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12/30【大日本】デスマッチの意地で第三世代ジュニアトリオを撃破 竹田&塚本&佐久田が準決勝進出

『BJW WORLD IS NOT ENOUGH〜6人タッグトーナメント2回戦』東京・後楽園ホール(2019年12月30日)
BJW WORLD IS NOT ENOUGH〜6人タッグトーナメント〜Bブロック2回戦 ○竹田誠志&塚本拓海&佐久田俊行vs金本浩二&大谷晋二郎&高岩竜一×

 90年代の新日ジュニアで活躍した第三世代の金本&大谷&高岩をデスマッチファイターの意地で撃破し、竹田&塚本&佐久田が6人タッグトーナメント準決勝進出を決めた。

 デスマッチ戦線でしのぎを削る竹田&塚本&佐久田が6人タッグトーナメントにエントリー。2回戦で90年代の新日本ジュニアで暴れ回り、その後もジュニア戦線をリードしてきた金本&大谷&高岩との異色対決が実現した。

 竹田組は得意の場外戦で乱戦に持ち込むと、クレイジーラヴァーズの竹田&塚本が大谷に集中砲火。ジャケットを着たままの大谷を2人がかりで攻め立て、サンドイッチランニングニーの構えに。しかし、大谷は同士討ちを誘うと、水面蹴りで2人を蹴り倒して逆転。あとを受けた金本は佐久田をローキックやソバットで蹴りまくり、ペースを握った。高岩もパワフルなボディスラムを連発すると、大谷はコーナーで逆さ吊りにして顔面に低空ドロップキックを突き刺し、佐久田を攻め立てる。

 金本のパイルドライバーを食らってしまい、目もうつろの佐久田だったが、大谷と金本を正面衝突させて抵抗。金本にはまさかのホチキス攻撃を敢行し、中指を突き立ててミサイルキックをぶち込み、窮地を脱した。

 ここで、1・2後楽園で小林の持つデスマッチ王座に挑戦する塚本が奮戦。金本に生月スプラッシュを浴びせると、鋭い蹴りでメッタ打ちにされても下がらず、フィッシャーマンバスターを繰り出す。さらに、MEGAハンマー投入は金本に阻止され、雪崩式ブレーンバスターをもらってしまうが、大谷には延髄斬りをお見舞いした。

 タッチをもらった竹田は飛びつき腕十字でテクニックを披露すると、一転してハサミを持ち込み、大谷に振り上げる。だが、金本が助けに入ると、大谷がハサミを奪い取って竹田の脳天に振り下ろした。金本&大谷が怒とうの連続顔面ウォッシュを決めてチャンスを掴む。

 いい場面でタッチをもらった高岩がラリアットを振り抜くと、それを合図に大谷の投げ捨てジャーマン、金本のファルコンアロー、高岩のダイビングエルボードロップが連続してさく裂。高岩はデスバレーボムで勝負に出る。だが、佐久田がカットに入り、ホチキス攻撃を狙うと、レフェリーの注意が逸れている間に、塚本がMEGAハンマーで高岩を一撃。すかさず竹田がリバースUクラッシュをお見舞いして、高岩を沈めた。

 強敵を打ち破って、デスマッチトリオが準決勝進出を決めた。「1発1発が重いし、痛いけど、それ以上に俺らは毎日毎日痛いことやってんだよ、コノヤロー。昼のOWEもそうだけどよ、デスマッチファイターを舐めんじゃねえって。それだけは言っておくよ」とデスマッチファイターとしてのプライドを強調した竹田は「とりあえずこのデスマッチトリオはばく進しますんで。次は準決勝、決勝、そして優勝」と優勝を予告。さらに、「デスマッチファイターの恐ろしさっていうのを年内で見せられたからよかったよかった。来年、デスマッチの逆襲が始まるぞ」と高らかに宣言した。

 一方、1・2後楽園でのデスマッチ王座戦に向けて、塚本は風邪のために12・29大阪を欠場した王者・小林に言及。「チャンピオンがコンディションを整えないで、どうするんだって話ですよ。うちの代表もそうだけど、どうなってるんですか? チャンピオンとして、プロとしてどうなのかなって。1月2日までに体調を治すと言っても、そんな万全な状態じゃないでしょう。そんなのに勝ってもしょうがないし、そんなのに負けたらもっと悔しい思いをするだけだから。もっとチャンピオンらしく、チャンピオンらしい行動を取ってほしいものです」と皮肉った。

