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12/21【新日本】SANADA緊急欠場も…BUSHIに不覚でザック錯乱

『有馬記念 presents Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2019年12月21日)
○BUSHIvsザック・セイバーJr.×

 SANADAが顔面負傷のため緊急欠場となり、急きょ、BUSHIとの一騎打ちに臨んだザックだったが、ブシロールに丸め込まれてまさかの敗戦。錯乱したザックは佐藤レフェリーを暴行するなど暴れ回った。

 1・5東京ドームでのブリティッシュヘビー級王座戦に向けて、後楽園3連戦でしのぎを削ってきた王者・ザックと挑戦者・SANADA。しかし、3日目でSANADAに不測の事態が起きた。前夜の試合で顔面を負傷。緊急欠場となり、急きょ、ザックとBUSHIの一騎打ちに対戦カードが変更となった。

 SANADAのためにもと燃えるBUSHIは先手を取るが、トペを狙ったところで、ザックのセコンドに付いたタイチと体型が酷似したマスクマン・ブラックマスクドホースが介入。すると、ザックは即座に反撃に転じ、ラフファイトを絡めつつ、面白いように関節技に捕獲していく。

 反撃のチャンスをことごとく潰されたBUSHIだったが、ブラックマスクドホースをトペスイシーダで場外に足止めすると、エプロンでの急角度DDTでザックに大ダメージを与える。リングに戻ると、スリーパーに捕まってしまうが、ザックドライバー狙いを読んだBUSHIはブシロールでクルリ。これで大金星をものにした。

 まさかの結末に場内は騒然。大仕事をやってのけて、意気揚々とリングを去っていくBUSHIに対し、収まらないのがザックだ。佐藤レフェリーに猛抗議すると、受け入れられないとみるや、関節技に捕獲して暴行。それでもやり足りないのか、鉄柵に当たり散らし、セコンドや実況席にも怒号を浴びせていた。

 バックステージでも錯乱。「あいつは怪我なんかしてない。SANADAは昨日だってピンピンしてたじゃないか。あいつは俺と戦うのが怖いだけだ。負けるのが怖いんだろう。東京ドームでタップアウトさせてやるよ」と全てSANADAのせいにして、報復を誓った。

【BUSHIの話】「聞いたか、今の? 見たか? 勝った。勝ったぞ。ブリティッシュヘビー級チャンピオン、ザック・セイバーJr.。勝ったのは俺だぜ。エンセリオ、マジで!」

【試合後のザック】
▼ブラックマスクドホース「なんだよ? タイチが予想で忙しいって言うから、代わりに来てやったら、なんだよ、これ? SANADAが悪いんだよ。全部SANADAが悪いんだ」

▼ザック「クソ。こんなのやってられない! なんでBUSHIなんかに…。年内最後の試合でどうしてBUSHIなんかにやられなきゃいけないんだ?」

▼ブラックマスクドホース「全部SANADAが悪いんだ」

▼ザック「俺はBUSHIなんかと戦うことで時間を無駄にしている暇はないんだ。クリスマス前、最後の試合だっていうのに、なんてことだよ。イギリスの総選挙とBUSHIなんかを同じ月に対峙するほど、俺の心は強くない。俺は今、壊れ物なんだ。ところで、なんでBUSHIは新日本に雇われているんだ? わけがわからない」

▼ブラックマスクドホース「ははん、SANADAわかったぞ。お前、どこも痛くねえのに休みやがったな? そういうヤツか。それでザックの調子を狂わしてよ、わざと休む。そういう新しい作戦か? テメエ、昨日の試合でどこを負傷したんだよ? ピンピンしてるじゃねえか? 嘘つくんじゃねえよ。そういうヤツだ。あいつはこすいヤツだ。気にすることねえぞ、ザック」

▼ザック「あいつは怪我なんかしてない。SANADAは昨日だってピンピンしてたじゃないか。あいつは俺と戦うのが怖いだけだ。負けるのが怖いんだろう。東京ドームでタップアウトさせてやるよ。長丁場の試合になっても知らないからな。覚悟しとけよ」

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