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12/26【WRESTLE-1】立花が5ヵ月ぶり復帰戦でイケメン超え、渡米前最後の後楽園・イケメンは逆エール「次はお前の番」

『WRESTLE-1 TOUR 2019 SHINING WINTER』東京・後楽園ホール(2019年12月26日)
立花誠吾復帰戦 ○立花誠吾vs黒潮“イケメン"二郎×

 立花が5ヵ月ぶりの復帰戦でイケメン超え。これが渡米前最後の聖地・後楽園登場となったイケメンは「次はお前の番」と逆にエールを送った。

 首の負傷で欠場を続けていた立花がこの日5ヵ月ぶりに復帰。自ら指名したイケメンとの一騎打ちに臨んだ。二人は昨年5月にリザルト王座をかけて戦ったことがあり、その後、立花がEnfants Terriblesを追放されると、ベストフレンドとしてタッグを結成したこともある。2020年からアメリカに活動拠点を移すイケメンにとって、これが渡米前、最後の聖地・後楽園登場。「俺からしてやれる最後の授業」として立花復帰戦の相手を受けて立った。

 イケメンコールに応えてイケメンはコーナーでの倒立を披露。アニキコールが起きると、立花もイケメンの補助付きで倒立を決めたものの、バランスを崩して失敗に終わった。

 まずはイケメンがあいさつ代わりのジャケット張り手を打ち込む。ショルダータックルでなぎ倒すと、立花はすぐさま起き上がってヤンキーポーズ。「もっかい来てみろコノヤロー!」と迫ったものの、応じないイケメンはジャケット張り手をお見舞い。ならばと立花はアームホイップを連発し、エプロン上の攻防になってもフライングヘッドシザースを仕掛けたイケメンにツームストンを狙う。が、反転したイケメンがツームストンでエプロンに突き刺した。

 立花は場外カウント19で辛うじて生還したが、ここからイケメンペースに。容赦なくサッカーボールキックで蹴り飛ばし、ヘッドシザースで絞め上げて首攻めに出る。チョーク攻撃でもん絶させたが、立花もバックドロップで叩きつけて反撃を開始。アニキコールの中、ショルダースルーで投げ飛ばし、コーナー上でのパンチ連打を浴びせると、大外刈りで叩きつける。チキンウイングアームロックで絞め上げ、立ち上がったイケメンがデスバレーボムで突き刺して脱出しても、コーナー上での攻防を制した立花は雪崩式アームブリーカーを敢行。再びチキンウイングアームロックで捕らえた。

 イケメンが耐えても立花はアングルスラムで追い討ち。掟破りの逆イケメンドライバーを仕掛けたが、回転エビ固めで切り返したイケメンがゆりかもめで首を絞め上げる。ランニングニー、ツームストンパイルドライバー、ムーンサルトプレスの波状攻撃を浴びせると、立花は2カウントで返してアニキコールを起こす。イケメンドライバーが不発に終わっても、トラースキック、顔面蹴りを立て続けにぶち込んだ。が、トラースキックをかいくぐった立花はイケメン落としを爆発させて3カウントを奪った。

 ベストフレンド対決は立花が勝利。5ヵ月ぶりの復帰戦でイケメン超えを果たした。試合後、「イケメンさん、ありがとうございました」と感謝した立花は、「首いてぇって言ってたのに」とぼやきながらも、「戦っててよ、凄ぇ何つうんだろうな。うれしいとは違ぇけど、楽しいとも違ぇし、何ともいえないけど、あんたから何かを受け取ったよ」とイケメンへの思いを口にした。

 するとイケメンは「イケメン? イケメンさん? 違ぇだろ。師匠だ。師匠と呼べ! 師匠と呼ぶの! 弟子ほしいんだよ」と無理強い。立花は「お前、来年アメリカ行くのにいまさら弟子作ってどうする?」と疑問符をつけたうえで、「呼ぶわけねぇだろ。俺はおめぇとベストフレンドだからよ。お前のこと師匠じゃなくて、ちょっと年が離れた親友だと思って日本から応援してるからよ。アメリカ行っても頑張れよ」とエールを送った。

 だが、イケメンは「俺に対するエールみたいなの聞き飽きてんだ俺」とそっけない。それでも「一言だけ言うけど、次はお前の番だな。次はお前の番」と立花に逆エールを送る。「俺は去るから次はお前の番。俺の番、お前の番。そしてお前は俺の番。だから俺はお前に『お前の番』って言ってるから、お前は次は俺の番って思ってりゃいいんだよ。光は見えてくる。お前しかいないよ頑張ろう。今日はありがとう」と何ともややこしい言い回しでメッセージを送ると、二人は握手、抱擁を交わした。

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