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12/21【全日本】諏訪魔が岡田に猛ゲキの圧勝「もっと周りに認めさせろ」

『ファン感謝デー』東京・新木場1stRING(2019年12月21日)
○諏訪魔vs岡田佑介×

 諏訪魔が岡田とのEvolution対決に圧勝。「もっと周りを認めせろっつうんだよ。誰も認めてないぞ」と手厳しく猛ゲキを送った。

 Evolutionにとって青木篤志さんとの別れという大きな転機となった2019年。その年内最終戦で諏訪魔と岡田によるEvolution対決が組まれた。岡田は12・17後楽園大会の世界ジュニア王座決定トーナメント1回戦でKagetoraに敗れたばかり。尊敬する先輩・諏訪魔を相手に名誉挽回を図りたいところだった。

 決意を物語るように、岡田はショートタイツで出陣したが、厳しい現実が待ち受けていた。諏訪魔は得意のグラウンドで岡田を子ども扱いし、フロントネックロックで序盤からギブアップ寸前に追い込む。ショルダータックルを連発する岡田をエルボー一発でねじ伏せ、サッカーボールキック、ダブルチョップと鈍い音とともに容赦ない打撃の雨を降らせた。

 岡田もドロップキックを連射し、ミサイルキックを放って必死の反撃をみせるものの、諏訪魔は高速ブレーンバスターでぶん投げて返り討ち。ラリアット、抱え込み式バックドロップ、ストライクジャーマンの猛攻を浴びせる。2カウントで粘る岡田もエルボーを連発して食い下がったものの、諏訪魔はカウンターの左ラリアットで鎮圧。すかさずバックドロップで突き刺して3カウントを奪った。

 諏訪魔が岡田とのEvolution対決に圧勝。まるで突き離すような容赦なしの猛攻の連続だったが、そこには岡田の現状に対する諏訪魔の思いがあった。「あいつのちょっと伸びてる鼻をさ、へし折ってやったよ。それだけだな」と吐き捨てた諏訪魔は、「気持ち出してくるのはわかるよ。そんなの新人の域だからな。そこから何を出すのか、そこを俺は期待してるわけ」と物足りないと言わんばかり。だからこそ「今の現状だったら叩き潰すしかない」との構えで対応した。

 「もっと周りを認めせろっつうんだよ。誰も認めてないぞ」。そう諏訪魔から叱咤激励された岡田は、「何のために俺はEvolutionに入ったんや。2年間、何やったんや」と完全に自信喪失。それでも「やっぱりもっと強くなりたい」との思いを改めて強くし、「自信が砕かれても、こっから這い上がるのがプロレスラーでしょ。今日は今日。また明日から前に進んでいかないと」と前を向いていた。

【諏訪魔の話】「言うことないな。ちょっとよ、あいつのちょっと伸びてる鼻をさ、へし折ってやったよ。それだけだな。もっと周りを認めせろっつうんだよ。誰も認めてないぞ。バックステージであいつのこと誰も認めてないんだ。認めさせろ。俺らも周りも全部認めさせるぐらい考えろっつうんだよ。(岡田から伝わってきたものは?)全面的に気持ちしか。気持ち出してくるのはわかるよ。そんなの新人の域だからな。そこから何を出すのか、そこを俺は期待してるわけで。でも今の現状だったら叩き潰すしかないのかなと思うよね。なんも考えないんだったらやってやるぞって。意味ないよ」

【岡田の話】「負けて、言えること何もないけど、やっぱりもっと強くなりたい。何のために俺はEvolutionに入ったんや。2年間、何やったんや。でも自信が砕かれても、こっから這い上がるのがプロレスラーでしょ。今日は今日。また明日から前に進んでいかないと。でも今日だけはちょっとだけでも前に進むことが、自信が折れたことでできるんじゃないかなって。だから自信が折れたことをマイナスに捉え、プラスに変える」

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