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12/31【RIZIN】ムサエフが歓喜のライト級GP制覇 母国・アゼルバイジャンに勝利捧ぐ

『RIZIN.20』さいたまスーパーアリーナ(2019年12月31日)
▼RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント決勝戦 RIZIN MMAトーナメントルール(71.0kg) ○トフィック・ムサエフvsパトリッキー・“ピットブル"・フレイレ×

 フレイレとの激闘を制し、ムサエフがライト級GPを制覇。母国・アゼルバイジャンとその国民に勝利を捧げた。

 ライト級GP決勝はアゼルバイジャン出身のムサエフとBELLATORで活躍するブラジル人ファイターのフレイレによって争われた。ここまでトーナメントは1回戦から全試合KO、TKO決着。ムサエフもフレイレも1回戦、準決勝を1Rで制し、どちらもダメージがほとんどない状態でこの日2試合目となる戦いに臨んだ。

 試合は優勝決定戦に相応しい激闘となった。リング中央に構えるフレイレの周りをムサエフが回る展開に。フレイレは左のジャブから伸びのある右ストレートに繋げてプレッシャーをかけ、ムサエフが踏み込むのを許さない。それでも、母国で生中継されているだけに引き下がらないムサエフは、あえて打ち合いに持ち込んで果敢にテイクダウンを狙い、接戦が続いた。

 2Rに入ると、ムサエフは蹴り足を何度も掴んでグラウンドに引きずり込もうと試みる。フレイレは手押し車のように腕力を使って逃げ回り、そのまま場外に転落。タイムストップとなった。試合再開となってもムサエフの積極性が目立ち、何度もフレイレにスタンドに戻され、強打に被弾しながらも、バックに回り込んでパウンドを発射。3Rもムサエフの圧力が目立ち、スタンドでの打ち合いも前に出ていく。最後まで激しい打撃戦が続いたが、どちらも倒れず、ライト級GP初の判定決着に。的確にダメージを重ねたムサエフが3-0で勝利し、初代ライト級GP覇者に輝いた。

 「今日は特別な日。アゼルバイジャンの大統領の誕生日でもあります。今日の勝利をアゼルバイジャンの国とその国民に捧げたいと思います」と母国にメッセージを贈ったムサエフは「それと同時に、RIZINの関係者の皆さん、ファンの皆さんにも心から感謝します。そして、日本の皆さん、アゼルバイジャンの皆さんを心から愛しています。日本のファンの皆さん本当にありがとうございました。応援とサポートに心から感謝しています」と喜びを爆発させた。

プロ格 情報局