【試合後の竹田&佐久田&塚本】
▼竹田「しんど…。重いね、1発1発が。1発1発が重いし、痛いけど、それ以上に俺らは毎日毎日痛いことやってんだよ、コノヤロー。昼のOWEもそうだけどよ、デスマッチファイターを舐めんじゃねえって。それだけは言っておくよ。なあ?」

▼佐久田「そうっすよ。俺たちがやってるのはプロレスじゃないっすよ。デスマッチ」

▼竹田「おお。いいこと言うな」

▼塚本「こちとら、1月2日にタイトルマッチ決まってんだよ。なんで30日にデスマッチじゃねえんだよ? なんで小林と当てねえんだよ? 大日本舐めてんのか?」

▼竹田「こっちのフラストレーションも溜まっちまうからよ。通常ルールでもドンドン仕掛けていくぞ、こっからよ。ストロングBJのヤツら、油断すんじゃねえぞ。お前らデスマッチをやんねえからって油断してんじゃねえ。ここは大日本プロレス。デスマッチ団体だ、コノヤロー。忘れるんじゃねえぞ」

▼佐久田「覚悟しとけ」

▼塚本「向こうはトンガリコーンズですか。俺たちはなにコーンズですか? ブラッドカラーコーンズですか?」

▼佐久田「次は誰でもいいっすね」

▼竹田「とりあえずこのデスマッチトリオはばく進しますんで。次は準決勝、決勝、そして優勝。デスマッチファイターの恐ろしさっていうのを年内で見せられたからよかったよかった。来年、デスマッチの逆襲が始まるぞ」

※竹田と佐久田が先に去っていくと

▼塚本「そういうことだ。1月2日のコメントも何も求められないしよ、どうなってんだ、この団体は。アブドーラ・小林は風邪を引くし、どうなってんだ?」

――その時点で許せないと?

▼塚本「許せないでしょ。チャンピオンがコンディションを整えないで、どうするんだって話ですよ。うちの代表もそうだけど、どうなってるんですか? チャンピオンとして、プロとしてどうなのかなって。1月2日までに体調を治すと言っても、そんな万全な状態じゃないでしょう。そんなのに勝ってもしょうがないし、そんなのに負けたらもっと悔しい思いをするだけだから。もっとチャンピオンらしく、チャンピオンらしい行動を取ってほしいものです。それだけです」

【試合後の金本&大谷&高岩】
▼大谷「初めて見た! なんだ、ハンマーみたいなヤツは!? 何がメガだ、コノヤロー! あんなハンマーにどう対処しろって言うんだ。あのハンマーも、デカいハサミも」

▼高岩「ホチキスやられたんですよね?」

▼金本「ああ」

▼大谷「でもまあ、あれが彼らのプロレスなんだろ? もしまた機会があったら、しっかり俺もそれを頭に入れてやってやろうじゃないか」

▼金本「デスマッチか?」

▼大谷「通常ルールでありながら、ああいうものを使うんであれば、奪い取ってやってやりましょうよ。今日俺は1回やってやったけど」

▼金本「俺はイヤです」

▼大谷「いや、金本さんを引っ張ってでも連れていく」

▼金本「俺はイヤです」

▼大谷「トンガリコーンズはやられっぱなしじゃ終わらないからな。彼ら3人衆と今一度当たる機会を与えてほしいと思います」

▼金本「えらい興奮してるな?」

▼大谷「いやいやいや。でも、あんただって悔しいでしょ、金本さん?」

▼金本「いや、悔しいけどよ。所詮、あいつらはあれじゃないと勝てないと思うからよ。通常でやったら、負けるわけないやろ? あれだけだから」

▼大谷「彼らの舞台でも勝ってやりましょうよ! 金本さん、今度は」

▼金本「イヤです」

▼大谷「いや、金本さんを説得します」

▼金本「イヤです」

▼高岩「受けなきゃいいんだから。こっちがやるだけで」

▼金本「受けません」

▼大谷「やりましょう」

▼高岩「返り討ちだ、返り討ち」

▼金本「そう言ったけど、俺はやりません」

▼高岩「よし、やりましょう!」

▼金本「イヤです!」

▼大谷「3人で頑張りたいと思います」

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