王座を手放し、その夢はついえた。それでも世界ジュニアのベルトを手にするチャンスであることに変わりない。

 1回戦の相手は曲者・丸山。場外DDTを皮切りに首攻めで流れを作ったススムは、全日マットを意識してかジャイアントバックブリーカーまで繰り出したが、逆に丸山の右腕攻めに苦戦。バズソーキックのフェイントから右腕を蹴りつけられると、ショルダーアームブリーカーで痛めつけられてもん絶。バズソーキック、タイガーススープレックスホールドで追い込まれ、ジャンボの勝ち!を叩き込んでも2発目、3発目はいずれもハイキックで迎撃されて右腕のダメージを蓄積した。

 その後もミドルキックで右腕を狙い撃ちされたススムだったが、最後は意地。変則的なロープワークで翻ろうしてのジャンボの勝ち!を叩き込むと、横須賀カッターで一気に逆転を狙う。2カウントで返す丸山にこん身のジャンボの勝ち!固めを決めて3カウントを奪った。

 曲者・丸山に手を焼いたものの逆転勝利。ススムが1回戦を突破し、元王者でもある岩本が待つ1・2後楽園の準決勝にコマを進めた。「普段の丸山さんがどうかわからないですけど、たぶん今日に懸けてた部分があるんじゃないですかね。たぶんよりシビアに勝ちに来たんじゃないかなって」と苦戦の理由を分析したススムだが、早くも視線は準決勝へ。「今までコツコツ積み上げきた実績というのは僕のほうがあるのかもしれない。でも、彼が全日本に来て、積み上げてきたもの、岩本選手が積み上げてきたものは凄い高いと思うんで。お互いそのぶつかり合い」と岩本との総力戦を見据えながらも、「DRAGON GATEを代表してここに来た以上は、簡単に負けるわけにはいかない」と誓ったススムは、「彼は元々チャンピオンの経験もあるでしょうし、その選手とやって勝ってたら、この僕がトーナメントを制すことも現実味がグッと増すと思う」と岩本撃破で世界ジュニア獲りに王手をかける構えをみせていた。

【ススムの話】「とりあえず初戦突破ですね。まさか丸山選手が最初からああやって仕掛けてくると思わなかったんで、僕の中での作戦も変わったんですけど、まあまあ、何とか最後は振り切ることができて、良かったですけど。なんか普段の丸山さんがどうかわからないですけど、たぶん今日に懸けてた部分があるんじゃないですかね。たぶんよりシビアに勝ちに来たんじゃないかなって。こういう関節を躊躇なく蹴り上げてくるっていうのはなかなかできることじゃないんで、危なかったですけど。でも、何とか勝てたんで。次は1月2日、岩本戦ですか。まあ、彼は元々チャンピオンの経験もあるでしょうし、その選手とやって勝ってたら、この僕がトーナメントを制すことも現実味がグッと増すと思うんで。キャリアとかわからないですけど、自分で言うのも何ですけど、今までコツコツ積み上げきた実績というのは僕のほうがあるのかもしれない。でも、彼が全日本に来て、積み上げてきたもの、岩本選手が積み上げてきたものは凄い高いと思うんで。お互いそのぶつかり合いになると思います。でも、俺がDRAGON GATEを代表してここに来た以上は、簡単に負けるわけにはいかないんで。しっかり倒しにいきます」

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